H&YのハーフNDフィルター購入を検討中です。でも、なんだか難しくてよくわかりません。誰かわかりやすく教えてほしいです・・・。
おまかせください!
本記事を読むと、これから「H&YのハーフNDフィルターデビュー」を目指す完全初心者でも次の内容がすべてわかります。
- フィルターの効果
- 物理的な特徴
- 使い方
- 選び方
- おすすめのフィルターセット
- 最安値で買う方法
ハーフNDフィルターのお悩みをスッキリ解決し、安心してデビューしてください!
フォトグラファー
北海道美瑛町在住
詳しいプロフィール
H&YとKANIの「角型フィルターシステム2刀流」で毎日のように自然風景を撮影しています。H&Yフィルターのおかげで日々の撮影が楽しく豊かで快適になりました。その魅力を一人でも多くの人に伝えるべく、情報発信しています。
- 北海道美瑛町在住
- Kindle写真集「美瑛富良野ひととせ記」シリーズ出版中(全12冊の予定)。
- 丘のまちびえいファンガイド
- 星のソムリエ(準星空案内人)
- 姉妹サイト「美瑛フォト」運営
ハーフNDフィルターの効果
本格的に風景写真をやり出すと、朝夕のドラマチックな情景に魅了されることでしょう。その際に必ず訪れる大きな壁。
それが「白飛び」。
露出(明るさ)を空に合わせると手前の景色が真っ暗になり、手前に合わせると空が真っ白になる。どちらも綺麗に撮ることができない・・。
ハーフNDフィルターは、そういった悩みを解決してくれるアイテムです。
実例で解説した方が圧倒的にわかりやすいので、実際の写真を見てください。
「日の出直後の桜と太陽」をいっしょに撮りたい。という状況です。
桜の露出(明るさ)を適正にしようとすると、上の写真のように太陽の形がなくなり、空が真っ白(白飛び)になります。
そこで今度は、太陽に露出を合わせると、手前の景色が真っ暗になり、桜が見えなくなってしまいます。
「太陽も桜も両方をしっかり撮りたい。」このような場面で、半分がNDフィルター、半分が透明のハーフNDフィルターが活躍してくれます。
写真右上のように専用のホルダーに装着し、上下にスライドさせてフィルター効果をかける部分を決めます。
この場合は、空の明るい部分だけにフィルター効果をかけて、空を暗くします。
すると、空と手前の景色の明暗差が小さくなりますので(写真右下)、カメラの露出(明るさ)を上げると、次のような写真になります。
編集ソフトで少しレタッチ(補正)もかけていますが、「太陽の輪郭を出しながら手前の景色もしっかり表現」できます。
これが、ハーフNDフィルターでできることであり、風景写真カメラマンにとって「必須アイテム」なのです。
ハーフNDフィルターがあると、表現の幅が大きく広がります♪
ハーフNDフィルターの物理的な特徴
フィルターにはNDフィルター、PLフィルター、クロスフィルターなどなど、さまざまな種類が存在しますが、形は基本的に「円形」です。
こちらはNDフィルターですが、円形です。
これらを使って暗くすることで日中でも長秒露光撮影ができます。滝などの軌跡を表現するときなどによく使用します。
そして今回ご紹介しているのが、角型のハーフNDフィルターです。基本的にはホルダーを装着して使用します(ホルダーを使用せずに手持ちでレンズの前にかざす人もいます)。
先ほど桜の写真で解説したように、フィルターを上下にスライドさせて、フィルター効果をかける位置を変えられるのが最大の特徴です。これは丸型ではできないことです。
黒と透明の境目を地平線付近に合わせることが多いです。
ちなみに角型で全面NDタイプのものも存在します。
