【春】美瑛富良野の景勝地紹介(4月/5月/6月)
「桜」「新緑」「残雪の山々」「花」「畑」「動物」
美瑛富良野の春はさまざまな風景を楽しめます。
この地域の特徴であるなだらかな丘を中心に、春特有のワクワク感を味わえる景勝地をご紹介させていただきます。
【北海道美瑛町のフォトグラファー】 北海道美瑛町で毎日のように自然風景を撮影することがライフワーク。美瑛富良野エリアを独自の視点で深めていくとともに、美と癒しと感動をおすそ分けするための情報発信をしています。 インスタグラムはこちら→tomoki_biei
【春】美瑛富良野の景勝地紹介(4月/5月/6月)
美瑛富良野エリアは、「春」の線引きが難しいです。
一般的に4月は春ですが、場所によってはそれなりに雪が残り、風も冷たく、体感的にはとても春とは思えない日も多かったりします。
6月は下旬になると初夏を感じますが、それまでは春の感覚で過ごしますね。
少しの冬と少しの夏が同居する春をお楽しみください。
▲美瑛を訪れる人に必ず見てほしい動画▲
青い池
青い池の4月は、まだ雪が残っています。その年にもよりますが中旬から下旬にかけて完全に解氷します。
完全に解氷した青い池ももちろん良いですが、写真的にはこの時期はとても面白いので個人的におすすめ。
薄氷のおかげで影とリフレクションが同時に見られるおもしろい風景。
このような青い池を見たい方は、5月に入ってからが良いでしょう。
白ひげの滝
白ひげの滝も青い池同様、4月は雪が残り、5月から緑が増えてきます。
このエリアは春の訪れが少し遅めです。
青い池に行く際は一緒に訪れましょう。
クリスマスツリーの木
どの季節も絵になる屈指のスポット。
月とクリスマスツリーの木。まだ少し雪が残る。
夕方になると多くのカメラマンや観光客で賑わいます。個人的には一日に二度訪れることも。
新栄の丘
ここも多くの人が訪れる屈指の景勝地です。朝も美しいし、晴れた日の日中は順光でも美しい。
反対側に夕日が沈むため、夕方も賑わいます。星景撮影でも人気。
春は十勝岳連邦の残雪がとても美しいです。
親子の木
4月の道路は完全に雪がありませんが、丘にはまだ残ります。
この時期は毎日景色が変化しますね。
親子の木はいろいろな場所から見ることができます。このときは遠景で麦畑を入れて撮影しました。
2枚目の写真と同じ日ですが、手前はじゃがいも畑。
中望遠レンズがあると良いですよ。
ケンとメリーの木
左のポプラがケンとメリーの木です。このときは華やかなルピナスが丘を彩り、癒されました。
大きな駐車場があるので大型の観光バスが訪れ賑わいます。
ポプラの木はとても大きいので、少し離れた位置から撮影するのがおすすめです。
セブンスターの木と白樺並木
ここも駐車場があるので観光客が多い場所。周りは畑ですが観光客が入ってしまうのが問題になっています。絶対に入らないでください。
個人的にセブンスターの木が好きで足繁く通っています。いろんな表情を見せてくれるので、何度訪れても飽きない場所のひとつです。
セブンスターの木は柏の木。シルエットも美しい。
白樺並木の周りは広大な畑。
ここに居るだけで癒されますね。
マイルドセブンの丘
大きなカラマツが立ち並ぶ人気の景勝地。北海道らしい風景を満喫することができます。
右に1本だけ佇む白樺も綺麗な形をしており、おすすめの被写体です。
農家さんの好意できちんと整備されていますが、畑や敷地に入る人も多いです。マナーを守りましょう。
5本の木が立ち並びますが、数年前は何十本もあるカラマツ林で、その頃はマイルドセブンの丘といえばここでした。
今は旧マイルドセブンの丘と呼ばれているようで(Googleマップにも記載されています)、なんだか少しややこしいですね。
青空が見えているときや夕日が差し込む時間帯は絵になるスポットです。
四季彩の丘
美瑛屈指の景勝地ですが、四季彩の丘の春はやや遅めのスタート。一応5月から花はありますが、かなり少なく、本格的には6月からという感じ。
ルピナスが咲くと一気に華やかになります。
ファーム富田
ファーム富田といえば7月のラベンダーをイメージしますが、他の花畑は4月中旬ごろから楽しむことができます。
