【知識ゼロのカメラ初心者向けに解説】三脚の選び方。おすすめ三脚も紹介します。
この記事は、こんな方におすすめです。
- 初めての三脚購入なので、なにを選べばいいかわからない
- 高価なものなので、失敗したくない
- 自分に最適な三脚を選びたい
この記事を読むと、あなたはこうなります。
- 三脚の選び方がわかる
- 初心者におすすめの三脚がわかる
三脚初心者の方は必見です。ぜひ、最後までご覧ください。
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【知識ゼロのカメラ初心者向けに解説】三脚の選び方。おすすめ三脚も紹介します。
僕自身が、初心者時代に三脚選びで何度も失敗した経験があります。
その経験を活かして、カメラ初心者が三脚選びで失敗しないように、選び方のポイントや、おすすめの三脚をご紹介しています。
ちなみに、「三脚の基礎知識が全然ない」という人向けの記事も書いていますので、こちらを読んでからのほうが内容が理解できると思います。
それではさっそく、本題に入りましょう。
三脚の選び方
- 雲台のタイプ
- 材質
- 段数
- ロック方式
これらは、前回記事「三脚の基礎知識」を読むことで、自分にはどんなタイプの三脚がいいのかが、おぼろげに見えてきたはずです。
これを頭に置きつつ、今回の記事を読んでみてください。
初心者におすすめの三脚タイプ
- 雲台のタイプ:3Way雲台or自由雲台
- 材質:アルミorカーボン
- 段数:3段
- ロック方式:レバーロック
僕が三脚初心者におすすめする三脚は上記のタイプです。これを例に解説を進めていきます。
耐荷重
対荷重とは、三脚が耐えられる重さのことです。三脚の説明欄には「耐荷重◯kg」と記載されています。
「耐荷重の1/3までの機材積載にしましょう」とよく言われます。耐荷重6kgの三脚の場合は、機材は2kgまでにしようということです。
ところが実際は、「耐荷重」はあまりあてになりません。三脚のメーカーによって耐荷重の算出方法が違うからです。
あくまで「目安のひとつとして知っておきましょう」ぐらいでいいです。
実際、僕は耐荷重4kgの三脚に、カメラ+望遠レンズ+雲台=3.6kgの機材を乗せても全く問題なく使えています。
ということで、ここは知識として知っておく程度にしてください。耐荷重よりも、次で解説する「パイプ径」を目安にしましょう。
パイプ径
パイプ系とは、文字どおり「パイプの直径」です。三脚のパイプ径が太いほど安定し、細いほど不安定でブレやすくなります。
パイプ径の目安は次の通りです。
パイプ径 | 説明 |
---|---|
20〜24mm | 脚が細いため安定感に欠ける。カメラ+レンズで1kg程度なら問題なく使える。 |
25〜28mm | 3〜4段の三脚ならフルサイズ一眼レフ+望遠レンズでも使えるほど安定感があるため、初心者の大半の撮影で十分耐えられる。 |
30mm以上 | 超望遠レンズなど、重くブレやすい機材のときに最適。 |
というわけで、25mm以上の三脚を購入しておくことをおすすめします。
20〜24mmは、機材が軽く、旅行や山歩きなど、持ち運びが多い人なら良いと思います。
メーカー
三脚メーカーはたくさんあるので、選ぶときに悩みます。
三脚メーカー
- スリック
- マンフロット
- ベルボン
- ジッツオ
- レオフォト
- バンガード
- ベンロ
- シルイ
これは完全に好みになりますね。愛着を持って使うには、性能だけでなく見た目も大切です。好みのものを購入してください。
スリックやマンフロット、ベルボンあたりがユーザーが多いメーカーです。
見た目のかっこよさも考慮し、今回はマンフロットの三脚をおすすめしたいと思いますので、後ほどご紹介いたします。
価格
重要なのが、価格です。初心者の頃、三脚を調べていると、「三脚ってこんなに高いの?」と思った記憶があります。そして、かなり妥協して安いものを購入しました。
最初はいろんな機材を揃えなければならないので、できるだけ安いほうが助かりますよね。でも、「安かろう悪かろう」では必ず後から買い替えることになります。できるだけ価格の性能のバランスがいい三脚を購入したいものです。
価格を安くする基準としては、
- 「スリック」「マンフロット」など、比較的リーズナブルなメーカーを選ぶ
- 材質はカーボンでなく、「アルミ」にする
パイプ径の細いものを選ぶなどの選択肢もありますが、現実的な落とし所は上記2点を踏まえて探すことでしょう。
ということで、三脚を選ぶ基準として、
- 耐荷重
- パイプ径
