【保存版】確実に風景写真が上達する超実践的勉強術10選
✅風景写真が上手くなりたい
✅いい勉強方法がないか探してる
✅初心者を抜け出したい
そんな方向けに、風景写真が上手くなるために必要な「超実践的な勉強術」について書きました!
僕が実践し、実際に成長してきた方法です。確実に写真が上達しますよ^^
写真が上達しないとお悩みの初心者はぜひ!
【北海道美瑛町のフォトグラファー】 地元をこよなく愛するフォトグラファー。北海道美瑛富良野をメインフィールドに、年間250日以上、自然風景を撮影している美瑛町民です。この鬼撮影で得た体験や上達方法をブログで発信しています。 インスタグラムはこちら→tomoki_biei
風景写真初心者の方が確実に成長し、初心者を抜け出すまでのロードマップを作成しました。
体系的・実践的で、初心者にわかりやすく、上達の手順やプロセスを解説している記事はこれまでほぼありませんでした(僕が知る限りですが・・)。
この記事は、それを実現させるために書きました。「成長せずに悩んでいた過去の自分」に教えてあげたい内容になっています。
写真初心者は基礎基本の反復が一番大事
僕は8年ほど、発達心理学を用いた自分づくりを実践してきました。
自分づくりとは、「豊かに生きるための、人間としての土台づくり」のことをいいます。
これは写真上達にも応用することができます。
立派な建物を作るためにはしっかりとした土台が必要なように、写真という良い作品を作るためにも、しっかりとした土台が必要なのです。
その土台は、基礎基本の反復で作られます。
基礎基本の大切さを発達心理学の側面から書いた記事がありますので、興味がある方はこちらをご覧ください▼
では基礎基本とは何か?という話ですが、
僕は「写真基礎力4要素」と(勝手に)呼んで、いろんなところで提唱しています。
写真基礎力4要素とは
写真基礎力4要素
- 基本構図を身につける
- 光の性質を理解する
- カメラを使いこなす
- 現像技術を身につける
これらを反復します。野球選手が毎日素振りをするように。陸上選手が1日に何回も走り、それを毎日繰り返すように。
写真も基礎を繰り返すことで確実に上達します。
①基本構図
構図は写真上達に欠かせない要素です。本当に本当に本当に重要です。笑
僕はこのブログ内で構図の重要性を語り続けています。
重要すぎるがゆえに、「基本構図をまとめた初心者向けの記事」も作成しました。ぜひこれを勉強して反復してください。
②光の性質を理解
写真は英語で「photograph」
photoは「光」、graphは「描く」です。
写真とは「光が描かれたもの」で、昔は「光図」と訳されていました。
ですから、光を理解することは写真を理解することに直結します。基本中の基本ですが、多くの初心者は光の性質を理解しないまま写真を撮っています。過去の僕がそうでした。
理解していないと感じる具体例をひとつあげてみます。
「晴れの日しか写真を撮らない」
こういう人がかなり多いはずです。「写真は光が大事だ」というのはよく聞くと思いますが、一度しっかりと基礎を学ぶことを推奨します。
光の基礎を学びたい方は、こちらの記事をご覧ください▼
③カメラを使いこなす
これも、おろそかにしたままの人が非常に多いと感じています。さっきから全部、過去の僕のことなんですけれども(笑)
カメラの操作や設定を知らないことは、「シャッターチャンスを逃す」ことと同義です。初心者のうちに基礎を習得しておきましょう。
具体的には、以下を実践すると良いです。
- 薄暗い朝夕でもカメラのボタンを確認せずに操作できる
- カメラの説明書を読んで必要な設定をする
解説しますね。
薄暗い朝夕でもカメラのボタンを確認せずに操作できる
僕が住んでいる北海道美瑛町には、有名な写真家である中西敏貴氏がいます。
彼はこう言います。
- 「真っ暗闇でも一瞬でカメラ操作ができるようになりましょう」
- 「カメラと一体になろう」
- 「テレビを見ながらでもカメラを触っていてほしい」
こういう話って「すごいな〜」と思いつつも、スルーしてしまいがちです。でも。ここがポイントだと思います。めちゃくちゃ重要だと僕は思います。
結局、写真が上手い人ほど基本を大事にしている。
基本などもう必要がないであろうイチローが、一番早く球場に足を運ぶ。
もうこれが答えだと思うんですよね。
僕はここをスルーしませんでした。で、どうなったかというと、
- 日の出前の暗い時間でも、一瞬でカメラの設定ができるようになりました。
- 急にキタキツネが飛び出してきたとき、ババっと設定を変えて撮影できました。
本当にシャッターチャンスを逃さないようになったんです。
「こういうことをおろそかにしておきながら、写真が上手くならないだなんて、なんておこがましいんだ。」と猛省しました(^^;;
最後にもう一度言いますね。
「結局、写真が上手い人ほど基本を大事にしている。」
以上です。
カメラの説明書を読んで必要な設定をする
説明書を読むことがなぜ大事なのか?