ざっくり角型フィルターの特徴と用途を解説しました。
フィルターを上下にスライドさせられるのがハーフNDフィルター。
撮影までの流れをざっくり解説
ホルダーキット+ハーフNDフィルダーをカメラに装着します。
レンズにフィルター装着用のネジ山がありますので、付属のアダプターリングを取り付けます。
アダプターリングにホルダーを装着します。
ホルダーにフィルターを装着します。
セット完了。これで撮影ができる状態になりました。
使用までの流れをざっくり説明するとこんな感じです。
もっと詳細に解説している記事がありますので、詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください▼
ハーフNDフィルターを使用した作例〜こんな写真が撮れる〜
ハーフNDフィルターを使うことで、輝度差を抑え、明部、暗部の両方を表現しやすくなります。
朝日や夕日の繊細な光があるシーンでは、空の雲や大地のディテール(細部の質感)を残すことで、ドラマチックで幻想的な作品に仕上げられます。
この場面、ハーフNDなしでは手前の畑部分が真っ黒になってしまいます。
丘陵に絶妙なディテール残すことで、情景的な作品になりました。
あえて空を飛ばし気味に、地上もディテールをあまり残さないように仕上げました。ハーフNDを使い、しっかりと元写真が撮れているとレタッチの融通が効き、編集も楽になります。
雲海の撮影シーンではハーフNDフィルターが必須。
もちろん太陽がある場面でもハーフNDは活躍します。光が強いときは2枚重ねや濃度の濃いNDで対応します。
ラベンダーとサンピラー。これもハーフNDなしだとラベンダーが潰れてしまいます。
アンダー目に表現。わずかに前景のディテールを残すことで、奥行きが生まれ立体的な写真になります。
前景を黒く潰してしまうと平面的な写真になってしまいます。(それはそれでシルエットが美しいので良いのですが、どう表現したいかが大事だと思います。)
これも典型的。美しい丘を見せたいので、ハーフNDが必須の場面です。
朝霧の中で光芒を撮影しました。光芒が当たらない場所は暗いため、ハーフND無くして撮影はできないという状況でした。
これは日の出前なので、地平線の周辺以外はかなり暗いです。ハーフNDを使うことで、前景のディテールをわずかに出しました。
以上、ハーフNDフィルターを使用した作例をご紹介しました。ハーフNDを使うと現場で写真を作る楽しさを知り、レタッチもかなり楽になります。風景カメラマンの必須アイテムと言えるでしょう♪
ハーフNDフィルターコラム①
風景写真がメインの僕にとって、カメラ、レンズの次に大事な機材が「ハーフNDフィルター」と言っても大げさではありません。
これがないと、撮りたい写真は半減するでしょう。いや、もっと減るかも。
そんな僕ですが、カメラを始めてずーっと、ハーフNDの存在を知りませんでした。インスタグラムを見ていると、皆さん太陽のウニウニをしっかり撮って前景も綺麗です。幻想的で素敵な写真を投稿していました。
でも僕にはそういう写真が撮れなかったんです。どう頑張っても。そしてあるとき気づいてしまいました。
それは北海道・三国峠の雲海を初めて撮影したときです。よく来る人によると、この日はシーズン一番の雲海だったそうです。
「太陽のウニウニを撮りたい!」と思うと、手前が全て黒潰れ。そこに「松見大橋」という美しい橋があるのに撮れません。
これをいっしょに撮るのが、ここでのベストショットなのに。
ところが、松見大橋を写そうとすると、太陽の周りが真っ白(白飛び)です。
