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【角形フィルターレビュー】KANIフィルターチャレンジセット

KANIフィルターチャレンジセット
tomoki
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

どうも、tomoki(tomoki_biei)です。

北海道美瑛富良野で風景撮影をしています^^

そして角形フィルターのヘビーユーザーであり、KANIH&Y二刀流です。

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KANI
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そんな僕が初めて購入したのがKANIフィルターチャレンジセット

今も頻繁に使っています。

この記事では、二刀流だからこそわかる「チャレンジセットのメリットやデメリット」などを赤裸々に解説しています。

そんなわけで、さっそくレビュー記事がはじまるよ!

この記事を書いた人

tomoki

tomoki

【北海道美瑛町のフォトグラファー】

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地元LOVEのフォトグラファー。北海道美瑛富良野をメインフィールドに、毎日のように自然風景を撮影する美瑛町民です。写真を通じて、この地域の持つ魅力を発信し続けています。地元をこよなく愛する丘のまちびえいファンガイド。

  • Kindle写真集「美瑛富良野ひととせ記」シリーズ出版中(全12冊の予定)。おかげさまで複数の写真集がAmazon新着ランキング1位獲得^^
  • 2021年KANIフィルターフォトコンテスト入賞
  • インスタグラムフォロワー5000人
  • 丘のまちびえいファンガイド

インスタグラムはこちら→tomoki_biei
ツイッターはこちら→@tomoki_biei

KANIフィルターチャレンジセットの外観・付属品

KANI チャレンジセット

セット内容(最新モデル)
角形フィルター Premium Soft GND 0.9 100x150mm
ホルダー HT3 100mm Filter holder*
CPL Premium CPL filter 100-82 for filter holder*
ステップアップリング 67mm→82mm、72mm→82mm、77mm→82mm

KANIフィルターチャレンジセットは、「まずはKANIの角形フィルターシステムをためしてみたい」という風景撮影向けに販売する、最低限の内容で価格を抑えたセットです。

tomoki
tomoki
とりあえずこのセットがあれば、すぐにハーフNDフィルターデビューができるという内容ですね。

※僕が持っているホルダーとCPLフィルターは1つ前のモデルです(HT2 100mmホルダー+CPL)。

これから購入する方にわかりやすいように、本記事ではすべて最新モデルの型番(HT3 100mmホルダー+CPL)を記載していますので、ご了承ください。

関連 【保存版】風景撮影におおすすめのKANIフィルターセット7選

 

角形フィルター:Premium Soft GND 0.9 100x150mm

KANI Premium Soft GND 0.9 100x150mm「Premium Soft GND 0.9」は、ハーフNDフィルターのソフトグラデーションです。

ソフトで0.9(ND8)のハーフNDですので、最も汎用性が高く扱いやすいと言えます。最初の一枚に向いているフィルターですね。

ハーフNDフィルター注意点は、ガラス製であること。つまり割れる可能性があるので扱いは少しデリケートです。

tomoki
tomoki
高価ですが反射や色被りが少なく、高性能なフィルターです。

 

ホルダー:HT3 100mm Filter holder

※動画は1つ前のモデルです(HT2 100mmホルダー)。

ホルダーの溝にフィルターを入れて使用します。

HT2 100mmホルダーこのホルダーはとても脱着がしやすく、扱いやすくてGOODです。

tomoki
tomoki
KANIの角形システムで一番気に入ってるポイントです。のちほど詳しく解説します。

 

CPLフィルター:Premium CPL filter 100-82 for filter holder

KANIフィルターチャレンジセット CPLフィルターCPLがセットになっているのも重要な点です。ハーフNDで輝度差を抑えながら、反射を切ったり、色を鮮やかに出してくれます。

水辺や青空の撮影に効果を発揮してくれるので、CPLがあるとなしでは表現の幅が変わりますね。

https://youtu.be/p10-NhnTN40

ハーフNDの内側にセットして、ホルダーのギアを回して調節します。使いやすいです。

tomoki
tomoki
これまでH&Yやkenkoやmarumiなど、いろんなCPLを使ってきましたが、このCPLは色被りが少ないのもお気に入りポイントです。

 

ステップアップリング:67mm→82mm、72mm→82mm、77mm→82mm

KANIフィルターチャレンジセット ステップアップリング67mm、72mm、77mm、82mmのレンズ口径で使用可能です。

例)82mmのアダプターリングに、67mmのステップアップリングを装着。これで67mmのレンズで使用可能です。

 

