【canon】失敗しない標準レンズ選び(フルサイズ/中古・新品のおすすめ紹介)
この記事を読むことで、こうなります。
- 標準レンズ選びで失敗しない
- 選ぶときの考え方がわかるので今後にも役立つ
- 写真ライフの質が上がる
記事を読み終えると、どの標準レンズを選べばいいかが明確にわかり、今後のカメラライフに活かすことができます。
ではさっそく、本題に入ります。
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【canon】失敗しない標準レンズ選び(フルサイズ/中古・新品のおすすめ紹介)
この記事では、Canonのフルサイズ機における標準レンズ選びと、実際にレンズを5本ご紹介します。
運用の仕方で選び方が変わります。自分の運用に合ったレンズが選べるように、しっかりと解説していきます。
ちなみに、記事内に「マウントアダプターを装着する」という運用方法が出てきます。その際に使用するアダプターをこちらにご紹介しておきます。
【新品】CANON EF24-70mm F2.8L II USM(一眼レフ)
レンズ構成 | 13群18枚 |
---|---|
絞り羽根枚数 | 9枚 |
最小絞り | 22 |
最短撮影距離 | 0.38m |
最大撮影倍率 | 0.21倍(70mm時) |
フィルター径 | 82mm |
最大径×長さ | 約φ88.5mm×113.0mm |
質量 | 約805g |
特徴
- フルサイズ一眼レフ対応の高性能標準レンズ(Lレンズ)
- EFレンズの標準レンズで最高グレード(F2.8通し)
- マウントアダプターを装着し、ミラーレスでも使用可能
- 新品購入し一眼レフで運用。上質志向の方。これより上はないのでレンズ沼に陥ることがありません。笑
- 中古購入し一眼レフ運用。新品にこだわらない方には中古の良品がおすすめ。
- 中古購入し、ミラーレスにマウントアダプターを付けてコスパよく使用。(RF24-70mmは高額のため)
まず一番最初にこちらのレンズをご紹介するのは、僕自身が現在使っているレンズだからです。
文句なく性能が良いです。F2.8通しの通称・大三元レンズ。明るくてボケも綺麗なので、暗めの環境下で撮る方や、スナップや花の撮影など、幅広く撮影できます。
高品質のレンズをコスパよく運用したい方は、中古も考えると良いです。特にミラーレスでRFレンズを運用するには、何と言っても価格が高いのが最大のネック。
これを解決するために、マウントアダプターを装着してEFレンズを使う。実際、この運用方法をしている人も多いです。
【中古】CANON EF24-70mm F2.8L II USM(一眼レフ)
↑中古在庫があれば、リンク先で「中古:〇〇円」と表記されています。
ミラーレスで使っても描写力もオートフォーカスも全く問題ないというレビューもたくさんあり、良い選択肢のひとつだと思います。
【新品】CANON EF24-105mm F4L IS II USM(一眼レフ)
【中古】CANON EF24-105mm F4L IS II USM(一眼レフ)↓
↑中古在庫があれば、リンク先で「中古:〇〇円」と表記されています。
レンズ構成 | 12群17枚 |
---|---|
絞り羽根枚数 | 10枚 |
最小絞り | 22 |
最短撮影距離 | 0.45m |
最大撮影倍率 | 0.24倍(105mm時) |
フィルター径 | 77mm |
最大径×長さ | 約φ83.5mm×118mm |
質量 | 約795g |
手ブレ補正効果 | 4.0段分※(CIPAガイドライン準拠) |
特徴
- フルサイズ一眼レフ対応の高性能標準レンズ(Lレンズ)
- EF24-70mm F2.8L II USMに次ぐ高品質標準レンズ(F4通し)
- 領域が24-105mmと広い
- マウントアダプターを装着し、ミラーレスでも使用可能
- 新品購入し一眼レフ運用。EF24-70mm F2.8L II USMと比較すると、圧倒的に価格が安いのが最大のメリット。特別暗い環境下での撮影がなければ、十分な性能。
- 中古購入し一眼レフ運用。新品にこだわらない方には中古の良品がおすすめ。
- 中古購入し、ミラーレスにマウントアダプターを付けてさらにコスパよく使用。(RF24-105mmと比べると4万円程度安い)
このレンズは、「EF24-70mm F2.8L II USM」との比較がポイントになります。
F4通しのレンズのため、F2.8と比べると当然暗くなりますが、風景写真がメインで、暗い時間に撮影しない、背景ボケ撮影も少ない方でしたら問題ないと思います。