春はまだまだ花が少ないので、お花好きの方にここはおすすめです。四季彩の丘よりも早い時期から花が充実しています。
温室では一足早くラベンダーを楽しむことができますよ。
かみふらのフラワーランド
ルピナスの時期はここがおすすめ。意外と知らない人も多いので6月の美瑛富良野に訪れる人はぜひ。ファーム富田からさほど遠くないのでセットで行きましょう。
一面ルピナスで埋め尽くされる景色は圧巻です。癒し効果抜群の天国のような場所ですね。
桜
春の主役はやはり桜。この時期になるとようやく暖かくなりはじめ、春を感じる気候になってきます。
例年ゴールデンウィークごろに咲きます。
美瑛町の桜はこの聖台ダム公園のあたりから咲きはじめます。
桜と新緑が同時に見られるため、とてもきれい。
夜桜が見られるスポットもあり、日中も夜も桜を満喫できます。
新緑
5月〜6月は美しい新緑に癒されます。
水芭蕉
4〜5月は水芭蕉が見られます。春の訪れを感じますね。
カタクリ
桜と同じぐらいの時期が見頃。美瑛町の聖台公園が人気スポットです。
エゾエンゴサク
水芭蕉、カタクリとともに、カメラマンが好んで撮影する春の花。だいたい同じ時期に撮影でき、道路脇や公園、川辺など比較的多くの場所で見られます。
畑
畑は個人的に大好きな被写体。特に丘陵の畝は絶景です。
幾重にも折り重なる畑の風景は圧巻。
春は農家さんが動き出す時期ですので、トラクターもよく見かけます。
畑のマルチシートも絶景。
6月の麦畑はまだ青く、色づきが始まる時期ですが、朝日や夕日が当たると黄金色に輝きます。
美しい。
この時期の風物詩。丘一面にじゃがいもの花が咲き誇ります。
残雪の山
4月〜5月は残雪の山々が最高に美しく、丘の景色と合わせて撮影するのがおすすめです。
徐々に雪が溶けてくると、ゼブラ模様になってくるのも良きですね。
残雪の山々とトラクターは絵になります。
北海道らしい風景。
朝焼け
春になると、冬には見られなかった真っ赤な朝焼けが見られるようになります。夏至に向かって日の出時刻がどんどん早くなっていくので、早起きが必須。
淡い焼け空もまた良い。朝焼け最高です。
だいぶ雪解けが進んできた大雪山にも情緒を感じます。
朝霧
5月6月は朝霧撮影のチャンス。朝霧は9月10月がピークですが、この時期も良い霧が時折見られます。
丘陵の斜面を駆け上がってくる朝霧。
丘を漂う朝霧。
ときには雲海も見られます。
野生動物
春になると動物たちを目にする機会が増えてきます。この地域ではおなじみのキタキツネ。
5月末から6月は子ぎつねも見かけます。運が良ければ出会えるかもしれません。
美瑛富良野のエゾシカは普通に警戒心が強く、キタキツネほどは見かけません。見かけるのは圧倒的に早朝で、日の出前の時間帯が多いですね。
早朝の丘に現れるとシルエットを撮影できるチャンスありです。
意外と一年に何度もこのようなシーンに出会います。
エゾリスも春はよく見ます。車を走らせていると道路を横切ることも多々ありますので要注意。
田植えが終わるとよく見かけるようになります。警戒心が強いため、撮影がやや難しいです。
インスタグラムで春動画公開中
インスタグラムのリール動画では美瑛富良野の春をお届けしています。それぞれの時期のイメージが掴めると思いますので参考にしてください。
▶︎2022/4/11〜20
▶︎2022/4/21〜30
▶︎美瑛富良野・桜
▶︎2022/5/1〜15
▶︎2022/5/16〜31
▶︎2022/6/1〜15
▶︎2022/6/16〜30
美瑛富良野ひととせ記(4月/5月/6月)
美瑛富良野の四季の風景を収めたKindle写真集も販売中。Kindle Unlimitedに加入している方は0円で見られます。
マナーを守って撮影を
美瑛富良野エリアの景勝地は、大半が農地です。作業する農家の邪魔にならないようにするなんてことは誰でもわかりますが、やってしまいがちなのが農地への侵入です。
観光客の靴裏から菌や卵が畑に入り、ジャガイモシストセンチュウなど深刻な被害が出る危険性もあります。
美瑛富良野の美しい景観を後世に残していけるよう、知識がない方は上の動画を見てからお越しください。
マナーを守り、素敵な写真をたくさん撮ってください。
では、また!