次のような理由があげられます。
- シャッターチャンスを逃さなくなる
- 撮れ高が上がる
たとえば、一眼レフやミラーレスはボタンに割り当てる機能をカスタマイズすることができます。
説明書を読む前は、それすら知りませんでした。買ったままの初期設定の状態で何年も撮影していました。
- F値
- ISO
- シャッタースピード
これらの設定をよく変更するかと思いますが、初期設定のままよりもカスタムした方が圧倒的に設定時間を短縮することができます。
さらにもうひとつ。
僕は初心者時代、「白飛び」というものを知らないまま撮影していました。でも知ったあともよく白飛びさせて失敗写真を量産していました。
しかし、次の機能を使っていれば失敗写真は激減していたはずです。
- 高輝度側・階調優先
- ハイライト警告表示
これらは、白飛びを緩和させたり、「白飛びしてるよ」と警告してくれる機能です。
今となってはもう必要ありませんが、初心者時代に知っていればかなり役に立っていたと思います。
カメラを使いこなすって、めちゃくちゃ大事なことだと思いませんか?
④現像技術
僕は企業のwebコンサルもしているので、「スマホ写真をうまく撮るコツ」を教えることがあります。
そのときに、次の2つが大事だと説明します。
- 元写真をしっかり撮ること
- 編集アプリを使うこと
これで、人から「いい写真」と言われるような写真になりやすいですよと。
元写真がしっかり撮れていないと、編集アプリを使ったときに、編集に耐えきれずに画質が激しく劣化してしまうことが多々あります。
一般の人が何気なく撮った写真を僕がレタッチするという実験を何度もしたことがありますが、やはりいい写真に仕上げることができません。
あくまでも、ある程度しっかり撮れた元写真があって、ある程度のクオリティーでレタッチすることによって「いい写真だね」と言われるような仕上がりになります。
両方おろそかにしてはいけないということですが、一眼レフやミラーレスだと、スマホよりもしっかりとした元写真を残しやすいです。
となると注目したいのが「現像」です。
初心者の方は、現像は難しそうだからと後回しにしている人もいるかと思いますが、おすすめの編集ソフトとして「Lightroom Classic」をご紹介した記事がありますので、まだ現像に手を出していない方はこちらを参考にしてください▼
https://tomoki-photography.com/lightroom/
基本的な現像方法についてはこちらの動画が参考になります▼
量は質に転化する!写真初心者こそ愚直に量稽古が必要だ
「上手くなりたいならたくさん撮れ!」なんて話もよく聞きますよね。
僕もそう思います。
- 写真が上手い人ほどたくさん撮っている
- 量は質に転化する
こういった側面があるからです。
これも解説します。
① 写真が上手い人ほどたくさん撮っている
これも先ほどの中西氏やイチローの話と重なりますが、基礎基本を大事にし、両稽古を怠りません。
中西氏は今でも1日1000〜2000枚撮ると言います。10日で2万枚です。
写真が上手くなりたいなら、「年間1万枚は撮ろう」とよく聞きますが、いかに桁違いなのかがよくわかると思います。
他にも写真家のこんな話も聞きます。
- 車の走行距離は年間6万km
- 毎日給油
- タイヤは1年持たない
自分の努力がいかに足りていないのかを思い知りましょう。笑
絶望しましょう。打ちのめされましょう。
大丈夫です。僕もそうでした。
自分の現在地を知り、地に足をつけてコツコツ積み上げていく決意をしましょう。
ここから一歩ずつ成長が始まるのです。
② 量は質に転化する
これはなぜかというと、物事は一定量をこなすと、上手くいくコツが掴めてくるからです。
ただ、これはやみくもにたくさん撮ればいいという教えではありません。
ここで極めて大事なことをお伝えします。
基礎を学んだ上で量を実践すること
これが大事です。ここは多くの人が勘違いしやすいポイントだと思います。「たくさん撮ってるのに、上手くならない。」と。
量をやれば質が高まるというのなら、毎日字を書いているのに、一向に上手くならないのはなぜでしょうか?
