【超初心者向け解説】ノイズとは何か?ノイズが出ない写真の撮り方、除去方法なども一から説明
この記事を読むと、あなたはこうなります。
- 「ノイズ」とは何か?がわかりやすく理解できる。
- ノイズが出ない撮り方がわかる。
- ノイズが出た場合の対処方法がわかる。
- ノイズのことを知らないという不安が解消される。
ノイズをまだよく理解していないカメラ初心者の方は必見です。
【超初心者向け解説】ノイズとは何か?ノイズが出ない撮り方、除去方法なども一から説明
ノイズとは、写真に出る「ざらつき」のことです。
ざっくりと大きく分けて2種類のノイズがあります。
- 高感度ノイズ ISO感度を上げたときに発生するノイズ
- 長秒時ノイズ 星の撮影など、長時間シャッターを開けていると発生するノイズ
大半のノイズは、「高感度ノイズ」です。ここでは、初心者向けに高感度ノイズについて、わかりやすく解説していきます。
ノイズは発生する原因は?
多くの場合は、光が少なく薄暗い朝夕や室内の撮影時に発生します。
暗い場合は、シャッタースピードをブレない程度まで落とした上で、ISO感度を上げますよね。
このときにISO感度を上げすぎると、ノイズが発生してしまいます。どこまで上げるとノイズが発生するかは、カメラによって違うのが厄介なところです^^;
ISO感度のことがよくわからないという方は、この記事でわかりやすく説明しているので、あわせてご覧ください。
できるだけノイズが出ないように、日々、カメラマンはノイズと戦っています。
ノイズへの対処方法
ノイズへの対処法はいろいろあります。
- 三脚を使う
- 高感度撮影時のノイズ低減機能を使う
- 高感度に強いカメラを使う
- 編集ソフトやアプリで補正
ひとつずつ、解説していきます。
三脚を使う
風景撮影の場合は、これでほぼ解決します。特に朝夕の時間帯は、積極的に三脚を使いましょう。
手持ち撮影の場合は、かなり頑張っても、シャッタースピード1/60秒ぐらいが限界です。
僕は手持ちでは、せいぜい1/160ぐらいまでしか撮影しないようにしています。
三脚を使うことで、1/10秒や、数秒のシャッタースピードでもブレずに撮影することができます。
シャッタースピードを落とすことで写真を明るくすれば、ISO感を上げなくても良いということです。風景撮影ならこれでOKです。
三脚の基本的な使い方はこちらの記事で解説していますので、ご参考まで。
高感度撮影時のノイズ低減機能を使う
これはカメラ側の設定です。この設定をすることにより、ISO感度を上げたときに、できるだけノイズが出ないようにカメラが調整してくれます。
便利な機能がついてるので、試してみてください。
ただ、あまり強く効かせすぎると、ディテールが失われてつるんとした質感になる可能性がありますので、実際に撮ってみて効果を確認しましょう。
高感度に強いカメラを買う
ISO感度を上げてもノイズが出にくいカメラを、高感度カメラと呼びます。
高感度カメラには高性能のセンサーが搭載されており、このセンサーが、少ない光を増幅させて写真を明るくしてくれます。
APS-C機よりもフルサイズ機の方が高感度撮影には強いです。
特に動物撮影をする方はシャッタースピードをあまり落とせないので、自分の撮影スタイルにカメラが合っているのか?を考えた上で、フルサイズへの買い替えも検討が必要かもしれません。
編集ソフトやアプリで補正
すでにノイズが出てしまった場合の対処法としては、「Lightroom」などの編集ソフトや、スマホのアプリで、ノイズを補正することができます。
これはわかりやすくするために極端に補正しています。
ノイズ軽減を使うとざらつきを抑えることができますが、毛並みのディテールが失われ、つるんとした質感になります。
ノイズとディテールはトレードオフの関係にあることを頭に入れておきながら使いましょう。
スマホアプリは、スナップシードを使えるようになっておくと、写真編集が楽になりますよ。詳しい使い方はこちらから。
ノイズ軽減は、どうしても必要なときに、やりすぎない程度にしておきましょう。
tomokiの体験談
テーマにまつわる僕の体験談をお伝えするのがこのコーナーです。今回は、「ノイズ」です。
いかにノイズが出ないように撮るかという問題は、僕だけでなく、全カメラマンにとって永遠のテーマですね。
ただ最近は、本当に高感度に強いカメラがどんどん出てきていますので、あまり気にせずにISO感度を上げられるようになってきました。
それでも全く気にしなくていいというほどではないので、今後もノイズに配慮しながら撮影していくことになるでしょう。
僕自身は、動物撮影をするので高感度撮影に弱いカメラでは、撮りたい写真が撮れません。
そんなことを全く知らない初心者時代は、入門機のAPS-C機で動物を撮っていました。エゾリスを撮りに森にいくと、天気のいい日中でも、ある程度暗いんですよね。
エゾリスは動きが早いのでシャッタースピードは遅くできない。仕方ないのでISO感度を少し上げると、すぐにノイズが出てしまうのです。
困ったな〜と思って、その日の夜にググってみると、「ああ、この撮影をするならこのカメラじゃダメなのか・・・」と気付くのです。
こうして、フルサイズに移行することになりました。実際にフルサイズで撮影してみると、やはりノイズの出方が全然違いましたね。
今回お伝えしたことを実践した上で、それでもノイズが気になる状況だったら、カメラ自体の購入検討が必要かもしれません。
一通り撮影スタイルが固まり、機材が揃うまでは、とにかくお金がかかって大変です。頑張って貯金しましょう^^
まとめ
ノイズとは何か?まとめ
- ノイズとは、ISO感度を上げたときに発生する「ざらつき」のこと。
- ノイズには、高感度ノイズと長秒時ノイズがある。
- 三脚やカメラのノイズ低減機能を使う。
- 高感度撮影に強いカメラを選ぶ。
- 編集ソフトやアプリでノイズを補正する。
いかがでしたか?
ノイズについて理解でき、ノイズが出ない撮り方や、対処法もわかったかと思います。
ぜひ、普段の撮影に活かし、良い写真をたくさんとってください。
この記事が、あなたの役に立てれば嬉しいです。
では、また(´∀`)ノ
『写真を通して、人生に感動を。』