- メーカー
- 価格
の解説をしました。これを踏まえ、初心者におすすめの三脚をいくつかご紹介していきます。
初心者におすすめの三脚
カメラ初心者ということを想定し、性能や価格も考慮し、以下の条件に合う三脚をご紹介します。
- カメラ:Canon EOS R(ミラーレス一眼)660g
- レンズ:RF24-105mm F4-7.1 IS STM 395g
合計1,055g
- 雲台のタイプ:3Way雲台or自由雲台
- 材質:アルミorカーボン
- 段数:3段
- ロック方式:レバーロック
アルミニウム 3段 3ウェイ雲台キット MK290XTA3-3W
雲台 | 3Way |
---|---|
材質 | アルミ |
段数 | 3段 |
ロック方式 | レバーロック |
パイプ径 | 26mm |
本体重量 | 2.54kg |
がっしり、しっかりしていて、ほぼあらゆる場面の撮影で問題なく使うことができます。3Wayならこれでいいでしょう。唯一の欠点は、重いこと。
実際に持ってみるとわかりますが、2.54kgは重いです。長時間持ち歩くには適しませんが、車に積んで移動しながら撮影するならこれは良いですよ^^
この三脚のカーボン製もありますので一応ご紹介しておきます。
1.95kgと軽くなりますが、価格は跳ね上がります。
アルミニウム 3段 自由雲台(ボール雲台)キット MK290XTA3-BH
雲台 | 自由雲台(ボール雲台) |
---|---|
材質 | アルミ |
段数 | 3段 |
ロック方式 | レバーロック |
パイプ径 | 26mm |
本体重量 | 2.22kg |
こちらは自由雲台です。3Wayと比べると少し軽くて、価格は高くなります。
カーボンは軽いですが、品切れの場合が多いようです。
以上が初心者へのおすすめ三脚ですが、まったくわからない初心者の方は、3Wayと自由雲台、どちらがいいのかもわからないですよね。
そんな方は、電気屋さんなどで実際に触ってみると良いです。操作感など、感覚的な部分はリアルじゃないとわからないので、自分がしっくりくる方を選びましょう。
ちなみに僕の肌感覚ですが、動物撮影をしている人はほとんどが自由雲台で、風景撮影は6:4で自由雲台が多い感じですね。
僕自身は3Way派です。
tomokiの体験談
テーマにまつわる体験談をお届けするのがこのコーナーの趣旨です。今回は「三脚選び」です。
僕が初めて買った三脚は、マンフロットの三脚で1万円以下で買いました。量販店で三脚を見ていると、「高い!」というのが第一印象でした。
「他に買うものもたくさんあるし、そんなにお金かけてられないわ」という結論にいたり、とりあえず三脚が手に入ればいいやと思って購入しました。
APS-Cの入門機でカメラもレンズも軽いものでしたし、買った三脚が良いのか悪いのかもよくわからずに使っていました。
そして、半年ほどしてフルサイズのカメラに買い換えました。カメラもレンズも一気に重くなると、三脚がグラグラして安定感がなく、「この三脚じゃダメだ。」となり、三脚も買い替えることに。
こうしてどんどんお金がかかっていくことになるのです。機材が増え、荷物が多くなって新しいカメラバッグも欲しくなります。
周りの人に聞いても、初心者のうちはこんな感じになることが多いですね。
カメラ歴が2〜3年以上の人は、次のような感じで三脚も2〜3本持っていると思います。
- 安定感抜群のガッチリしたメイン三脚
- 旅行や持ち歩きに便利なトラベル用三脚
- その中間のそこそこ強度もありつつ軽めの三脚
今回おすすめした三脚は、①のメイン三脚としてしばらく使えるレベルのもので、ガッチリしていながらかなりリーズナブルです。
今回のはパイプ径26mmの三脚でしたが、ベテラン勢は30mm以上の極太の三脚をメインに使う人が多いです。そうなると、三脚と雲台で5〜10万円程度はかかります。三脚は高いのです。
写真を続けていくと、さらに上のクラスの三脚を購入したくなると思います。おすすめ三脚は、その資金を貯めるまで長く頑張ってくれると思いますよ^^
まとめ
三脚の選び方まとめ
- 耐荷重、パイプ径、メーカー、価格を考慮する
- アルミ、3段、レバーロックの三脚が初心者におすすめ
- 3Wayか自由雲台かは好み。実際にお店で触ってみよう
いかがでしたか?
三脚の選び方と、初心者におすすめの三脚もわかったかと思います。
決して安い買い物ではないので、自分に合う三脚を選んで、写真ライフを楽しんでください。
この記事がお役に立てれば嬉しいです。
では、また(´∀`)ノ
『写真を通して、人生に感動を。』