字の書き方の基礎を学んでないからです。ただ書いているからです。
だから、先ほどの写真基礎力4要素を学び、量稽古を重ねるのです。
この記事を読んでいるあなたは、しっかりと「上達の王道」を歩んでください。
必ず量が質に転化します。
基本的な写真勉強方法3選
「写真の勉強って何でするのがいいの?」という話ですが、まずオーソドックスな方法3つを押さえておきましょう。
- 本
- 写真集
- 動画
これだけでもかなり網羅的に学ぶことが可能です。
①「本」で勉強する
定番の勉強法ですが、これを欠かすことはできません。
- 初心者向けの本
- カメラ系の月刊誌
- テクニック本
- 活字本
本の歴史は長いので、写真関係においても多種多様な本が存在していることがメリットです。
自分が撮るジャンルによって選ぶ本も変わりますが、ニッチなジャンルでも探せば見つかるはず。
この本なんかは超初心者に人気ですね。僕も持っています。
こちらはフィルターメーカーの「H&Y」が協力して制作した本です。フィルターワーク初心者にとてもおすすめ。実践的でわかりやすいので、フィルターを使う人は一冊持っておくと良いですよ。
フィルター初心者へのおすすめ本「極上の風景写真フィルターブック」で基礎を勉強しよう
関連- アマゾンで評価が高い本
- 写真家やインフルエンサーがおすすめする本
このあたりを参考にするのが選書のコツです。
② 写真集で勉強する
写真をやる人は、写真集から学びましょう。意外とこれをやらない人が多いので、しっかりと押さえておくと良いです。
自分も実際にそこに行き、同じように撮影することができるからです。最初は上手い人の真似をするのはとても大事です。
僕は北海道美瑛町ですので、
- 高橋真澄氏
- 中西敏貴氏
の写真集でよく勉強しました。何度も何度も見返しましたし、今も時折、開きます。活字の本の場合は2回以上読むことが稀ですが、写真集は何度も見返しやすいのが特徴かもしれません。
まずはあなたの地域で活躍する写真家さんを調べて、ベンチマークする。やってみてください。
③ 動画で勉強する
今の時代、写真の学習に動画を活用しない手はないです。
なぜなら、動画の最大のメリットは「情報量の多さ」だからです。
動画の普及により、視覚からの情報量が圧倒的に増えました。
正直、カメラって難しいじゃないですか。
- 専門用語が多い
- 構図も多い
- レタッチが難しい
- 設定もややこしい
この写真学習における大きなデメリットが、YouTubeの登場によって「劇的に改善」されました。
難しすぎて投げ出したくなるような写真の勉強が、一昔前に比べたら、本当にわかりやすく学べるようになりましたね。しかも無料で。なんて素晴らしい時代でしょう。
これを活用しない手はないですよね^^
「ながら」で聞ける動画もたくさんありますので、隙間時間にYouTube学習するのがおすすめです。
もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。おすすめ本やおすすめ動画、写真集などもご紹介しています▼
「カラーバス効果」を意識すれば風景写真が上手くなる
さあ、このあたりからが、本記事の真骨頂に入ってきます。
テクニックやノウハウよりも、考え方や心構え、意識の仕方などにフォーカスを当てていきます。戦略的な話も多くなってきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
さて、本題に戻りますが、「カラーバス効果」を知っていますか?
