カメラ初心者は練習あるのみ。たくさん撮ろう。練習場所についても解説
そんな初心者向けに「たくさん撮ることの重要性がわかる」記事を書きました!
記事を読み終えると、重要性以外にも初心者に必要な練習のやり方や練習場所もわかりますよ^^
「カメラの練習」でお悩みの初心者はぜひ!
- カメラ歴4年
- 北海道美瑛町在住。ほぼ毎日撮影してます。
- 拙著「写真上達マインド」がAmazon新着ランキング1位獲得。Kindle写真集は2位。
インスタグラムはこちら→tomoki_biei
初心者のうちはたくさん写真を撮ろう
写真に限らず、「質か量か」という議論がよくあります。
僕の結論は「どちらも超重要」ですが、一般的な傾向としては、量をおろそかにしがちだと思っています。
特に初心者時代は「量」にウエイトを置いて取り組むことで、「質」も向上していきます。
量は質に転化する。
ということで、今回は初心者に必要な量の話をしたいと思います。
打席に立ち続けることの重要性
僕のメインである風景写真の例で話を進めていきます。
打席に立ち続けることは、機会を増やし続けるということです。
「もうそんなに練習する必要ないでしょ」と思うような、その道の一流の人ほどこれを実践しています。
具体例を出して解説します。
イチローは誰よりも準備をする
有名な話ですよね。日米でとてつもない実績を残した大選手です。群を抜いて突出した能力をもつ異次元の選手ですが、誰よりも早く球場にやってきます。
そして、誰よりも熱心に練習をするのです。他の選手たちは相当驚いたみたいですね。
もし、「このチームの中で、誰よりも練習する必要がないのはどの選手だと思う?」という質問をされたら、大半の人は「イチロー」と答えるでしょう。
そんなイチローは、誰よりも野球に触れる機会を増やしているのです。
営業マンは機会を増やす
営業マンの例はけっこうわかりやすいです。
成約率が10%の営業マンの場合
10件営業▶︎1件成約
100件営業▶︎10件成約
成約件数を増やしたかったら、100件の営業を、がんばって150件、200件にしていけばいいわけです。
こうやって量を増やしていく中で、質が高まっていきます。10%だった成約率が、やがて12%、15%と上がってくるタイミングがあります。
このときに、ずーっと同じセールストークを繰り返しているとさほど数字は上がってきませんが、自分なりに少しずつトークを変えるなど、創意工夫があることが重要です。
ここで一番お伝えしたいのは、10件に5件成約する凄腕の営業マンがいたとして、こういう人もしっかり200件の営業をしてしまうということです。
むしろ、こういう人こそ量を大切にしますね。
イチローと同じです。「そんなに頑張らなくていいでしょ」と思うような一流の人こそ打席に立ち続け、売れない営業マンこそ打席に立たないのです。
プロの写真家はどうか
基本、営業マンの法則が写真にも当てはまります。
10枚撮っていい写真が1枚
↓
100枚撮っていい写真が10枚
営業マンと同じように、こうなります。
プロの写真を見るとわかると思いますが、やっぱりレベルが違いますよね。
被写体、構図、光の使い方。どれを撮っても素晴らしくて感動します。
でもこれは、単に腕がいいから撮れるわけではありません。
風景写真の場合だと、かなり天候に左右されます。プロは晴れの日も雨の日も、暑い日も寒い日も、とにかくフィールドに向かいます。
その中でいい風景に出会ったときに、しっかりと作品にできる腕があるから、素晴らしい作品が撮れる確率が高いのです。
いい風景に出会う機会も大事で、腕だけではいい写真は撮れないということです。
営業マンと同じように、10枚に5枚いい写真が撮れる人が、一日何百枚も撮るんです(実際、10枚に5枚は難しいです^^;)
「こんなに写真が上手いんだから、毎日撮影に出る必要ないじゃん」と、普通の人は思いますが、そのような次元で彼らは撮影しています。
やはりプロほど、しっかり打席に立ち続けています。
では初心者はどうか
何人かに聞いてみたのと、僕の経験上ですが、「初心者はさほど写真を撮らない」傾向にあると感じています。
初心者ほどたくさん撮った方がいいのに、初心者ほど量を撮らない。しかも本人はそのことに気付いていない。
それは過去の僕のことなんですけどね。笑
僕は写真編集ツールのLightroom(ライトルーム)を使用していますが、撮影データが年月日ごとにフォルダ分けされるので、いつ、何枚写真を撮ったかがわかります。
たまたま初心者時代の古いフォルダが目に入り、写真の枚数が「少なっ!」と驚いたことがあります。
100枚を超える日は珍しかったですね。
プロは一日1000枚とか普通に撮ります。毎日です。
イチローと同じように、やはり誰よりも打席に立ち続け、練習し続けるのです。
「腕のいい人が、量もやる。」これがプロの共通点ですね。
ですから、初心者でもできることは、たくさん撮るということです。
これを心がけてほしいですね。
写真は練習と勉強
ここまで量の大切さをお伝えしてきましたが、何も学ばずに、ずっと同じことだけを繰り返していても、一定のところで成長が止まります。
成長を止めないためには、勉強(インプット)して、練習(アウトプット)する。これの反復が重要です。
- 今日はこの構図を試してみよう
- この被写体を撮ってみよう
- オートモードじゃなくて絞り優先にしてみよう
そうやって、勉強したことをどんどん実践の場で練習していく。このサイクルが成長を加速させます。
質も量もどちらも超重要というのは、そういう意味です。
「たくさん撮る」という行動をしていく中で、その行動を無駄にせず、最速で成長していくための方法もお伝えしていきたいと考えています。
基本的な勉強方法については詳しく解説している記事がありますので、こちらをごらんください▼
カメラの練習場所について
「初心者はどこで練習するのがいいの?」と聞かれることがたまにあります。
初心者の練習場所については、僕が明確に推奨している条件があります。
- できるだけ家から近くで
- 同じ場所に通い続ける
こういう場所を見つけて、撮影してほしいです。
この場所で練習する理由は、「余裕が生まれ、視野が広がり、視点が増える」からです。
この戦略は、勝手に「tomoki式一点突破戦略」と名付けて推奨しています。この記事内ではとても語りきれませんので、詳細に解説している記事をご覧ください▼
まとめ
いかがでしたか?
どの分野も一流の人は圧倒的な量を実践していることがわかったと思います。
- イチローは誰よりも準備している
- 営業マンは機会を増やす
- プロの写真家は毎日数百枚撮る
- 初心者は意外と撮っていない
- 初心者ができることはたくさん撮ること
- tomoki式一点突破戦略で同じ場所に通う
量稽古は本当に本当に重要です。
本気で上達を目指したい方は、常にこれを意識してほしいです。
では、また(´∀`)ノ
『写真を通して、人生に感動を。』