このとき、頑張って頑張って、「絶対イメージ通りの写真を撮るんだ!」と思って、いろんな設定で撮りまくりました。
結局、現像でがんばりまくって、なんとかここまで持ってきました。でもやっぱりイメージ通りにはならずに終わり、うまく撮れずに悔しい思いをしました。
でも。おかしい。
あらゆる手を尽くしたのに上手い人と同じようにはならない。もしかしてこれは写真の腕の問題ではない?と察しました。
で、いろいろ調べた末についに「ハーフNDフィルター」の存在にたどり着いたのです。衝撃でしたね。「なんだこのアイテムは!」と驚きました。
こんな良いものを使っていたんですね、皆さん。雲海撮影時もたぶんみんな使っていたんでしょうけど、全然周りが見えていませんでした。笑
こうしてだいぶ遠回りしてしまいましたが、ハーフNDフィルターを購入。これ以降、僕の風景撮影の撮れ高は劇的に変化しました。撮りたい写真が撮れるようになったのです。
僕は早朝の撮影が多いので、今では使わない日の方が圧倒的に少ないです。それほど大事な存在です。ハーフND様は。
今現在、僕と同じような状況でしたら、購入した方がいいですよ。絶対に。個人的な意見ですが、もはやレンズよりハーフNDの方が重要です。
ただ、最大のネックが「価格」です。やっぱりそれなりに高いんですよね。買うときはかなり躊躇しましたが、今では本当に買ってよかったと思っています。
ハーフNDフィルターの選び方
それでは、ハーフNDフィルターの選び方です。完全初心者にはここが難しいと思いますので、選ぶ「基準」や「ポイント」をお伝えしていきます。
まず、ハーフNDフィルターは、フィルター以外にも、セットするためのホルダーが必要です。
フィルターもソフトやハード、濃度などが何種類もあり、初めて買う人にとってはとにかく難しいです。以下の点を解説します。
フィルターを選ぶときのポイント
- メーカー
- フィルターサイズ
- フィルター濃度
- ハードorソフト
- ガラス製or樹脂製
ハーフNDフィルターデビューを考える人がつまずきやすいポイントですので、それぞれを解説したあと、僕のおすすめフィルターもご紹介します。
1.メーカーを選ぶ
角型フィルターシステムを扱うメーカーはそれなりに多いです。主なメーカーをさらっとご紹介しておきます。
H&Y
近年、最も勢いのあるフィルターメーカー。画期的なマグネティックフィルターシステムが最大の魅力です。
プロをはじめ、多くのカメラマンが愛用する人気メーカーです。
- マグネットシステム
- ゴリラガラス
- ドロップインCPL機構搭載
- ユーザーが多い
- 初心者でも扱いやすい
特徴はこんな感じ。
僕が身近な初心者に角型フィルターをおすすめするなら「H&Y」です。のちほど理由をご説明します。
インスタグラムのストーリーズで、よくユーザーのフィルターワークをシェアしています。H&Yが気になる方はウォッチしておきましょう。
KANI
H&Yと同様、代表的な高級フィルターメーカー。ユーザーも多く、フィルターセットなどの新商品を出す頻度が高いです。
SNSの情報発信はH&Yより積極的ですので、こちらも気になる方はインスタグラムをチェックしておくと良いです。
- プロの写真家の意見を取り入れながら製品開発
- 色被りが少ない
- コーティング技術が高い
- SNSでの情報発信が多い
- ホルダーの脱着が楽
品質に関しては、色被りが少なめで、実際の使用感からも信頼度が高いと思っています。
今後もKANI製品はユーザー目線で進化していくと思います。
想像していないような新商品もよく出てくるので、楽しいメーカーです。
NISI