「color(色)」を「bath(浴びる)」という意味で、意識している対象の関連情報が勝手に自分に集まってくるというものです。
朝の情報番組で、「牡牛座のあなたのラッキーカラーは赤です!」と言われたら、信号機の赤を見て「あ、赤だ!」と思わず反応してしまいます。ポストを見るたびに視線を奪われてしまいます。
これがカラーバス効果です。
- 意識している情報は自然と集まってくる
- 目から入る情報を、実は脳が取捨選択している
これを活用して風景写真上達のトレーニングにしちゃおうぜ。というのが僕の提案です。
具体的には、
SNSなどでも写真を見るときに「きれい!」「絶景!」と漠然と見るのではなく、
- 「どこがきれいなのか」
- 「どこが絶景だと思うのか」
ということを意識して見る。すると撮影のフィールドにおいても、自然と撮影すべきポイントを脳が探し出して、目に飛び込んでくる。というカラクリです。
面白いですよね^^
こういうことがわかってくると、「写真って、テクニックだけじゃないんだ」ということに気づくことができ、上達が加速し始めます。
実際、僕はこれを実践したおかげで劇的に写真が上達しました。
「意識するポイント」など、もっと詳細に解説している記事がありますので、ぜひこちらもご覧ください▼
風景写真初心者におすすめの「一点突破戦略」で突き抜ける
さあ、それでは楽しい戦略の話をしてまいりましょう。
僕が推奨するのは、ズバリ、「一点突破戦略」です!
ビジネス界隈では有名な経営戦略で、いわゆる「ランチェスター戦略」という弱者の戦略を参考にしています。
上級者が「強者」だとすると、初心者は「弱者」です。つまり、弱者の戦略は「初心者の上達戦略」です。
弱者ができる戦略を実践して上達につなげます。
初心者の何を集中させればいい?
- 時間
- 労力
- お金
このような、初心者でも持っている資源を一点に集中させて突き抜けます。ちなみに機材を買う必要はないので、「お金」はさほど必要としませんのでご安心ください。
具体的には、これらの力を「同じ場所に通う」という手法で実践します。集中的に経験値を高め、局所的に脱初心者を達成するというものです。
なぜなら、この経験が、間違いなくその後の活動に好影響を与えるからです。
この戦略にどんな効果があるのか
- 撮影に余裕が生まれる
- 視野が広がり視点が増える
これらの能力を獲得することができます。
つまりこれは、写真が上達するということですよね。
この得られる結果を意識的に取りに行くのが重要なポイントです。
具体的に、どこに通い、どんなことに気づき、どういうカラクリで成長していくのかという詳細は別記事で解説していますので、興味がある方はぜひご覧ください。
【風景写真にセンスは不要】最強の思考法で脱初心者を達成できる
これも主にビジネスで使われる思考法です。
仮説検証という言葉を聞いたことがあるかと思います。
- 仮説を立てる
- 仮説を検証する
- 検証を元に、新たな仮説を立てる
- これを繰り返す
やることはこれだけです。いたってシンプルなのでわかりやすいですよね。
いわゆる「PDCA」を回すのと同じで、改善していくことができます。
具体的に風景写真の上達に置き換えてみます。
- 霧が出そうな日に撮影に出て白虹を探す
- 「今日は出会えそうにないかも・・」
- 見晴らしのいい高台に行くと、遠くに霧が溜まっているのを発見
- 「次回はあそこに行ってみよう」(仮説立て)
- 次の撮影時に行くが、また白虹には出会えず(検証)
- 「今度はあっちの霧の溜まり場に行くか」(新たな仮説)
- 仮説が的中。無事に撮影できた!(検証)
仮説思考を実践すると、このように精度を高めて撮れ高を上げていくことができます。
- 毎回漠然と「今日は霧がきれいだな〜」と撮影していている人
- 毎回、仮説思考で撮影している人
どちらが上達するでしょうか?
