【初心者必読】「35mm換算とは何か」難しいこと抜きで感覚的に理解する
- 35mm換算とは何かが感覚的にわかる
- それが自分にどう関係があるのか?がわかる
【初心者必読】「35mm換算とは何か」難しいこと抜きで感覚的に理解する
35mm換算とは?
難しい話は抜きでいきます。
キヤノンのフルサイズ機に
400mmの望遠レンズを装着し、
野鳥を撮影したとしましょう。
フルサイズとAPS-Cの違いが
わからない人はこちらで
詳しく説明しています↓
するとこんな感じになります↓↓↓
フルサイズ機とAPS-C機とでは、
「同じレンズを使っても写る範囲が変わる。」
ここを押さえておけばOKです。
もっとわかりやすくいきますね。
例えばフルサイズを使い慣れている人は
400mmと聞くと「これぐらいの画角感ね」とイメージします↓↓↓
APS-Cの人が400mmと聞くと
こっちをイメージします↓↓↓
この2人が会話をするとこうなります↓
2人とも頭の中のイメージが違うので、
こんなことが起こり得ますが、
カメラを見て気づきます。
はい、これが35mm換算です。
とりあえず今の段階では感覚的に理解できればよしとしましょう。
ちなみに35mm換算の計算方法は、
キヤノンなら焦点距離×1.61倍、
キヤノン以外は1.53倍をかけます。
400mm×1.61倍=644mm
※一般的には、もっとざっくり1.6倍と1.5倍で覚えるのが普通です。この場合は1.6倍で640mm。厳密である必要はあまりないです。
いちいち35mm換算を計算するのが面倒という方は、このサイトに早見表がありますのでご活用ください。
35mm換算を踏まえた上での運用を考える
35mm換算がざっくりわかったところで、「それって私にどう関係があるの?」という部分を考えていきましょう。
APS-C機が有利になる撮影
先ほどの例にあるように、
被写体を大きく写したい場合に
最大のメリットがあります。
野生動物など、被写体に
あまり近づけないような撮影に向いています。
実際のところ野生動物を
撮影するカメラマンなんかは、
フルサイズ機とAPS-C機の
両方を持って、使い分けている方も多いです。
フルサイズのほうが画質は良いので、
朝夕など少し暗い時間はフルサイズ、
光が十分にある日中の撮影はAPS-Cという運用です。
連写性能が良いAPS-C機と
超望遠レンズを組み合わせるのがおすすめです。
フルサイズが有利になる撮影
APS-Cが遠くの被写体を
大きく写せるということは、
近くの被写体も大きくなるということです。
つまり、広く写したいときは
フルサイズが有利になります。
具体的には広角レンズを使うときです。
16mmの超広角レンズを使ったとしましょう。
これをAPS-C機に装着すると、
35mm換算で26mmの画角になってしまいます。
実際に現場で使用すると、
16mmと26mmの差はかなり大きいです。
同じレンズでもフルサイズ機だと上の写真になり、APS-C機だと下の写真になるということです。
風景撮影など
- 「広く写したい」
- 「遠近感を出したい」
という場合は、
フルサイズがおすすめです。
これらを踏まえ、
自分にはどういう運用が合っているのか?
を考えてみると良いです。
35mm換算に関しては、
もっと詳しく説明した記事を書くか、検討中です。
そのうち書くかもしれません。
- フルサイズとAPS-Cでは、写る範囲が変わる
- APS-Cのほうが、狭く、大きく写る
- 自分の撮影スタイルを踏まえた上で選択していこう
では、また(´∀`)ノ
『写真を通して、人生に感動を。』