【知識ゼロのカメラ初心者向けに解説】三脚の基礎知識(必要性、種類)
この記事を読むと、あなたはこうなります。
- 三脚の必要性がわかる
- 三脚の種類がわかる
初心者に必要な三脚の基礎知識が得られます。
カメラを始めたばかりの初心者の方は必見です。ぜひ、最後までご覧ください。
https://tomoki-photography.com/camera-2/
【カメラ初心者向け解説】三脚の基礎知識(必要性、種類)
僕自身が、初心者のころに三脚の知識が全くなくて、購入時にどんな三脚がいいのかよくわからず、困った経験がありました。
三脚の必要性や種類までわかりやすく解説します。
そもそも三脚は必要なのか
初心者はまずここからよくわかりませんよね。しっかり説明していきます。
三脚を使うのはどんなときか。
「手持ち撮影だとブレてしまう。」そんなときに必要です。
手持ち撮影例
手持ちで撮影していると夕方になり、暗くなってきた
↓
写真も暗いのでISO感度を上げよう
↓
ISOを上げるとノイズ(ざらつき)が出てきた
↓
ダメだ。シャッタースピードを下げよう
↓
シャッタースピードを下げると今度は手ブレしてしまう
↓
三脚を使えばブレないので、シャッタースピードを下げられる!
こんな場合に、三脚の使用がとても有効になります。
- 朝夕や光が少ない室内で撮影
- 重たい望遠レンズを使用
- 動画撮影
こういう撮影をする方は、三脚があると良いです。日中の明るい場所でしか撮影しない方や、スナップ撮影の方は三脚の必要性は薄いです。
あなたはどんな撮影スタイルですか?三脚が必要かどうかは、そこを基準に判断しましょう。
三脚の種類
三脚は、いろんなパーツや種類が組み合わさってできています。三脚と聞くと、この写真のようなものを想像すると思いますが、脚と頭の部分が別売りであることも多々あります。
ネットで買うときなどはご注意ください。最初はセットで買うのがおすすめです。
- 雲台の種類
- 材質の種類
- 段数の種類
- ロック方式の種類
それでは、これらを簡潔に解説していきます。
雲台
先ほども出てきた三脚の頭の部分です。カメラをセットし、上下や左右に動かして調節する重要なパーツです。
ここでご紹介する以外の種類もありますが、基礎知識として知っておいた方がいいものだけを解説します。
2Way雲台
2Way雲台は、主にビデオ撮影用の用途です。カメラを右から左に振ったり、上から下に振ったり、よくテレビの映像などで見るカメラワークのイメージです。
基本、写真撮影ではこの雲台は使いません。ただ、何も知らない初心者の人が3Way雲台と間違えて2Way雲台を買わないように、知識としてお伝えしておきます。
もちろん、動画撮影がメインという方は、2Way雲台は選択肢に入れていいと思います。
3Way雲台
写真撮影では、この3Way雲台か、次に紹介する自由雲台を使います。2Way雲台では上下と左右の動きだけですが、3Wayはカメラを縦にしたり横にしたりすることができます。
ビデオ撮影では縦構図で撮りませんが、写真は縦でも撮りますよね。2Wayだと縦構図が取れないので、基本3Wayで良いです。
- 上下、左右、縦横と3つの軸が分かれているので、微調整が可能。しっかりと構図が作れるのがメリット。
- 逆に、3つ調整が必要なので手間がかかるのがデメリット。
自由雲台
自由雲台はレバーが一個しかないので、緩めるとカメラがブラブラになります。上下左右縦横、自由に動かして、最後にレバーでロックすれば一発で固定できます。
3Way雲台と比べるとかなり操作が楽です。僕が撮影時に見ている限り、風景撮影では3Way雲台よりも自由雲台を使っている方が多いです。
- カメラが自由に動かし、一発でロックできる。操作が楽なのがメリット。
- 微調整がしにくいのがデメリット。
というのが雲台の解説でしたが、とってもわかりやすい動画があります。これを見るとより理解が進むので、ぜひご覧ください。
