【初心者必見】風景撮影におすすめのCanonレンズ3種(標準・望遠・広角)紹介
そんな風景写真初心者向けに、標準・望遠・広角3種レンズのおすすめ記事を書いてみました!
実際に「Canonユーザーで風景写真を撮影している筆者」がおすすめレンズをご紹介します。
レンズ選びに悩んでいる初心者の方は必見です!
【北海道美瑛町のフォトグラファー】 北海道美瑛町で毎日のように自然風景を撮影することがライフワーク。美瑛富良野エリアを独自の視点で深めていくとともに、美と癒しと感動をおすそ分けするための情報発信をしています。 インスタグラムはこちら→tomoki_biei
【初心者必見】風景撮影におすすめの標準・望遠・広角3種Canonレンズ紹介
この記事で紹介するおすすめレンズ一覧
- EF標準:EF24-70mm F2.8L II USM
- RF標準:RF24-70mm F2.8 L IS USM
- EF望遠:EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
- RF望遠:RF100-400mm F5.6-8 IS USM
- EF広角:EF16-35mm F4L IS USM
- RF広角:RF15-35mm F2.8 L IS USM
Canonおすすめ標準レンズ
初心者が標準レンズを選択する場合、意識するポイントは次の1点でいいです。
- 明るいレンズかどうか
結論としては、「F値2.8」の明るい標準レンズをおすすめします。
明るいレンズを選ぶ理由
風景写真は絞って撮影する方が圧倒的に多いため、基本的にさほど明るいレンズでなくても良いです。しかし、
- 標準レンズは最も使用頻度が高く、風景以外(人、動物、食べ物、スナップ)にも使うことがある
- 風景でも花や玉ボケを狙う場合、明るいほうが良い
つまり、次のような写真です。
このような理由により、明るい標準レンズが1本あることで、様々な場面に対応できます。おすすめは、次の標準レンズです。
EF標準レンズ:EF24-70mm F2.8L II USM
主なEFの標準レンズは次の3本が選択肢です。
この中から先ほどの理由により「EF24-70mm F2.8L II USM」をおすすめします。
ほぼ風景オンリーなので明るいレンズはさほど必要ないという考えですが、こんな背景ボケ写真を撮るときは、「明るい標準レンズを一本持っていてよかったな」と、今振り返ると思います。
RF24-70mm F2.8 L IS USM
RFレンズの選択肢は次の4本。
この中から、「RF24-70mm F2.8 L IS USM」をおすすめします。
理由はもちろん、「明るい標準レンズが1本あると、さまざまな場面に対応できる」からです。
ただ、RFレンズはEFレンズよりも価格が高い。これが最大のネックです。おそらく多くの初心者は予算的に厳しいはず。
というわけで、次のパターンも提案します。
マウントアダプターを使用して、先ほどの「EF24-70mm F2.8L II USM」を運用する。
いずれにしても、マウントアダプターを使用してでも明るいレンズを持っていた方が、後悔しない買い物になると思います。
RF標準レンズ(おまけ紹介):RF24-240mm F4-6.3 IS USM
おまけでもう一本ご紹介します。
RF24-240mm F4-6.3 IS USMは、正確には「標準レンズ」ではなく、「高倍率ズームレンズ」という位置付けになります。
そんな方向けの1本です。
- Lレンズではないため価格が安い
- 中望遠域までカバーできるため、望遠レンズを買わなくて良い
この2点が、とてつもなく大きなメリットです。
明るさ、ボケ味、描写はどうしても劣りますが、そこは割り切って、コスパ最優先ということでしたら全然ありかなと僕は思う派です。
おすすめ標準レンズの補足解説
いかがでしたか?
以上がおすすめ標準レンズ紹介でした。
- 標準レンズの基礎知識を得たい方
- おすすめ以外のレンズも知りたい方
- レンズのスペックを詳しく知りたい方
Canonおすすめ望遠レンズ
風景撮影で「望遠レンズ」を選択する場合、ポイントは次の1点です。
- 大三元レンズ(F2.8)でなくて良い
理由
- 絞って撮影することが多いため、さほど明るいレンズを必要としない
- 望遠レンズにかけるコストを標準レンズにかけてほしい
論より証拠です。僕は実際に「CANON EF70-300mm F4-5.6 IS II USM」という5万円台の中望遠レンズでこれらを撮影しています。
限りある資源(お金)をここに使うよりも、先ほどご紹介した標準レンズに投下してほしいです。トータルで考えると、そのほうが良い写真を残せると考えるからです。
このような理由から、次の中望遠レンズをおすすめいたします。
EF望遠:EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
EFの中望遠レンズは選択肢がめちゃくちゃ多いです。なんと8本が選択肢。
この中から先ほどの理由により「EF70-300mm F4-5.6 IS II USM」をおすすめします。
一覧を見ても分かる通り、このレンズだけが非Lレンズであり、新品でも「5万円台」の超破格を実現しています。性能面でも十分に風景を撮影できます。「神レンズ」「隠れLレンズ」などと呼ばれます。
RF望遠:RF100-400mm F5.6-8 IS USM
RFの望遠レンズの選択肢は3本です。
この中から、「RF100-400mm F5.6-8 IS USM」をおすすめします。
理由は次の通り。
- これまで解説した通り、明るいレンズでなくて良い
- 価格がリーズナブル
基本的にRFレンズは価格が高いのですが、ついに安価なレンズが出ました。ありがたいですね。400mmまで撮影できるので、これ以上望遠を買う必要がなくなる点もgoodです。
もちろん資金に余裕がある方はLレンズの方が良いですよ。
おすすめ望遠レンズの補足解説
いかがでしたか?
