【カメラ初心者向け】レンズの種類と揃え方、使い分けをわかりやすく解説
そんな初心者向けに、「レンズの基礎知識や揃え方、選び方」について書いてみました!
基礎を押さえることで、今後のレンズ運用がずいぶんと楽になりますよ。
- カメラ歴4年
- 北海道美瑛町在住。ほぼ毎日撮影してます。
- 拙著「写真上達マインド」がAmazonランキング1位獲得。Kindle写真集は2位。
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【カメラ初心者向け】レンズの種類と揃え方、使い分けをわかりやすく解説
過去の僕のように、レンズの知識がまったくない方にこの記事はおすすめです。
レンズは大きく分けると「ズームレンズ」と「単焦点レンズ」がある
レンズは大きく分けて2種類あり、用途によって使い分けます。
ズームレンズの特徴
ズームレンズは、写る範囲を変えられるレンズのことです。
拡大や縮小でさまざまな状況に柔軟に対応することができます。
拡大や縮小ができる範囲は、レンズによって異なります。
ズームレンズはこんな撮影におすすめ
写せる範囲が広いので、いろんな被写体を撮りたい人はズームレンズがおすすめです。
写せる範囲がレンズによって違う
画像のレンズボディーには、24-70mmと表記があります。これは、24mmから70mmの範囲で写せますよという意味です。
レンズにはこんな記載がされており、それぞれこういった意味があります。今すぐ覚えなくて大丈夫です。
ちなみに人間の肉眼は、カメラの焦点距離でいうと、50mmだと言われます。
実際にはもっと広く見えています。人の目は中心部に集中するため、それ以外はぼんやり見えることから、50mmと言われます。
レンズの話になると、「35ミリ換算」という言葉を聞くことがあるかと思います。
詳しく知りたい方はこちらをご覧ください↓
単焦点レンズの特徴
単焦点レンズは、ズームすることができないレンズです。
「写ルンです」や一昔前の「チェキ」のようなカメラです。(最近のチェキはズームができるらしいですね。)
ズームができないので、前に出たり下がったり、自分が動いて画角(※写真に収まる範囲の広さ)を作ります。
- ズームレンズより背景がボケる。
- 明るい
これが大きな特徴です。
単焦点レンズはこんな撮影におすすめ
- お散歩中の一コマを写真にしたい人
- 近めの撮影距離で撮りたい人
- 背景ボケを撮りたい人
などにおすすめです。
マウントによって使えるレンズが違う
カメラは、ボディーとレンズに分かれます。
この2つの接続部分のことをマウントといいます。
ボディーとレンズのマウントが一致していないと接続することができません。
同じメーカーのカメラでもマウントが異なるものがあるので、注意が必要です。
少しややこしいのですが、できるだけ簡単に説明します。
同じメーカーであってもマウントが違う
使用できるマウントの名称(Canonの場合)をわかりやすく表にしました。
一眼レフ(フルサイズ) | 一眼レフ(APS-C) | ミラーレス(フルサイズ) | ミラーレス(APS-C) | |
Canon | EF | EF EF-S |
RF | EF-M |
4種類のマウントが存在します。すでにこの時点でややこしいですね^^;
さらに、互換性があるものとないものがあります。
一眼レフ(フルサイズ) | 一眼レフ(APS-C) | ミラーレス(フルサイズ) | ミラーレス(APS-C) | |
EF | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
EF-S | × | ◎ | ○ | ○ |
RF | × | × | ◎ | × |
EF-M | × | × | × | ◎ |
◎は使える
○はマウントアダプター接続すれば使える
×は使えない
実際に初心者がどういった点に気をつければいいのかを、例を出して解説します。
初心者のおすすめレンズ運用
- まずは入門機、APS-C機のEOS Kiss M2を買うとします。
- 上達してくるともっといいカメラが欲しくなる
- 半年後、ミラーレスフルサイズ機EOS Rに買い換え
- すると、EOS Kiss M2のレンズは使えなくなるのでRFレンズもしくはEFレンズをマウントアダプターで使うことになります。
④は、実際はEF-Sレンズも使えますが、
性能の面から考えてあえて買うことはないと思います。
初心者は何を撮りたいのかが定まっていないことが多いため、まずは低価格の入門機を買い、その後ステップアップして高性能の機種に買い換えていくパターンが多いです。僕もそうでした。
この例の場合は、RFレンズを買えばマウントアダプターが必要ないので単純にそうすればいいのですが、まだまだRFレンズは価格が高く種類も少ないです。
そのため、マウントアダプターを購入して、低価格で品揃え豊富なEFレンズを新品や中古で買うのも全然ありですね^^
低価格を優先した入門機EOS Kiss M2はあくまでステップアップのためと割り切る考え方が大事です。
2台目を買った後はサブカメラとして使うか、売ることもできます(カメラは売るときの価格がある程度高めです)。
- 一眼レフのフルサイズを中古で買う
- 画質も性能も良いためしばらく使える
- 一年後、フルサイズミラーレスに乗り換え
- マウントアダプターも購入すれば、一眼レフで使っていたレンズがそのまま使える
ミラーレスにこだわりがなければこの運用もとてもおすすめです。EFレンズがそのまま使えるので非常に効率よく運用できます。
比較的コスパよくレンズを買い揃え、ミラーレスにもスムーズに移行できます。
ですので、レンズの運用を見据えた上でカメラを購入するのが、費用を抑えながら上達していくコツになると思います。
初めてカメラを購入する方へのおすすめや、購入の考え方も記事にしていますので、詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
https://tomoki-photography.com/camera/
レンズの揃え方、揃える順番
レンズを買う順番
- 標準ズームレンズ
- 広角ズームレンズ
- 望遠ズームレンズ
- 単焦点レンズ
- マクロレンズ
- 魚眼レンズ
レンズの種類はたくさんありますが、標準レンズを一番先に買いましょう。
風景でも食べ物でも人物でも、幅広い被写体を撮影できる必須レンズです。
僕は初めてフルサイズ一眼レフを購入したとき、広角レンズを最初に買って失敗した経験があります。写せる被写体が極端に限られるのです。
標準レンズを買ったあとは、撮りたいものによって選択が変わります。
人物を撮りたければ単焦点、動物や風景なら望遠や広角などになります。
tomokiの体験談
初めてカメラを購入する場合は、できるだけ写せる範囲が広いほうがいいと思います。
僕は最初、入門機のダブルズームキットを購入しましたがこれが正解でした。
とにかく興味の向くままにいろんな写真を撮影できたからです。
- 風景
- 食べ物
- スナップ
- 乗り物
- 動物
- 花
これらを撮影できたのは、18-55mm、55-250mmのレンズを持っていたからに他なりません。
18mm〜250mmの範囲だと、相当写せる被写体が多いです。
もし50mmの単焦点レンズ一本だったら、乗り物も風景も動物も、その魅力に気付くことができなかったと思います。
写真をここまで続けていなかったかもしれないとすら思いますね。
まとめ
- レンズの種類や特徴を理解する
- マウントを理解した上でレンズの運用をする
- 自分にはどんなカメラやレンズが必要かを考える
- 最初はダブルズームキットがおすすめ
僕の経験を踏まえた上で、書かせていただきました。
参考になれば嬉しいです。
では、また(´∀`)ノ
『写真を通して、人生に感動を。』
風景撮影におすすめのCanonレンズ3種(標準・望遠・広角)紹介
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