セットするまでの流れ

KANIフィルターチャレンジセットセット内容をそれぞれ見てきましたが、全体の流れを見て見ましょう。

これがチャレンジセットの概要です。

tomoki
tomoki
まずはこれでハーフNDデビューを飾り、必要に応じて他のフィルターを買い足していけば良いと思います。僕はそうでした。

 

KANIフィルターチャレンジセットと他社フィルターの比較レビュー

角形フィルター比較← 表はスクロールできます →

製品名

KANI
100mm幅
チャレンジ
セット

KANI チャレンジセット

H&Y
K-series
Basic Set

H&Y K-Series Basic Set

Cokin
NXランド
スケープ
キット

Cokin NXランドスケープキット

K&F
ソフト
GND8
セット

K&F ソフトGND8フィルターセット

LEE
ランド
スケープ
キット

LEE ランドスケープキット

価格 38,300円 44,536円 52,800円 13,990円 28,552円
メーカー KANI H&Y Cokin K&F LEE
セット内容 ・ソフトGND8
・ホルダー
・CPL
・アダプター
リング
・ソフトGND8
・ホルダー
・CPL
・アダプター
リング
・ソフトGND8
・ホルダー
・CPL
・アダプター
リング
・アダプターリ
ングキャップ
・クロス
・ソフトGND8
・ホルダー
・アダプター
リング
・ハーフND
0.6ミディアム

・ホルダー
対応口径 67,72,77,
82mm
67,72,77,
82mm
72,77,82mm 49,52,58,62,
67,72,77,82
×
アダプター
リング別売

← 表はスクロールできます →

各社の角形フィルター初心者向けセットをピックアップしてみました。

結論からお伝えすると、KANIかH&Yがおすすめで、K&Fもありかなと。

tomoki
tomoki
僕の見解をお伝えしていきます。

他のKANIフィルターセットとの比較はこちら↓

KANIフィルターセット7選
【保存版】風景撮影におすすめのKANIフィルターセット7選おすすめのKANI角形フィルターセット(100mm幅)をご紹介する記事です。特に風景撮影に適したセットを厳選して解説していますので、自分にぴったりのKANIフィルターセットが見つかります。フィルター選びで悩んでいる方は必見の内容です。...

 

初心者におすすめしないセット

初心者におすすめしないフィルターセットCokinとLEEは初心者にはおすすめしません。

Cokinはキャップやクロスなど、「最低限必要なもの以外」も入っていて価格が高く、アダプターリングも一つ少ない点で割引きです。予算がある方はいいですけどね。

LEEは、アダプターリングが別売りなのが大きなマイナス。CPLもなく、ハーフNDも0.6と濃度が薄く、あらゆる点で使い勝手が悪いです。

tomoki
tomoki
あえてこのセットをチョイスする必要はないですね。

 

K&F ソフトGND8セット

CPLがセットに入っていないものの、アダプターリングが8枚もあるのでAPS-Cでも使えますね。

そしてなんと言ってもダントツの低価格。「ハーフNDってどんなもんなのか、とりあえず使ってみたいな」という方は全然ありだと思います。

tomoki
tomoki
僕もそのうち興味本位で買ってみようかな〜なんて密かに思っています。

 

H&Y K-series Basic Set かKANI チャレンジセットがおすすめ

H&Y K-Series Basic Set

K-series Basic SetKANIチャレンジセットは内容は同じです。

セット内容はほぼ同じで、価格はKANIの方が安いです。KANIの方がコストパフォーマンスには優れますが、両者は明確な違いがあるので、自分に合っている方を選択すると良いです。

H&YとKANIのホルダー大きな違いとして、

  • H&Yはホルダーを取り付けたあとが楽
  • KANIはホルダー取り付けまでが楽

ということが挙げられます。

ホルダーの構造が大きく違います。

つまり、

  • ホルダーの付け替えが少ない方はH&Y
  • 付け替えが多い方はKANI

をおすすめします。両方使ってみてそう思います。

脱着の様子も見てみましょう。

比較すると、脱着のスピードが全然違うのがわかると思います。

僕は付け替えが多いタイプなので、KANIの方が断然楽なんです。

付け替えが少ないタイプの方は、パチパチと簡単に運用できるマグネットフィルターは楽なんですけどね。予算がある方はホルダーをもう1個買うという奥の手もあります。

こんな感じで、脱着が多い方がH&Yを使うと、ストレスが大きいと思います。

 

