【全集中】風景写真を一人で撮影すべき3つの理由
そんな初心者の方向けに、「風景を一人で撮影することの重要性」について書きました!
これを理解すれば、むしろ一人で撮影したくなるはずです。
一人での撮影に悩んでいた方はぜひ!
- カメラ歴4年
- 北海道美瑛町在住。ほぼ毎日撮影してます。
- 拙著「写真上達マインド」がAmazon新着ランキング1位獲得。Kindle写真集は2位。
インスタグラムはこちら→tomoki_biei
【全集中】風景写真を1人で撮影すべき3つの理由
僕はいつも一人で風景撮影をしていますし、初心者の方にも一人撮影を推奨しています。
一番大きな理由は、「集中するため」です。
なぜ集中するかというと、「集中した方がいい写真が撮れる」からです。
これは本気で上手くなりたいと思って毎日撮影していたときに、実感しました。集中力が写真の撮れ高に与える影響がとてつもなく大きいことを。
「集中」をベースとした、一人で撮るメリットは次の3つです。
- 集中力を発揮していい写真が撮れる
- 集中力が切れた場合、直ちにやめられる
- 内省が増える
それでは、一つずつ解説していきます。
集中力を発揮していい写真が撮れる
集中力がある状態だと、撮れ高が上がり、いい写真を量産できます。
なぜかというと、集中すると被写体を発見する力が高まるからです。
いわゆる「絶景」というレベルの風景は、黙っていても勝手に目に飛び込んできます。しかし、そうでない風景はこちらが意識的に見つけだす必要があります。
集中している状態だとこれができるので、撮れ高が上がるというわかりやすいカラクリです。
「意識しないと見逃してしまう風景を見逃さない」
ということですね。
やってみるとわかりますが、これは1人だから可能なことです。2人以上のときと全然違います。
「ゾーン」という言葉がありますが、風景写真の撮影において、ゾーンに入った状態になると、驚くほど次々といい写真が撮れます。
これが一人撮影の一番大きな理由です。
ただ、人と撮るのは楽しいので、それを目的にするなら全然いいですけどね^^
集中力が切れた場合、直ちにやめられる
集中が重要という話をしてきましたが、一人で撮影していても集中が切れることは多々あります。
そんなときに、すぐに撮影をやめるという選択ができます。直ちにやめた方がいいです。集中力があると断然撮れ高が上がりますが、切れた場合は逆の現象が起こります。
驚くほど撮れなくなります。
本当です。笑
僕の場合はそれがわかっているので、「あ、集中が切れてきたかも・・」と感じた瞬間に、「今日はもうやめた!帰ろう。」となります。あるいは長めの休憩を入れてもいいですけどね。
いずれにしても集中が切れた状態で撮り続けることほど、時間がもったいないと感じることはありません。
時間がたっぷりある人ならいいかもしれませんが、生産性は大事です。
内省が増える
これも一人ならではの利点です。内省が増えると何がいいかというと、「自ら考え、自ら葛藤し、自ら見つけ出す力」が育まれやすくなるのです。
これを聞くと、「いやいや、撮影に集中してるんだから内省は増えないんじゃない?」と思うかもしれません。もちろん撮影に集中しているのですが、集中するということは、自分自身の内側と向き合うことでもあります。
この情報過多な時代、僕たち現代人は、外からの情報ばかりに振り回され、内省の時間が著しく少ないという実態があります。一人で集中して写真を撮ることは、とても貴重な内省の時間になるんです。
これは、「自分の内なる世界を探求する行為」になります。アーティストの世界です。写真を表現と捉え、アートの要素を見出していくなら、自分なりの答えを見つけるための良い方法なんです。
そんな表現者気質のあなたに、超絶おすすめ本をご紹介します。
アート思考を学べる本です。写真を表現と捉え、自分だけの表現を探求する姿勢がある方には大きな大きな学びがあると思います。絶対に読んでほしい良書です。
僕は読書好きなのでいろんな本を読みますが、写真の勉強にこの本を読む人はさほど多くないと思います。価値観が変わる1冊になるかもしれませんよ。
ということで、いろいろお伝えしてきましたが、これら全てを踏まえると「寂しい」という気持ちはほとんど湧いてこないと思います(人によりますが)。
「一人の時間を大事にして、上達を目指しましょう。」
tomokiの体験談
僕は風景撮影時はほぼ一人です。
フィールドに出ると顔なじみの人に会うことがよくあるので、人と交流しながら撮影するのは、その程度しかないんですね。
僕がメインフィールドにしている「北海道の美瑛・富良野エリア」では、じっくり腰を据えて、同じポイントで撮影することが極端に少ないです。
動きながらの撮影になるので、集中力が切れると極端に発見力が低下します。
こんな絶景は誰でも撮影することができます。雪の朝にここ行けば初心者でも撮れてしまいます。
でもこういう風景は誰でも撮れないと思います。僕も集中が切れてる状態だったらここを切り取れていない気がします。
この写真も。写真だけを見ると絵になる風景に映りますが、実際は何気なく車を走らせていたらスルーしてしまうような、本当にわずかな隙間でした。
誰もが撮影する絶景ポイント以外で撮影していると、集中力がもろに影響してしまうんです。完全に集中力が切れたまま撮影を続行したこともありますが、悲惨な結果に終わりました。笑
あと細かい話ですが、音楽を聴きながら運転すると、集中力が下がるときと、全く下がらないことがあり、その差が未だに不明です。そのときの感覚で聴いたり聴かなかったりしますね。
このあたりは個人差があると思いますので、自分の集中力の特性を把握して、最適解を見出してください。かなり撮れ高を左右するポイントになりますので、意識してみてほしいです。
まとめ
「写真は一人で撮れ。」まとめ
- 一人で撮影する一番の理由は、集中するため
- 集中力があると撮れ高が上がり、切れると下がる
- 集中力が切れたら、撮影をやめよう
- 内省が増え、アート思考が育まれる
- 超絶おすすめ本「13歳からのアート思考」を読もう
- 自分の集中力の特性を把握しよう
いかがでしょうか?
一人撮影は集中力が高まりやすいので、上達を目指す方に最適な撮影方法だと断言します。
集中してたくさんいい写真を撮ってください^^
今回の記事が、あなたの役に立てればうれしいです。
では、また(´∀`)ノ
『写真を通して、人生に感動を。』