NISIもKANIのように、プロも使うメーカーで、信頼度が高いです。僕が初めて角型システム導入を考えたとき、NISIも検討しました。
フィルター自体も色被りが少ないと高評価ですが、初心者向けに最適な「フィルター1枚だけのセット」がなく高額です。初心者は手を出しにくいかもです。
今後、完全初心者向けの最低限のセットが発売されると良いですね。
Cokin
Cokinは、世界で初めて写真用角型フィルターシステムを開発した古参企業です。2021年11月に「NXシリーズ」というフィルターホルダーシステムを発売しました。
超広角レンズにも対応するのが売りの一つであるこのシリーズ、ホルダーが使いやすくて良さそうです。ただ、NISI同様にフィルター1枚のセットがないのがやや難点ですが、価格はNISIよりリーズナブル。
ユーザー数が少ない&発売からあまり時間が経っていないので、情報も少ないです。もう少しレビュー情報などが出てくると選択しやすいですね。
LEE
LEEは、ホルダーがとても扱いやすいと評判で、ホルダーだけLEEを使ってるという話をたまに聞きます。ハーフNDの前面にPLフィルターを装着するので、調整しやすくて良いですね。
ただ、セット内容が初心者にやさしくない内容なのが少し残念。
アダプターリングが別売りです。情報もほとんどないので初心者向きではないです。
K&F
フィルターの中には、圧倒的に安いフィルターが存在します。高級フィルターと比べると、品質や耐久性で劣るので、おすすめという感じではないのですが、安いです。
最後にちらっと触れます。興味がある方はご覧ください。
メーカー選び結論
初心者におすすめのフィルターメーカーは次のとおり↓
- 1位 H&Y
- 2位 KANI
理由
- フィルターのセット内容が初心者向き
- この2社が圧倒的にユーザーが多く、情報収集しやすい
- 1位のH&Yは、扱いやすく割れにくいためKANIより初心者向き
もっと詳しく知りたい方は、「評判のH&Y角型マグネットフィルターシステムを徹底検証!」という記事でH&YとKANIの違いについても書いていますので、ご覧ください。
2.フィルターサイズを選ぶ
フィルターにはサイズがあります。
- 75mm:主にAPS-C機
- 100mm:主にフルサイズ機
- 150mm以上:主にフルサイズ機の超広角レンズ
他に180mm幅なども存在しますが、75mmや100mmとは、フィルターの幅のことです。
たくさん種類があるように見えますが、大半のカメラマンが使うのは「100mmサイズ」です。超広角レンズを多用する人は「150mm」を検討しても良いですが、基本的には100mmシステムで14mmの超広角レンズを使用してもケラレは発生しないとのことです。
ケラレが気になる方はこちらをご覧ください
「ケラレ」とは、この写真のように画面の四隅にレンズフードやフィルター類が写り込んでしまうことです。
僕はH&YとKANIの100mm角型システムを使用しています。どちらもCanon EF16-35mm F2.8L III USMのレンズで撮影してもケラレが発生したことはありませんが、H&Y K-Seriesホルダーキットに付属のアダプターでケラレる場合は、K-Series100mmホルダー専用アダプターリング(Slimタイプ)を別売りで購入することができます。
ということで、ここでは一般的な100mmサイズのシステムを推奨します。100mm用のホルダーと100mmのフィルターが必要になります。※ホルダーの形状や機能などはメーカーごとに異なります。
結論:大半の初心者は100mmシステムでOK!