H&YとKANI

そしてそして、両者はホルダー以外にも特徴の違いがあるので挙げておきます。

  • H&Y:マグネットシステム
  • H&Y:ゴリラガラス
  • KANI:ラインナップが豊富
  • KANI:商品リリースが多い

KANIのホルダーは本当に素晴らしいのですが、H&Yのゴリラガラスも初心者には魅力的です。

H&Yはマグネットシステムが注目されますが、僕は「マグネットもいいけど、ゴリラガラスが快適でいいわ〜」と感じました。

ガラスは割れるリスクがあるので取り扱いに気を遣いますが、ゴリラガラスはあまり気にせずわりと雑に扱えるのがとても楽でした。初心者は扱いやすいと思います。

  • KANIはデリケート。
  • H&Yは雑にいける。
tomoki
tomoki
マグネットシステムとゴリラガラスのおかげで、ホルダー取り付け後は、H&Yは超快適です。

姉妹サイトに「H&Y K-Series Basic Set」の詳細記事があります。興味がある方はご覧ください。

 

 

 

KANI チャレンジセットH&Yの素晴らしい点をお話をしましたが、このメリットを裏返せば「KANIのデメリット」が見えてきます。

ということで、KANIの「ラインナップ」と「改善力」が素晴らしいという話の前に、KANIのデメリットをお伝えしておきます。

KANIチャレンジセットのデメリット

  1. ホルダー装着後の操作がH&Yに劣る
  2. フィルターの扱いに気を遣う

①ホルダー装着後の操作がH&Yに劣る

KANIホルダーパチパチと付けたり外したり、フィルターの操作はH&Yが早いです。

KANIはホルダーの溝にフィルターを差し込みますが、溝が3つあり、違う溝に入ってしまったり、フィルターの調整に少し強めの力がいるのでスピード感はやや劣ります。

tomoki
tomoki
とはいえ、「遅すぎてシャッターチャンス逃しまくるわ!」というレベル感ではないです。僕はそこまで気にならないのでさほどストレスにはなりません。

 

②フィルターの扱いに気を遣う

KANI Premium Soft GND 0.9 100x150mmH&Yより割れるリスクがあるということです。

角形フィルターを使ってみるとわかりますが、ちょいちょい他の機材などにぶつけたりすることがあって、その度にヒヤリとします。

H&Yは頑丈なゴリラガラスである上に、フレームが付いていて保護されています。KANIはガラスがむき出しなのでやはりH&Yよりは気を遣いますね。

あと、ガラスを直接触るのでH&Yよりは指紋がついたり汚れやすいです。でも、コーティングがしっかりされているので、そもそも指紋や汚れがつきにくい製品ではあります。

tomoki
tomoki
最初は気を遣いますが、角形フィルターの扱いに慣れてくると、徐々に気にならなくなってきます。

以上がデメリットです。

 

KANIチャレンジセットのメリットそしてKANIの素晴らしい点(メリット)です。

  1. ラインナップが豊富
  2. 商品リリーズが多い

チャレンジセット自体のメリットとしては、すでに「フィルターの脱着が早い」とお話ししました。

KANIフィルターの豊富なラインナップさらなる特徴としては、「ラインナップがとても豊富」。僕がKANIフィルターを購入したあと、どれだけの新製品が出たか数え切れません。

奇抜でマニアックな商品も多いので、見ていて面白いですね。

 

KANI Dual Purpose GND 0.9

以前に購入して重宝しているデュアルパーパスフィルターも良い商品

続いて「新商品リリースが多い」という点もあげました。僕はインスタグラムをフォローしているので、「新製品が出ました」というアナウンスをよく目にします。

tomoki
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「また新商品出たの?はやっ。」とよく驚かされます。

新商品だけでなく、改善もよく見られます。ご紹介したチャレンジセットのCPLとホルダーもユーザーの意見を取り入れて新しいモデルになりました。

HT3 100mm Filter holder

ニューモデル「HT3 100mm Filter holder」

しかも僕が不便だなと感じていた部分をしっかり改善してきたのです。素晴らしいです。

CPLが不要なときも当然あるのですが、旧モデルだとCPLを外すのが超手間でした。

CPLありと無しのKANIアダプターリングそれを改善し、

  • CPLが付いているアダプターリング
  • 付いていないアダプターリング

と、2つ用意して、なんとお値段据え置きというサプライズ。

tomoki
tomoki
僕は旧モデルなので、現行モデルがうらやましいです。笑

この動画で詳しく解説されていますので、興味がある方はどうぞ。

とまあ、こんな感じで日々改善を繰り返す企業姿勢が特徴的です。

 

長々とレビューしてきましたが、

  • ホルダーの脱着が多い方はKANI
  • 少ない方はH&Y
  • 価格重視ならK&F

という結論に至っています。

tomoki
tomoki
もちろん脱着が少ない人でもKANIを選ぶのは全然OKだと思います!
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KANI
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関連 【保存版】風景撮影におおすすめのKANIフィルターセット7選

 