言うまでもなく後者ですよね。
本気で上達を目指すなら、仮説思考を取り入れて撮影に臨むことをおすすめします。
別記事では、「仮説思考とかけ合わせて行うことでさらに効果を高める方法」など、もっと詳しくご紹介しています。興味がある方はこちらからどうぞ▼
撮影日記をナメてはいけない
撮影日記つけてますか?
つけていないなら、さっそく次の撮影からつけましょう^^一日も早くつけ始めた方がいいです。それほど上達に役立つからです。
- 記憶ではなく記録が残せる
- 紙よりもスマホアプリが便利
解説します。
①記憶ではなく記録が残せる
人間の記憶は曖昧です。すぐに忘れてしまうので、日記に書きとめておくことで、振り返ることが可能になります。
たとえば、これから紅葉の時期を迎えるとします。日記に次のようなことが書いてあったらどうでしょう。
- 2020年9月30日 朝霧と紅葉を撮影できた。霧の日は〇〇の丘方面に行くといい風景が撮れる。
- 2020年10月15日 初雪。〇〇方面で雪と紅葉の撮影。8:30ごろにはだいぶ溶けてきた。もっと早い時間の方が良さそう。
このようなことは、時間が経つと完全に忘れてしまいます。日記を読み返すと、自分で書いておきながら「めちゃくちゃ有益じゃん!」と思うことがしょっちゅうです。
特に、詳細な天気や時間を書いておくとすごく役立ちますね。
②紙よりもスマホアプリが便利
もちろん紙の日記帳でもいいのですが、スマホアプリの方が有能です。なぜなら、文章といっしょにその日に撮った写真も載せられるからです。
日記と合わせて写真があれば、一年前の情報でも記憶が蘇ります。「ハイハイ、思い出したわ!最初は雨が降ってて寒くてね・・」なんてこともよくあります。
撮影の役に立てるのが一番の目的ですが、単純に過去の撮影を思い出せるので、見ているだけでも超楽しいです^^
どんな内容を書くのかという詳細や、おすすめ日記アプリはこちらの記事に詳しく書いていますのでご覧ください▼
【全集中】風景写真を1人で撮影すべき3つの理由
初心者の中には、風景写真を1人で撮影するのが「不安」「寂しい」という方もいます。
そういう方には、「むしろ1人の方が上達しますよ」と僕は言います。
理由は「1人のほうが集中できるから」です。
そして、集中すると「確実に撮れ高が上がります。」
次の3点が1人撮影のメリットだと考えます。
- 集中力が高まり、撮れ高が上がる
- 集中が切れたら、直ちにやめられる
- 内省する時間が増える
これらの意味を理解した上で1人で撮影すれば、効率よく、生産性高く風景写真が上達します。実践で試して、実践から学ぶという意識を持って撮影に臨むことも肝要です。
上記の①〜③については、下記の記事で詳しく解説しています。特に、③の「内省する時間が増える」は、自分だけの写真表現を探求していきたい方は必見ですよ。
風景写真が上達しない悩みを「3:7」で解決する
結論から言うと、インプットとアウトプットのバランスを「3:7」で行うことで、写真上達の停滞を打開します。
今の時代、検索すればいくらでも情報が出てくるし、YouTubeなどの動画も発達したおかげでいつでもどこでも無料で学習することができます。
素晴らしい時代になったなと思う反面、「インプット過多」になりがちです。
写真の勉強をしようと思って動画を見はじめたら、続けて何本も見てしまいますよね。3〜5本も見れば、最初に見た動画の内容はもう忘れています。笑
これって、実にもったいないことなんですが、多くの人が普通にやっています。
- インプットが多すぎると忘れるので効率が悪い
- アウトプットが多すぎると改善の機会が減り、成長速度が遅くなる
このような理由から、僕の経験上、インプットとアウトプットは3:7ぐらいで最適なバランスで成長していけると考えます。
イメージとしては、インプットしたことを猛烈にアウトプットする。これを繰り返していく感じです。
日の丸構図と三分割構図を勉強したら、その構図を何枚も撮影する。動画を何本も見たくなるのはよくわかりますが、それは今日から「欲張り」であると考えましょう。
- シンメトリー構図
- 斜線構図
- S字構図
- 日の丸構図