フィルターとホルダーのメーカーが違っても使用できるものもありますが、基本的には同じメーカーにしておくと間違いないです。
3.フィルター濃度を選ぶ
ハーフNDフィルターには濃度があり、撮影時のシチュエーションによって使い分けます。
通常の円形NDフィルターの濃度は、
- ND2
- ND4
- ND8
- ND16
- ND32
- ND64
と、数字が大きくなるにつれて濃くなっていきます。ところが、ハーフNDフィルターの場合は、「0.6」「0.9」「1.2」「1.5」という表記が一般的。
円形NDフィルター | ハーフNDフィルター |
ND4 | 0.6 |
ND8 | 0.9 |
ND16 | 1.2 |
ND32 | 1.5 |
しかもハーフNDは、メーカーによって表記が違うこともあります。初めて買う人は、本当にわかりにくいと思います。
H&Yは「GND4」ですが、KANI等は「GND0.6」です。
ただ、ここでは「基礎知識としてのハーフNDフィルターの全体像」を押さえておけば大丈夫です。さらっと一度目を通しておくというレベル感で大丈夫です。
これらのフィルターはたくさんあると使い分けられるので便利ですが、最初は最も汎用性が高い「GND8/0.9」がおすすめです。一度これを使ってみると次に自分に必要なフィルターが見えてきますので。
ちなみに、よく目にする「GND」とはグラデーションNDフィルターのことです。
結論:濃度は「GND8/GND0.9」がおすすめ
大半のハーフNDデビューの人が最初に買うフィルターです。
4.ハードorソフトを選ぶ
ハーフNDフィルターは、半分がNDフィルター、半分が透明のフィルターです。
このND部分と透明部分の境目には、「ソフト」と「ハード」の2種類があります。
ソフトとハードにはこのような特徴があるため、一番初めに買うフィルターはソフトで良いと思います。使い慣れるとむしろハードの方がおすすめですが、2枚目以降に買うのがいいですね。」
まずソフト。2枚目に買うフィルターとしてハードを推奨します。
ハーフNDを使用しないと、手前が黒つぶれして霧を表現できません。
こういう境界線が曖昧な場面はソフトが良いです。
森や林の中での撮影も境界線が曖昧なため、ソフトを使います。
こういった光芒の撮影は輝度差が大きいため、ハーフNDが活躍します。
空と地上の境界線がはっきりしているときはハードでOK。でもソフトでも撮影は可能。やはりソフトの方が融通はききますね。
これはけっこう難しい場面です。日の出直後の強い輝度差を抑えつつ、手前の雲海にフィルターをかけないようにピンポイントでハードGNDをかけています。
結論:まずは扱いやすく融通がきくソフトでOK!
そして慣れてきたらぜひハードにチャレンジしてほしいですね。ハードを持っている人はかなり少数派なんですが、表現の幅はグンと広がります♪
5.ガラスor樹脂を選ぶ
素材は大きく分けて、ガラスと樹脂があります。
樹脂にも種類があり、
- 「光学プラスチック樹脂」
- 「ポリエステル樹脂」
などがありますが、とりあえずこれはスルーして大丈夫です。
「一般的なハーフNDフィルターの特徴」は次の通り。
ガラス | 樹脂 | |
割れ | 割れやすい | 割れにくい |
ホコリ・傷 | 付きにくい | 付きやすい |
耐久性 | 強い | 弱い |
価格 | 高い | 安い |
この表は一般的なハーフNDの特徴です。H&Yの場合は割れにくい「ゴリラガラス」を採用していますので、他メーカーのフィルターと比べると割れに強いです。
そのあたりも含め、H&Yのガラスフィルターはおすすめです。
樹脂製の安いハーフNDフィルターを持っているので比較実験したこともあります。
特に指紋がつきやすく、拭いてもサッと取れないどころか、伸びてしまいます・・。一方で、ガラスは指紋がベッタリつかない限りは手入れ不要といった感じです。水がついてもブロワーでサッと飛ばせて楽ですね。
汚れだけならまだいいのですが、砂つぶなどで傷もつきやすいのも樹脂の致命的な点です。傷が付くと光が反射し、フレア・ゴーストも発生しやすくなります。割れには強いものの、「フィルターとしての機能」の耐久性はガラスに軍配が上がりますね。
結論:ハーフNDは「価格は高くても良いものを使った方がいい」
激安樹脂フィルターも使ってみた末の結論です。
「フィルター選びのポイント」まとめ
- おすすめのメーカーは「H&Y」。次に「KANI」
- ホルダーとフィルターの「セット」を推奨
- サイズは多くの人に適した「100mm」サイズ
- フィルターの濃度は汎用性が高い「ND8/0.9」
- 境界のタイプは融通がきく「ソフト」
- フィルターの素材は性能重視の「ガラス」