以上がおすすめ望遠レンズ紹介でした。
- 望遠レンズの基礎知識を得たい方
- おすすめ以外のレンズも知りたい方
- レンズのスペックを詳しく知りたい方
Canonおすすめ広角レンズ
風景撮影で「広角レンズ」を選択する場合、ポイントは次の1点です。
- 大三元レンズ(F2.8)でなくて良い
※ただし、星景写真を撮るなら明るい方が良い
理由
- 広角撮影は解放の撮影が少ないため、さほど明るいレンズを必要としない
- 節約できたコストを標準レンズに投下してほしい
- 星景をやるなら明るいレンズを
広角レンズでの風景撮影では、開放よりも絞って撮影する方が圧倒的に多いです。
たしか当時は26万円ぐらいだった気がしますが、「F4にしておけば17〜18万円安くなるので、その分を他の機材購入(いい三脚とか)に回せばよかった」ということが、今ならわかります。笑
ぜひ参考にしてください。
僕は頻度は少ないものの星景写真もやります。でも美瑛富良野の夜はかなり暗くなるので、F4でも十分撮影できます。
自分の撮影スタイルやフィールドの状況などを考えた上で選択するのが良いと思いますよ。
そんなことを踏まえて、おすすめの広角レンズをご紹介します。
EF広角:EF17-40mm F4L USM
EFの広角レンズの選択肢は4本です。
この中から、EF17-40mm F4L USMをおすすめします。
- 明るいレンズでなくて良い
- 価格がリーズナブル
このような理由ですが、Lレンズでありながらかなりリーズナブルなのでおすすめです。
僕の経験上でも、星景以外ではF2.8で撮影したことがありません。このレンズを購入しておけば、17〜18万円浮きました。初心者時代の僕に教えてあげたかったです。笑
RF広角:RF14-35mm F4 L IS USM
RFの広角レンズの選択肢は2本しかありません。
この中から、RF14-35mm F4 L IS USMをおすすめします。
- 明るいレンズでなくて良い
という、これまでと同じ理由ですが、RFレンズはやはり価格が高いです。
標準レンズのときもお伝えしましたが、マウントアダプターを使用して、EF17-40mm F4L USMを運用する。これを選択肢に入れても良いと思います。
おすすめ広角レンズの補足解説
いかがでしたか?
以上がおすすめ広角レンズ紹介でした。
- 広角レンズの基礎知識を得たい方
- おすすめ以外のレンズも知りたい方
- レンズのスペックを詳しく知りたい方
tomokiの体験談
初心者時代にはわからなかったけど、いろいろ経験してきた「今になってやっとわかること」がたくさんあります。
記事の中でも書きましたが、たとえば「明るい超広角レンズは必要なかった」ということがあります。当時は資金に余裕があったわけでは全くありませんが、「高いレンズを買っておけば間違いないでしょ」みたいな高級志向で購入しました。ありがちなパターンですね。笑
もちろん間違いはなかったのですが、振り返ってみると明らかにオーバースペックでした。たとえるなら、一人暮らしでほとんど料理をしないのに、600Lの20万円もする大型冷蔵庫を買うようなものです。知識がないと平気でこういう選択をしてしまうのがカメラ機材です。恐ろしいですね。
それよりも頑丈な三脚を一本買っておけばよかったと後悔しています。当時、「三脚ってこんなに高いもんなの!?三脚なんかにこんなにお金かけてられないよ」とケチって、オーバースペックのレンズにお金を使いました。今思えば完全に逆の選択をしていましたね。しかもそれにまったく気づかないのです。三脚がめちゃくちゃ大事だということは、カメラをはじめて3年後ぐらいに気づきましたけど。
要は何を基準に選択すればいいのかわからないので、最適解を導き出せないんですね。この記事をしっかり読めば、風景写真初心者がどんなレンズを選べばいいのか、その判断基準がわかるはずです。そこを意識して書いていますので、わからなかった方は何度でも読み直してみてください。
僕が何度も「明るいレンズはいらない」と言ってきましたが、その理由も書いています。ですから、「俺は星景写真を撮る」「私はお花畑で背景を思いっ切りぼかして撮りたい」「イルミネーションの玉ボケ写真を撮りたくてカメラを始めた」という、僕の想定読者に当てはまらない方は明るいレンズを買えばいいですし、資金がある方は高いレンズを買って全然OKです。
「風景写真撮影がメインで、なるべくコスパ良くレンズを揃えたい初心者」を対象にして書きましたので、その基準を軸に、自分の撮影スタイルを考えると、自分だけの選択肢が見えてくるはずです。
ひとつ大事な視点をお伝えすると、標準、望遠、広角をそれぞれ単体で考えるのではなく、全体のバランスを考えて選択するのが良いと思います。
参考になれば嬉しいです^^
「風景撮影におすすめのCanonレンズ3種」まとめ
今回ご紹介したおすすめレンズまとめ
- EF標準:EF24-70mm F2.8L II USM
- RF標準:RF24-70mm F2.8 L IS USM
- RF標準おまけ:RF24-240mm F4-6.3 IS USM
- EF望遠:EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
- RF望遠:RF100-400mm F5.6-8 IS USM
- EF広角:EF16-35mm F4L IS USM
- RF広角:RF15-35mm F2.8 L IS USM
「風景写真をメインに撮影する初心者」におすすめしたいレンズ記事を書きました。
きちんと読むと、レンズ選びの基準が理解できると思いますので、自分にとって最適なレンズを選択できるようになると思います。
レンズを揃えていい写真をたくさん撮ってください^^
この記事が参考になれば嬉しいです。
では、また!