KANIフィルターチャレンジセットでの作例

KANIハーフNDフィルター作例

日の出前の朝焼けと霧の風景  Premium Soft GND 0.9

まだ薄暗い時間帯なので、ハーフNDを使わなければ手前がすべて黒つぶれしてしまいます。

早朝の撮影では必ずと言っていいほど使用します。

 

KANIハーフNDフィルター作例

日の出前の朝霧  Premium Soft GND 0.9

ハーフNDはこういう撮影が大得意です。

 

KANIハーフNDフィルター作例

日の出直後  Premium Soft GND 0.9 + Dual Purpose GND 0.75

太陽を入れるような撮影は、0.9のソフトフィルター1枚では減光しきれないことが多々あります。

最初はSoft GND 0.9だけで頑張っていましたが、あとからDual Purpose GND 0.75買い足して撮影した写真です。

 

KANIハーフNDフィルター作例

日の出と麦稈ロール  Premium Soft GND 0.9 + Dual Purpose GND 0.75

まずはPremium Soft GND 0.9で撮影してみて、必要なフィルターを買い足すのが良いかなと思います。

 

KANIハーフNDフィルター作例

朝日が差す丘陵の畑 Premium Soft GND 0.9

これも手前が潰れるか、空が白飛びします。

初心者時代はハーフNDの存在を知らず、豪快に白飛びさせていましたね(^^;)

 

KANIハーフNDフィルター作例

黄金色に輝く小麦畑 Premium Soft GND 0.9

ハーフND最高です。

 

tomokiの体験談

tomokiここまで、KANIとH&Yの二刀流で角形システムを運用してきた僕の経験を交え、レビューをしてきました。

「あれ?フィルターの性能の話がないじゃん。」と思った方もいると思います。

その理由は、ほとんど差がないから。

実際、H&Yさんに聞いた話ですが、高級フィルター同士の比較はほとんど差が出ないそうです。

僕のこれまでの運用経験からもそう思いますし、どちらのフィルターも性能には満足しています。

ですから、性能面はさほど気にせずに選択して良い。というのが僕の意見です。

初めてハーフNDフィルターというものを知ったとき、KANIチャレンジセットを見つけて「めちゃくちゃ高い!」と単純に思いました。

でも、こうして他社のフィルターの特徴や価格の相場なども一通り把握してみると、KANIは性能よくコストパフォーマスにも優れていると思います。

僕はKANIを買ってしばらくしてからH&Yを購入しました。評判通りH&Yは優れたフィルターシステムでしたが、だからと言って、「最初からH&Yにしとけばよかった」なんて思いは1ミリもありません。

どちらも高性能で素晴らしいです。ぶっちゃけ、「二刀流を推奨したい」というのが正直なところです。笑

それは多くの人に現実的ではないのでさておき、おそらくKANIを買って後悔することはないと思いますので、ぜひ検討してみると良いです。

ハーフNDを使うと写真が劇的に変化します。多くの人にその感動体験を味わってほしいですね。

あ、あとKANIフィルターを買った人は、KANIフィルターのフォトコンテストに参加してみるといいですよ。

個人的にとてもおすすめです^^

KANIフィルターのフォトコンテストが楽しいのでおすすめな話
KANIフィルターのフォトコンテストが楽しいのでおすすめな話KANIフィルターのフォトコンテストがおすすめな話を読み物風に書いています。YouTubeやSNSなどを使った一連のマーケティングの素晴らしさも独自の視点で解説。KANIフィルター購入を検討中の方、フォトコンを検討の方におすすめです。...

 

KANIフィルターチャレンジセットレビューまとめ

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KANI
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  • ホルダーが最高
  • 他社製品と比較して優れたセット内容
  • 扱いにはそこそこ気を遣う
  • 実はコスパよし
  • 商品ラインナップと改善力が隠れポイント

高性能で意外とコスパも良いKANIチャレンジセットでした。

個人的にはホルダーの快適さが抜群な上、フィルター性能も文句なしですので、良い買い物になると思います。

どうも、tomoki(tomoki_biei)でした。

 

KANIフィルターセット7選
【保存版】風景撮影におすすめのKANIフィルターセット7選おすすめのKANI角形フィルターセット(100mm幅)をご紹介する記事です。特に風景撮影に適したセットを厳選して解説していますので、自分にぴったりのKANIフィルターセットが見つかります。フィルター選びで悩んでいる方は必見の内容です。...
プロフィール
tomoki
tomoki
フォトグラファー/ブロガー
北海道美瑛町在住。毎日のように美瑛富良野エリアで風景写真を撮影しています。自分の視点で世界を見つめ、探求する日々が続く。
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