- 三分割構図
仮にこれらの動画を1本ずつ見たとしたら、シンメトリー構図や斜線構図はもうすっかり忘れていると思います(少なくとも僕は忘れます)。
階段は一段ずつ確実に上ることをおすすめします。
学習意欲が強い人は「Kindle Unlimited」で写真勉強するのがおすすめ
写真の勉強方法として、webサイトや本、動画で学ぶ人は多いと思いますが、「電子書籍」を活用している人はまだまだ少ないと思います。
学習意欲が高く、「もっともっと写真を勉強したい」という情熱がある人には、「Kindle Unlimited」が、めちゃんこおすすめです。笑
詳しい内容を聞くと、多くの人が「活用しない理由がない」という結論に至るはずです。
「Kindle Unlimited」は、電子書籍の読み放題を提供するAmazonのサービスです。
- Amazonの会員であれば月額980円(税込)で利用できる
- 200万冊以上の電子書籍が読み放題
- 30日間の無料お試し期間あり
この200万冊の中には、
- デジタルカメラマガジン
- フォトコン
- 写真集
などなどの本がたくさんあります。
有名な「デジタルカメラマガジン」は紙で購入すると1,100円しますが、過去の本を含めて何冊でもダウンロードが可能です。
しかも30日間無料お試し期間があるので、この期間内に大量に学習して解約するのもありです。僕は読書が趣味なので、カメラ関係以外の本もたくさん読むため普通に月額課金しています。
ちなみにKindleといえば専用の端末をイメージする人が多いと思いますが、パソコンやタブレット、スマホでも利用可能ですよ。
おすすめの「写真関連本」や「Kindle Unlimitedのデメリット」などを詳しく解説した記事は、こちらからご覧ください▼
tomokiの体験談
今回の記事では、風景写真が上手くなるための「さまざまな写真勉強術」を書きました。
- テクニック系
- 戦略系
- 思考法
- おすすめアプリ
など多岐に渡りましたが、いろんな角度から学んでいくことが大事だと思っています。特に「テクニック系」の勉強に偏りがちな人は、多くの気づきがあったのではないでしょうか?
今回ご紹介した内容は、テクニック以外の多くは僕の実践経験から編み出したものばかりです。とはいえ、どこかで同じことをやっている人もたくさんいると思います(^^;
そんなことを振り返ってみても、実践からの学びが一番大きいことに気づかされます。
だからどんどん実践しよう、たくさん撮ろうと言いたいのも山々ですが、ただ量をたくさんこなしても成長するとは限らないのが世の常です。
正しい方法を学んだ上で、猛烈に実践する。「インプットとアウトプットの割合は3:7」でしたね^^
今回の10選をぜひ組み合わせて実践してみてください。そうすることで、上達術がカスタマイズされ、あなただけのオリジナルメソッドへと進化します。
僕自身も、ここにたどり着くまでは試行錯誤の日々でした。この10選すべてが、僕がリアルに実践してきたことですので、すでに実績があります。
これを実践したことがきっかけで、上達する人が増えることを願っています。
【まとめ】保存版・風景写真が圧倒的に上達する超実践的勉強術10選
- 写真基礎力4要素の反復を実践しよう
- 量は質に転化する。愚直に両稽古しよう
- 基本的な勉強法3選を取り入れよう
- 「カラーバス効果」を意識しよう
- 「一点突破戦略」で突き抜けよう
- センス不要。「仮説思考」で成長する
- 「撮影日記」をナメてはいけない
- 全集中。一人で撮影して上手くなる
- インプットとアウトプットのバランスは「3:7」
- 活用しない理由がない「Kindle Unlimited」
お疲れ様でした^^
ここまで相当なボリュームだったと思います。
こうして並べてみると改めて思います。「これを実践すれば間違いなく上達する」と。
何度でもこの記事に訪れ、何度も読んで、何度も実践してください。
あなたが上達するロードマップになればとても嬉しいです。
健闘を祈ります。
では、また(´∀`)ノ
https://tomoki-photography.com/furusato-filter/