初心者も必ず上手くなる「わくわくスマホ写真講座」④主役を決める
前回は写真に名前を入れて作品にするところまで行いました。
SNS投稿はしてみましたか?
・どんな気持ちになりましたか?
・反応はありましたか?
気付きや発見を大切にしてくださいね。それが成長の種になります。
では、今日もまた一歩、前進していきましょう。
主役を決める
旅行に行って、広大な素晴らしい景色に感動し、写真に撮ってみたら、
「あれ?なんか違う」
「なんか微妙〜」
という経験はありませんか?
僕はよくありました^^;
いえ、いつもそうでした。笑
旅行先の写真を友達に見せるとき、言い訳のようにこう一言添えるんです。
「ここは生で見たらめちゃくちゃ感動するから!」
「絶対に一度は生で見てほしい!」
まるで自分の写真はイマイチだと宣言しているようです。でもあるあるですよね。笑
この旅行写真あるあるのカラクリは長くなるので別の機会にお話しするとして、
食べ物がわかりやすいので題材にしてみましょう。チャーハンやラーメン、ケーキやチョコレートなど、なんでもいいです。
スマホに入っている写真をのぞいてみてください。その中から一枚選んでみてほしいです。
ではさっそくですが、その写真を撮ったときのことを思い出してください。
どんなことを意識して撮りましたか?
たぶん覚えてないですよね^^;
食べものを撮るとき、漠然と全体を撮っていませんか?しかし、それではただの記録写真になってしまいます(上のステーキ写真のように)。
ですので記録目的ならそれでOKです。でも美味しく撮りたいなら話は別。
僕は食べ物を撮る時は必ず主役を意識して撮ります。
例えばこれ。
ミートボールカレーです。スマホで撮りました。僕は飲食店ではほぼスマホ撮りです。
これは、ゴロゴロとしたミートボールを主役にして撮っています。
ミートボールくんに自然光が当たり、白く光っている部分がシズル感あって良い!と。
ここを一番見せたいという意識がありました。
ピザです。
これはピザ自体を画角(写真に収まる範囲)に入れつつも、カリカリになった生地のコゲを意識しています。
カリッと感がチャームポイントです♫
僕の大好物のアップルパイ^^
これはアップルパイの艶感が主役ですね。
ですが、皿やフォークもキラッと光っていたので、これもアップルパイを引き立ててくれる存在と思い、意識的に取り込んでいます。
こういうのはたくさん撮っていると慣れてきますので、
飲食店などで写真を撮るときは、必ず主役を決めて撮る習慣を作りましょう。
例えば1枚目のミートボールカレーは左側のごはん部分は切れていますが、主役がミートボールなので、これで全然構わないんです。
だって、主役のミートボールくんを見せたいんですから。
この意識がないと、ただ全体を撮ってしまうことになります。
先ほどのステーキ写真を見ると、何の意識もないことがよくわかりますよね^^;
2枚目のピザもカリカリ感を見せたいから、カリカリしていない部分は切れてしまって問題なし。
意図を持って撮ります。
主役を決めて撮ります。
これがフォトグラファーの視点です。
これを意識するだけであなたの写真は変わります。
なぜファッションショーのモデルさんは無表情なのか知っていますか?
主役が「服」だからです。
モデルさんが満面の笑顔で登場すると、視線は顔に誘導されます。
そもそも人間はまず顔を認識するようにできています。車や汽車、家の外観が顔に見えたりするのもそのためです。
一瞬見ただけで、敵対者なのか協力者なのか、近親者かそうでないかを判断するための生存メカニズムなんです。
だから、ファッションショーは顔に目がいかないように工夫されているんですね。
服を最高の状態で見せるために、スタイルのいいモデルさんが起用されていますが、顔が主役ではないということ。
主役が何なのかで見せ方は変わるということです。
ちなみにこういうモデルさんは、歩きながらあえて悲しいことを思い出すようにするなど、意図的に明るい表情にならないようにしているらしいですね。すごいですね。
では話を戻します。
あなたの写真の主役はなんですか?
繰り返しますが、主役が何なのかで見せ方は変わります。
つまり、主役を決めることで、必然と撮り方や見せ方のイメージが出てくるはず。
まずは主役を決めて、とにかくたくさん撮ることから始まりますので、バンバン撮ってみてくださいね。
tomokiの体験談
今回のテーマである「主役を決める」に関する僕の体験談をお伝えしますね。
ネットや本などで写真の勉強をしていると、「主役を決めろ」とよく出てきます。
「そうか、ショートケーキでいうならイチゴが主役だな。イチゴをメインにして撮るぞ」
パシャ、パシャ!
僕も最初はこんな感じで、いかにも男性的な視点で撮っていましたが、こういうことではないんですよね。
これは「機械的に、無機質に、作業のように決まりごとにしろ」ということではなく、感情的に決めてほしいです。
「うわー。イチゴがツヤッツヤで、めちゃくちゃ美味しそう!このイチゴを可愛く撮ろう。」
不思議なもので、これぐらい感情的であったほうが、自然と美味しそうな写真になります。
つまり、主役とは、感情が動いたポイントなんです。感情が動かないのに、ただ主役を決めても良い写真になりにくいですね。
自分の感情に意識を向けてほしいです。
こういう話になってくるとですね、男性よりも女性の方が圧倒的に有利です。これは間違いないです。笑
たとえ構図も何も知らない超初心者であっても、感受性の強い女性は本当に素晴らしい写真を撮ることが普通にあります。
僕はインスタなどを見ていて、初心者の女性の感性写真を意識的にたくさん見るようにしています。
いろんなことに気付かせてもらえて、とても勉強になるんです^^
そういう方に限って、キャプションも長めに書いてくれているので、その時の思考や視点などもわかりやすいのでおすすめですよ。
少し話が逸れ気味ですが、「主役は感情的に決めましょう」ということと、「感受性の強い女性をフォローするのは、写真上達になりますよ。」というのが、僕の体験からお伝えできることでした。
実践課題
さあ、今回も実践課題がありますよ^^
『食べ物を撮影してインスタに投稿する』
- 食べ物のどこに感情が動いたかを意識する
- 主役を決めて撮影
- 名入れをして作品にする
- SNS(インスタグラム推奨)に投稿する
これを実践してみましょう。
まとめ
「主役を決める」まとめ
- 食べもののどこが主役なのかを考える
- ファッションショーに主役を決める意味を学ぶ
- 主役を決めると撮り方や見せ方がイメージできる
- 心が動いたポイントが主役
- たくさん撮る!
- 実践課題をやる。
食べものだけじゃなく風景写真も同じです。上達の土台になる考え方ですので、繰り返し繰り返し実践してください。
実践してから次の講座に進んでくださいね。
インプットとアウトプットの両方を行うことで、確実に上達します。
ではまた次回(´∀`)ノ
『写真を通して、カラフルな人生を。』