基礎基本の反復が写真が上手くなるための王道だ
そんなお悩みを抱える初心者向けに「上手くならない理由や上達の王道がわかる」記事を書きました!
記事を読み、実践すれば確実に上手くなりますよ^^
「写真が上手くなりたい初心者」の方はぜひ!
- カメラ歴4年
- 北海道美瑛町在住。ほぼ毎日撮影してます。
- 拙著「写真上達マインド」がAmazonランキング1位獲得。Kindle写真集は2位。
インスタグラムはこちら→tomoki_biei
基礎・基本をしっかりと押さえ、反復する
本気で初心者を抜け出したい人向けの記事になります。
脱初心者に向けて大切な話ばかりですので、一つ一つ実践していきましょう。
「基礎・基本の大切さ」を心理学の視点で紐解く
今回は読み物のような感じになりますが、他にはない切り口で写真上達の本質に迫りますので、最後までお付き合いください。
僕は発達心理学を活用した「自分づくり」をもうかれこれ7年以上続けてきました。今も継続中です。
自分づくりとは、「豊かに生きるための人間としての土台づくり」のことを言います。
僕の場合、これが写真にも大きく影響しています。写真×心理学という視点で語る人はほとんどいないので、新たな気付きが得られる人もいると思います。
ということで、心理学の視点から写真上達に迫ってみますね。
思い通りにならないことへの耐性
一つおもしろい話をしましょう(^^
現代人は、「思い通りにならないことへの耐性」が弱いと言われます。
はるか昔、人は遠くにいる人との連絡手段は手紙でした。少し距離が遠いと相手に届くまで何日もかかります。人間が運ぶわけですから(飛脚)。
届いたら今度は相手が手紙を書き、返事がきます。返事が来るまでに数日〜数週間は普通にかかります。
やがて輸送が発達し、どんどん時間が短縮されていきます。そして電話の登場により、「連絡手段」は劇的に進化をとげます。
さらに現代になると、メールが登場。送った瞬間に相手に届いてしまう。そんな便利な時代になりました。
今はもっとその先、LINEに代表されるメッセージアプリやツールが広く使われていますね。
ということで、人の生活は信じられないほど便利になりました。かつての手紙は数日、数週間待てたのに、メールをして翌日に返事がこないと「遅い」と思うようになりました。
LINEになると1時間も待てません。「既読」が付かないと「まだ見てないのか。何をしてるんだ」とイライラし始める。
既読が付いて返事が来ないようなら、「既読スルーだ」「無視しやがった」なんてことも。
もう、ちょっとしたことでも思い通りにならないと我慢できないわけです。心は不寛容になり、炎上なんかも増えていますよね。
便利な世の中になってしまったゆえに、思い通りにならないことへの耐性が弱くなってしまったのです。
インスタント思考
加速度的に便利になっていく現代。すぐに解決、すぐに結果という「インスタント志向」が強くなっていきます。
このインスタント志向というのは、「地に足がつかない」状態を生み出します。
つまり、「写真が上手くなりたい」という人は、無意識的に「すぐに上手くなりたい」「早く結果がほしい」という思考になりがちなんですね。
あなたはどうでしょうか?そうなっていないでしょうか?
「地に足が着く」ことを心理学ではグラウンディングと言いますが、グラウンディングができていないと、地道にコツコツと続けることができません。
ここが肝です。
せっかく高いお金を払ってカメラを買っても、なかなか上手くならない。全然思い通りにならない。そしていつのまにか写真を撮らなくなっていく。
高いカメラを買うと、「これでいい写真が撮れる!」と想像しますよね。
地に足がついていない人は、上手く撮れなかったときに浮足立って、コツコツと積み上げていくことができなくなります。
SNSを見ると写真が上手い人はたくさんいます。インスタント志向が強い人は、こんなことを考えがちです。
- 「何か上手く撮れる秘密があるに違いない」
- 「上手い人は魔法のアイテムを使っているのか?」
- 「自分の知らないレタッチテクニックがあるんだろうな」
- 「僕たちの知らないウルトラCを使っているに違いない。その秘密を暴いてやろう」
そんなモチベーションでは上手い人と同じ領域にたどり着くことはできません。
しっかりと現実という大地に根を下ろし、一歩一歩、確実に積み重ねていくという決意ができるかどうかが決定的なポイントになります。
地に足をつける
では具体的にどうやって地に足をつけていくかというと、目の前の現実から目をそむけず、真正面から向き合っていくことです。
コツコツと目の前のことを継続していると、やがて「現実に働きかけ、現実を変えていく力」となっていきます。
- カメラ
- レンズ
- 三脚
- フィルター
- 場所
- 構図
- 天気
- 時間帯
- レタッチ
こういった一つ一つの要素はもちろん写真に影響してきます。
これらの基礎や基本を大事にしながら、愚直にコツコツとスキルアップしていく。
これこそがうまくなるための王道中の王道です。
僕の場合は写真を始める前に、このことをある程度、理解していたので、心理学をやっててよかったなぁと心から思っています。
今回は、具体的に「これをやりましょう」というアクションプランはありませんが、本当に大事にしてほしいことなんです。この考え方を心の中に持ちながら、写真に取り組んでほしいですね。
もし反響があれば、今後も写真×心理学の視点を交えていきたいと考えています。
まとめ
- 現代人は、「思い通りにならないことへの耐性」が弱い
- すぐに結果を求める「インスタント志向」が強い
- インスタント思考が強いと、地に足がつかない
- 「ウルトラCは存在しない」と考える
- 現実という大地に根を下ろし、コツコツ基礎を積み上げる
いかがでしたか?
心理学の視点で写真の世界を紐解くことで、「上達するために大事なこと」が見えてきます。
写真上達の王道を歩みましょう。
ぜひ今回の内容を意識してみてください。
とはいえ、「現実という大地に根を下ろす」って、すんなりできたら苦労しません。僕の場合は、7年かけて取り組んできた「自分づくり」が、これを可能にしてくれました。
まずは、自分の心のあり方が、めちゃくちゃ大事だってことに気付いていたければいいと思います。
では、また(´∀`)ノ
『写真を通して、人生に感動を。』