花の撮影などは2.8の方がよくボケてくれますので、自分の撮影スタイルも考慮して選択しましょう。
もうひとつ、105mmまで撮れるのが、風景写真にはありがたいですね。24-70mmと24-105mmの差は意外と大きいと僕は思います。
コスパよく領域も広く、性能もほぼ問題なしのこのレンズもおすすめですよ。
【新品】CANON RF24-70mm F2.8 L IS USM(ミラーレス)
【中古】CANON RF24-70mm F2.8 L IS USM(ミラーレス)↓
↑中古在庫があれば、リンク先で「中古:〇〇円」と表記されています。
レンズ構成 | 15群21枚 |
---|---|
絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) |
最小絞り | 22 |
最短撮影距離 | 0.21m(24mm時) |
最大撮影倍率 | 0.30倍(32mm時) |
フィルター径 | 82mm |
最大径×長さ | 約φ88.5mm×125.7mm |
質量 | 約900g |
特徴
- フルサイズミラーレス一眼対応の高性能標準レンズ(Lレンズ)
- 「EF24-70mm F2.8L II USM」のミラーレスバージョン
- 新品購入しミラーレス運用。RFシステムで最高性能を味わう。
- 中古購入しミラーレス運用。最高性能を少しでも低価格で入手したい方。
このレンズを買う人は性能を重視すると思いますが、現時点でCANONの最高峰標準レンズのひとつですので、満足できる買い物になることは間違いありません。
ただ、「RF28-70mm F2 L USM」というさらに高級なレンズも出ていますので、もしかしたらこちらにも興味があるかもしれませんね。ただ、このレンズは異常に重いのでご注意を。
レンズ構成 | 13群19枚 |
---|---|
絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) |
最小絞り | 22 |
最短撮影距離 | 0.39m |
最大撮影倍率 | 0.18倍 |
フィルター径 | 95mm |
最大径×長さ | φ103.8×139.8mm |
質量 | 約1430g |
どちらを買っても素晴らしいカメラライフを楽しめるレンズになるでしょう^^
標準レンズは、すべてのレンズの基本になるレンズで、使用頻度も高いと思います。やはりいいレンズを1本持っておきたいと思うのがカメラマンというもの。
そう考えるすべてのキャノンユーザーの憧れのレンズですから、今後の動きもウォッチしておきたいですね。
現時点では、RFシステムに移行する人が多いため、中古市場ではカメラやレンズがかなり品薄状態になっています。
中古が入ってもすぐに売り切れてしまいますが、あの手この手を使ってでも手に入れたいレンズではありますよね^^
【新品】CANON RF24-105mm F4 L IS USM(ミラーレス)
【中古】CANON RF24-105mm F4 L IS USM(ミラーレス)↓
↑中古在庫があれば、リンク先で「中古:〇〇円」と表記されています。
レンズ構成 | 14群18枚 |
---|---|
絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) |
最小絞り | 22 |
最短撮影距離 | 0.45m |
最大撮影倍率 | 0.24倍 |
フィルター径 | 77mm |
最大径×長さ | 約φ83.5mm×107.3mm |
質量 | 約700g |
特徴
- フルサイズミラーレス一眼対応の高性能標準レンズ(Lレンズ)
- 領域が24-105mmと広く、F4通し
- 手頃な価格でコスパ良し
- 新品購入しミラーレス運用。RF24-70mm F2.8L IS USMと比較すると、約半額という価格の安さが最大のメリット。
- 中古購入しミラーレス運用。新品との価格差は2万円程度。このレンズを購入する方は少しでもコストを下げたいはずなので、中古の良品も視野に。
「RF24-70mm F2.8L IS USM」の約半額というのが、大きなメリットですね。最上志向でない方ならこのレンズでも十分な性能ではないかと僕は思います。
- コスパ良し
- F2.8もいらない人向き
- 24-70よりも領域が広い
明るいレンズじゃなくてもいい方、コスパ優先の方はこのレンズが選択肢に入ります。
【新品】CANON RF24-240mm F4-6.3 IS USM(ミラーレス)
【中古】CANON RF24-240mm F4-6.3 IS USM(ミラーレス)↓
↑中古在庫があれば、リンク先で「中古:〇〇円」と表記されています。
