【初心者必読】風景写真における『標準レンズ』の基礎知識と使い方
この記事を読むことで、
- 標準レンズとはなにか?
- 風景写真での標準レンズの使い方
- 実際に風景で使用している筆者の体験談
などがわかります。
記事を読み終えると、初心者に必要な標準レンズの基礎知識や、風景写真での使い方が理解でき、実際の撮影に活かすことができます。
ではさっそく、本題に入ります。
https://tomoki-photography.com/furusato-filter/
標準レンズとは
ズームレンズは大きく分けて3種類あります。
- 広角レンズ
- 標準レンズ
- 望遠レンズ
風景写真ではこの3種類を使い分けて撮影しますが、この中で今回は「標準レンズ」に絞ってお話ししたいと思います。
標準レンズとは何mmのこと?
カメラ初心者だとまずこれがよくわからないですよね。僕も最初はよくわかりませんでした。
結論からお伝えすると、定義はありません。◯mm〜◯mmが標準レンズという明確な規格はないんです。
開放のF値2.8のズームレンズは、通称「大三元レンズ」と呼ばれますが、キヤノン、ニコン、ソニーなど、各社ともに広角・標準・望遠の3種類が用意されています。
Canonの場合
- 広角レンズ 16-35mm
- 標準レンズ 24-70mm
- 望遠レンズ 70-200mm
人間の肉眼の視野角が約50mmと言われることから、一般的に、50mm前後のレンズを標準レンズと呼ぶことが多いようです。
- 広角レンズ = 広く写せる
- 望遠レンズ = 遠くを写せる
こういうイメージがあると思いますが、その中間が標準レンズです。
広すぎず、狭すぎず、多くの被写体にバランスよく対応できるのが標準レンズ。
そんな認識で良いと思います。
ちなみに僕が持っている標準レンズはこんな感じです。
- フルサイズ 24-70mm
- APS-C18-55mm(35mm換算で28-88mm)
風景写真における標準レンズの役割
風景写真では、どう使うか?ここが大事ですよね。
その人の撮影スタイル(表現のスタイル)によっても変わりますが、一般的な風景撮影における使い方は次のような感じです。
- 観光地のように、すぐ目の前に風景が広がっている
- 花の撮影(望遠側で寄りの写真、広角側では引き)
- 遠景撮影
- 広角レンズ = 広く写せる
- 望遠レンズ = 遠くを写せる
広すぎず、狭すぎず、多くの被写体にバランスよく対応できるのが標準レンズ。
上記は先ほども書きましたが、広角・望遠は極端な撮影です。
その極端な撮影以外はすべて標準レンズを使うことになりますので、出番の多いレンズになることは間違いありません。
風景撮影では必須レンズになりますので、これからカメラを買うという人は、まず標準レンズから買うことをおすすめします。
初心者の方は、「風景で一番必要なのは広角レンズでしょ?」というイメージを持っているかもしれません。でもそれは間違えている。と、僕は思っています。
それは、広角レンズの記事で詳しく書くことにしますので、そちらをご覧ください。
そしてここが一番大事なことですが、標準レンズがどんな撮影に適しているのかを本当に理解するには、「望遠レンズ」と「広角レンズ」を理解する必要があります。
この2つを理解して、初めて標準レンズの意味がわかると考えています。
ぜひ、それぞれの記事も読んでみてください。
tomokiの体験談
それでは、毎度おなじみのテーマにまつわる体験談をお話しするパートです。
今回のテーマは「標準レンズ」ですが、僕は初心者時代に、少々特殊なレンズ運用をした経験があり、そんなお話しもしたいと思います。
僕の風景撮影におけるレンズの使い分けは、
- 望遠レンズ 7割
- 標準レンズ 2割
- 広角レンズ 1割
これぐらいの比率で使っています。
「逆じゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、風景において広角レンズの出番はかなり少ないです。そのあたりは広角レンズ記事で解説しますね。
僕の場合は、望遠レンズを軸に運用していて(70-300mm)、「70mmだと狭いな」という場合に、標準レンズを使います。
僕の撮影スタイルといえばそれまでですが、風景を撮り慣れている人は望遠を多用しています。そしてそのことを初心者は知らないと思います。
なぜなら、「風景=広角レンズ」というイメージがあるからです。(僕自身が完全にそうでした)
「そのイメージが間違っていた」ことに気づいたときは、ものすごい衝撃でしたね^^;
実際、多くの人が間違えたまま風景写真を撮り続けていると思いますので、このブログではそのあたりもしっかりとお伝えしていきますね。
話は変わって、僕のレンズ購入は散々でした。APS-Cからフルサイズに乗り替えたとき、まず広角レンズを買いました。
そして、しばらくその1本だけで風景を撮影するという暴挙。
そのあとに望遠レンズを買い、最後に標準レンズを買ったんです。今思えば、買う順番が完全に逆でした。大失敗です。笑
- 標準レンズ
- 望遠レンズ
- 広角レンズ
初心者時代は、この順番でレンズを揃えるのが良いと思います。まだまだ自分の撮影スタイルが確立していない時期ですので、まずは一番撮影の幅が広い標準域で撮るのをおすすめします。
正直、大幅に遠回りしちゃった感が否めないですね。
これを読んでいるあなたは、僕のように遠回りせず、人生の貴重な時間を他のことに使ってください。
まとめ
標準レンズまとめ
- 標準レンズに◯mm〜◯mmという明確な規定はない
- 一般的に、人間の視野角と同じ50mm前後が標準域とされる
- 24-70mmが標準ズームレンズの代表格
- 望遠、広角域以外はすべて標準レンズの出番となる
- 風景を撮る人は、まず標準レンズから購入しよう
いかがでしたか?
風景写真における標準レンズの基礎知識が身についたと思います。
広角レンズと望遠レンズも勉強することで、より実際の撮影に活かすことができますので、合わせて読んでみてください。
では、また(´∀`)ノ
『写真を通して、人生に感動を。』
風景撮影におすすめのCanonレンズ3種(標準・望遠・広角)紹介
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