【脱初心者への道⑥】カメラのメンテナンス方法〜おすすめの道具も紹介
そんな方向けに、「初心者に必要なメンテナンス方法がわかる記事」を書きました!
記事を読めば、実際に誰でも「メンテナンスができる」ようになります。
「メンテナンスのやり方」で悩んでいた初心者の方はぜひ!
- カメラ歴4年
- 北海道美瑛町在住。ほぼ毎日撮影してます。
- 拙著「写真上達マインド」がAmazon新着ランキング1位獲得。Kindle写真集は2位。
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【脱初心者への道⑥】カメラのメンテナンス方法〜おすすめの道具も紹介
カメラやレンズは高価なものです。調子が悪くなったり、故障すると、当然余計な費用がかかります。
最低限必要な道具を揃え、しっかりメンテナンスをすることで、機材を良い状態に保ち、良い写真を撮りをましょう。
また、カメラやレンズはリセール(転売価格)がいいので、良い状態をキープしておくことで、より高く売ることができます。
たとえば一度購入したレンズを長く使い続け、寿命がきたから新しいものに買い替える。なんて人はかなり少数派です。
メンテナンスがしっかりできていれば、よほどのアクシデントがない限り、壊れることはあまりないからです。
「もっと性能の良いカメラやレンズが欲しいな〜」と思ったとき、古いレンズを高く売って、新しいレンズを購入すれば、非常にコスパよく機材の運用ができます。
消耗品と考えず、売るところまで視野に入れて機材をメンテナンスしましょう。
メンテナンスに必要な道具
カメラ初心者初心者に必要なメンテナンスの道具はこちらです。
- ブロアー
- レンズペン
- クリーニングクロス
- クリーニングペーパー
- クリーナー液
個別に揃えなくて全然OKです。
最初はクリーニングキットを買いましょう。
これで必要な道具はほぼ揃いますし、単品購入で揃えるよりも格段に安いです。消耗品のペーパーや液も頻繁に買い足すようなものではないので、一度買えばかなり長持ちしますよ。
実際に写真を始めると、「これは2コあったほうが便利だな〜。」とか気付くことがありますので、そのタイミングで買い足せばいいですね。
ちなみに僕はブロアー、レンズペン、クロスを買い足しています。
メンテナンス方法
- カメラのメンテナンス
- レンズのメンテナンス
カメラのメンテナンス
カメラのメンテナンスは、撮影するたびに毎回する必要はありません。
「汚れが目立つ」
「今日はホコリっぽいところで撮影した」
「最近掃除してないな〜」
と感じたらやりましょう。
もちろん毎回やるのが一番カメラにやさしいですが、そこまでしなくて大丈夫です。
ちなみに僕は、汚れが確認できたときに軽めにサッと掃除し、月に一回ぐらいは少し時間を撮って丁寧に掃除するという感じです。
今回は、僕がやる「月に一度の丁寧な掃除」をご紹介します。
使用する道具はこちら
- ブロアー
- レンズペン
- クリーニングクロス
①ブロアーでゴミやホコリを飛ばす
アイカップも外れますので、外してから掃除しましょう。
意外とここにゴミが溜まるんですよね。
②取りきれなったゴミやホコリをブラシで払う(レンズペンについてるブラシでOK)
このとき、メモリーカードやバッテリーのフタも開けて掃除しましょう。
③ボディーマウント内側の汚れを掃除
マウントの内側にもゴミが溜まりやすいので、カメラを下向きにして飛ばします。
このとき、キャップの内側のゴミも飛ばしましょう。ここにゴミやホコリがあると、キャップを閉めたときにゴミが侵入してしまいます。
マウント表面も汚れやすいのできちんと拭きましょう。しばらく掃除していないとペーパーが真っ黒になってビビります。(笑)
④細かい部分を掃除する場合
アイカップまわり、各ボタンまわりなどは、傷をつけないためにつまようじの先を折り、クリーニングペーパーを巻いて掃除するときれいになります。
ファインダーはこれにクリーニング液をつけて拭くときれいになりますよ^^
これは本当にたまーにしかやりません。(半年に一回とか)
⑥ボディー全体を拭いて終わり
クロスでボディーをきれいに拭きあげて終わりです。
モニター部分は汚れやすいのでしっかりと。
もしボディーにひどい汚れがあれば、クリーニングペーパーにクリーニング液をつけて落としましょう。