レンズ構成 | 15群21枚 |
---|---|
絞り羽根枚数 | 7枚(円形絞り) |
最小絞り | 22(24mm時)、36(240mm時) |
最短撮影距離 | 0.5m(24mm時) |
最大撮影倍率 | 0.26倍(240mm時) |
フィルター径 | 72mm |
最大径×長さ | 約φ80.4×122.5mm |
質量 | 約750g |
特徴
- フルサイズミラーレス一眼対応
- 24-240mmと幅広い領域の撮影が可能。
- 手頃な価格でコスパ良し
- 新品購入しミラーレス運用。24-240mmとレンズ2本分の領域を持っていることを考えると、新品購入してもコスパが良い。
- 中古購入しミラーレス運用。新品との価格差は3万円程度あり、中古購入もあり。
僕は現在EFシステムで一眼レフを運用していますが、もうそろそろRFシステムに移行しようと考えています。
そのときにこのレンズ欲しいな〜と思っています。
24-70mmの標準レンズと、70-200mmの中望遠が1本になったようなレンズですので、風景がメインの僕は、このレンズ1本で大半の撮影が間に合いそうです。
しかもコスパがいい。このレンズを使ってみた上で、ダメだったら買い替えを検討する。これでいいかなと。かなり実用的なこのレンズもありだと思います^^
実際僕は、EF70-300mm F4-5.6 IS II USMという新品でも5万円台のレンズを使っていますが、不満に感じたことはありません。
早朝や夕方の光が少ない時間でも、ほぼ問題ないということを毎日実感しています。
これからカメラを始める人で予算を抑えたい人なんかは特に、このレンズを1本買えば十分に撮影できると思いますよ。
tomokiの体験談
最後にご紹介した「RF24-240mm F4-6.3 IS USM」が大いにありだと思います(ミラーレスの場合)
リアルな話ですが、大三元レンズを揃えたとしますよね。
CANON 大三元レンズ(EFレンズ)
- EF16-35mm F2.8L III USM
- EF24-70mm F2.8L II USM
- EF70-200mm F2.8L IS III USM
使う頻度こそ違えど、風景撮影ではすべての領域が必要になります。実際のところ、レンズ交換とか大変なんですよね。
- 車で移動しながら
- カメラ3台持ちでレンズ交換なし
こんな条件でしか撮影しない人ならまだしも、リュックを背負って歩きながらということもありますので、やはり不便なんですよね。
そんなときに24-240mmがあればかなり使い勝手がいい。僕の場合、超広角はたまにしか使用しないので、ほぼ一本で間に合ってしまいます。
これまでの風景撮影の経験上、そんなことを思います。
で、少し話は変わりますが、中古市場にRFのカメラやレンズが品薄という話をしました。
R6やR5が発売され、それまでEFシステムで運用していたキャノンユーザーが、どんどんミラーレスに移行しているために、そんな現象がおきています。
ということは、裏を返せばEFシステムのカメラやレンズが余ってくるということです。
ある程度の性能を求めながらもコスパを重視していくという運用をするなら、EFシステムを上手く活用していくのも大いにありですよね。
「カメラのキタムラ」や「マップカメラ」などで、中古市場をしっかりチェックしておくと良いですよ。
まとめ
おすすめのCANONレンズ運用まとめ
- CANON EF24-70mm F2.8L II USMの新品/中古(一眼レフ)
- CANON EF24-105mm F4L IS II USM新品/中古(一眼レフ)
- CANON RF24-70mm F2.8 L IS USMの新品(ミラーレス)
- CANON RF24-105mm F4 L IS USMの新品/中古(ミラーレス)
- CANON RF24-240mm F4-6.3 IS USMの新品/中古(ミラーレス)
- 標準レンズは使用頻度が高いので、失敗しないレンズ選びを。
- 運用の仕方で選び方が変わるので、自分の撮影スタイルを確認。
- 風景撮影がメインなら領域が広いレンズは便利
- 新品だけでなく、中古も視野に入れるとコスパ良く運用できる。
- カメラのキタムラやマップカメラをチェックしておく
いかがでしたか?
標準レンズと言っても種類がたくさんあり、自分の撮影スタイルによって選択が変わります。
自分に合った標準レンズを選ぶことで、間違いなくカメラライフの質が向上しますので、本記事が参考になればとても嬉しいです。
では、また(´∀`)ノ
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