材質
三脚の材質はアルミとカーボンがあります。
アルミ
- 重い
- 価格はリーズナブル
簡単に言うとこんな感じです。撮影時はなにかと荷物が多くなりがちですので、長時間持ち歩くような撮影にはあまり向きません。
価格がカーボンよりも安いので、初心者が最初に買う三脚には良いと思います。
カーボン
- アルミと比べて2〜3割程度軽い
- 価格が高い
なんといっても軽いのが魅力です。風が強いときは三脚が揺れることがありますが、カーボン三脚は振動が収まるのが早いという性能面でのメリットもあります。
しかし価格が高いので、予算がある人向けですね。
段数
三脚の脚は、太いパイプの中に細いパイプが収納されています。細いパイプを引き出すことで、三脚を脚を伸ばしていく構造になっています。
一般的には3段と4段があります。
3段
- 4段よりもパイプが太いため安定感がある
- 4段よりもセットするの時間が短い
- 三脚を畳んだときの長さが4段よりも長い
性能を重視するなら3段をおすすめします。畳んだときの大きさがデメリットですが、車で移動しながら撮影するスタイルならさほど気になりません。
4段
- 畳んだときのサイズがコンパクト。
- 3段よりもセットに時間がかかる
- 安定感も3段よりやや下がる
携帯性が良いので、トラベル用や長時間持ち歩く場合にいいですね。段数が多くなると脚が細くなるので性能面では3段よりは劣ることは、知識として知っておいてください。
ロック方式
伸ばした脚をロックしたり、解除するときの方式は大きく2種類です。
ナットロック
接合部をくるくる回すことでロックしたり、ゆるめたりします。
ロック方式は、かなり好みに左右されます。他のカメラマンを見ていても、極端にどちらが多いとかは無いように感じています。
レバーロック
パチンパチンとレバーでロックを操作します。ナットロックは、きちんと締めたつもりでも、締めがゆるくて脚が縮んでしまうことがたまにありますので、初心者はロックと解除がわかりやすいレバーロックの方がおすすめです。
tomokiの体験談
テーマにまつわる体験談を語るのがこのコーナーです。今回は「三脚」です。
僕は初心者時代、三脚というものがまったくわかっていませんでした。
「写真をやってる人はみんな持ってるから買った方がいいのか?」とまあ、正直、その程度でした。笑
三脚を立てて撮影している人を見かけると、よくわかっていないのに「三脚いいなぁ。」と羨ましい気持ちになっていました。けっこうあるあるでしょうか?^^
僕は風景と動物撮影がメインでしたので、結局は三脚が必要だったのですが、三脚選びはまあまあ失敗しましたね。
これまでに4台購入しました。買う前に自分なりに調べて買ったのにも関わらず、使っていると「やっぱりこれじゃなかった。」となるんです。
なかなか難しいです。三脚選びは。
この記事で解説した通り、3段4段、カーボンアルミ、ロック形式、雲台などなど、選択する要素が多すぎます。マジで^^;
初心者にはきついと思うんですよね。結局、変数が多すぎてしっかり理解できないまま買ってしまい、「やっぱり違った」ということを繰り返してきました。
そうならないように、この記事では押さえておくべき基礎知識を書きました。これを理解していれば、大きく選択を間違えることはないと思います。
「過去の僕自身に読ませてやりたい記事を書こう」と思って書きましたので、三脚の知識がゼロの初心者の方はぜひ参考にしてくださいね。
まとめ
三脚の基礎知識まとめ
- 三脚の必要性は自分の撮影スタイルを把握することでわかる
- 雲台、材質、段数、ロック方式の基礎を押さえる
いかがでしたか?
初心者に必要な三脚の基礎知識が理解できたかと思います。これを押さえておくと、必ず三脚選びに役立ちますので、活用してください。
この記事がお役に立てれば嬉しいです。
では、また(´∀`)ノ
『写真を通して、人生に感動を。』