ぶっちゃけ、固く絞ったタオルで拭くとかでも大丈夫ですけどね。
カメラボディーは以上です。
レンズのメンテナンス
①レンズ(前玉)のゴミやホコリをブロアーで飛ばす
保護フィルターを付けている場合は、外します。
まずはブロアーでゴミやホコリを飛ばしましょう。
※被写体側のレンズ面を前玉、カメラ側を後玉と言います。
②クリーニングペーパーかレンズペンで拭く
汚れがひどくなければ(指紋程度の汚れ)、レンズペンだけでスッキリきれいになります。
中心からぐるぐると拭いていくと、ピカピカになります(^^♪
これで前玉レンズ面終わり。僕はだいたいいつもこれで終わりです。
汚れがひどい場合は、クリーニングペーパーにクリーニング液をつけて拭きます。
キャップをする前にキャップもブロアーで掃除しましょう。キャップの裏は意外と汚れています。
僕の場合、保護フィルターが汚れている場合が多く、クリーニングペーパーでしっかりきれいにしてからレンズに戻します。
これでレンズの前玉は終わりです。
③レンズ(後玉)も同じように掃除する
これも同じように。ここはほとんど汚れていないはずなので、だいたいはブロアーだけで十分です。
汚れがあればペーパーで拭きとりましょう。
そして実は汚れやすいのがマウント部分。クリーニングペーパーでしっかりと汚れを拭き取りましょう。(真っ黒になるかも)
キャップの掃除も忘れずに。
④レンズの外装
これもブロアーでゴミを飛ばします。
そしてクロスで拭けばきれいになります。
ズームレンズは伸ばして拭きましょう。
これでカメラとレンズの掃除が完了
毎回こんな感じでしっかりと清掃する必要はありません。
さほど汚れていなければブロアーだけでいいし、汚れ具合に応じてメンテナンスをしましょう。
ただ、これぐらいしっかりやるとカメラに愛着が湧いてきます。月一回とか、定期的に丁寧なメンテナンスをするのが個人的にオススメです。
【僕のリアル運用体験談】
さあ、この記事はここからおもしろくなります。
僕の実体験をお話ししますね(^^♪
クリーニングキットは安いものでいい
役に立つ体験談です。
クリーニングキットの話です。
実際、カメラを運用するとわかりますが、クリーニングキットは家に置いておかず、カメラバッグに入れて常に携帯します。
撮影先で汚れたときなどに使うので携帯必須なんですが、使用頻度は低いというアイテムなのです。
そしてカメラを始めると、どんどん道具が増えていきます。すると、使用頻度の低いメンテナンス用品はできるだけコンパクトなものがいい。
ということで、コンパクトで安いキットで十分なんです。
ブロアーは大きい方が風の量も多く、ゴミをたくさん吹き飛ばせるため、大きい方がラクです。だけど大きなブロアーはカメラバックに入れたくない(笑)
だから家用に大きなものを。携帯用にキットのブロアーを。多くの人はこんな感じの運用にたどり着くはずです。
最初から頑張って良いものを買わなくていいというのが僕の意見です。
メンテナンスをおろそかにした初心者時代編
僕は主に自然風景や野生動物を撮影しています。ですので屋外でレンズ交換をすることも普通にあります。
あるとき、動物を撮影するために、標準レンズから超望遠に交換したときに、モニターにエラーみたいな見慣れない表示が出ました。
「なんだなんだ??」と思いながらもう一度外して付けてみると治ったのですが、今度はオートフォーカスがちゃんと機能しない。かなり焦りました(^^;;
自分に「落ち着け」と言い聞かせ、よくよく確認してみるとレンズのマウント接点が超絶汚れていたんです。クリーニングペーパーで拭くと真っ黒になってびびりました。
きちんと清掃して再びレンズを装着すると、通常通り使えるようになりました。
このときは特に急いでいた場面ではなかったので助かりました。たとえば、「丸一日待ってようやく現れた野生動物のシャッターチャンスをこれで逃してしまった」とでもなれば、もう目も当てられません。
メンテナンスはシャッターチャンスを作ることを思い知った出来事でした。
まとめ
- カメラボディーを定期的に掃除する
- カメラレンズも定期的に掃除する
- クリーニングキットを購入しよう
- クリーニングキットは安くていい
- メンテナンスはシャッターチャンスを作る
この記事があなたのお役に立てれば嬉しいです。
では、また(´∀`)ノ
『写真を通して、人生に感動を。』