僕のおすすめする2メーカーのセット以外で自分で検討したい方もいるはずですが、初めてのハーフNDフィルター選びは、まずはこの条件で探してみると良いと思います。
というわけで、次はおすすめのフィルターセットを2つおすすめします。
おすすめハーフNDフィルターセット
おすすめは、フィルターとホルダーがセットになったものを2つ紹介します。初めてのハーフNDフィルター選びはできるだけ簡単な方がいいというシンプルな理由がまずあります。
おすすめするフィルターセットの条件は次の通り。
- おすすめのメーカーは「H&Y」。次に「KANI」
- ホルダーとフィルターの「セット」を推奨
- サイズは多くの人に適した「100mm」サイズ
- フィルターの濃度は汎用性が高い「ND8/0.9」
- 境界のタイプは融通がきく「ソフト」
- フィルターの素材は性能重視の「ガラス」
この条件に当てはまるのが、次の2つです。
- H&Y K-Series Basic Set
- KANI フィルター チャレンジセット 100mm
- H&YとKANIは僕が実際に使っているメーカーだから使用感がわかる。
- 使っていて、純粋に製品が良く、おすすめに値する。
- 激安ハーフNDフィルターも持っていて、その比較からもやはりこの2つは良い。
というわけで、おすすめ2点をご紹介します。
おすすめ① H&Y K-Series Basic Set
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※クーポンコードの使用期限は未定です。予告なく終了することがありますので、購入を考えている方はお早めにご利用くださいませ。
※もっと詳細を知りたい方は「H&Yフィルターを最安値で購入する方法」をご覧ください。
クーポンコードの使用手順
まず、公式サイトでK-series Basic Setを選択します。
「カートに入れる」をタップします。
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すでに個人情報を登録している人は「ログインして購入する」でOKです。登録していない人は「ゲスト購入する」をタップ。
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必要事項を入力し、一番下までいくと・・
「お支払い情報の入力へ」が出てきますのでタップ。チェックボックスは必要に応じて選択してください。
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希望の支払い方法を選択し、「内容のご確認へ」をタップ
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- ホルダー
- ドロップインCPL
- アダプターリング(67,72,77,82mm)
- ソフトGND8
- 汎用性が高いセット内容
- マグネットシステム・ゴリラガラスが他社セットよりも初心者向き
- K-Series Set 6種の中で最安値かつ実用的
- ホルダーの着脱が少し手間
- 最低限のセット内容のためフィルター枚数が少ない
今、最もHOTなフィルターメーカー、『H&Y』。多くのカメラマンが愛用していますが、最初に購入する定番のセットが「K-Series Basic Set」です。
これまで僕は、実際に使用した体験を元に、KANIフィルターをおすすめしていましたが、その後、H&Yフィルターも使うようになり、両方の使用感を体験しました。
そんな二刀流の僕が今からハーフNDセットを買うとしたら「H&Y」を選びますし、身近な人にもこれをおすすめします。
KANIとH&Yのフィルター自体の性能差は、ほとんどありません。一般人にはわからないレベルですが、機能面が明確に違います。
- マグネットシステム
- ゴリラガラス
- ドロップインCPL
これらの独自システムや技術を取り入れたフィルターシステムが初心者に向いています。
- マグネット式で扱いやすい
- ガラスなのに割れにくい
- CPLの抜き差しも使い勝手も良い
- フィルターワークが楽しい♪
メリットがモリモリのH&Yフィルターです。
ほとんどの初心者にはH&Yがおすすめです。唯一、「複数のレンズを頻繁に使い分ける人」には、次にご紹介するKANIが合うかもしれません。
フィルター
一見、他のメーカーのフィルターとは違いますよね。黒い縁が付いていますが、ここがマグネットになっていて、ホルダーにパチンとくっつきます。
ハーフNDはとにかく面倒なのがネックですが、そこを改善してきたのがH&Yのシステムです。ワンタッチは本当に魅力的。このスピード感がH&Yの最大の売りです。
そしてそして、ゴリラガラスの採用により、ガラスでありながら落としても割れにくいという素晴らしい性能も兼ね備えてしまいました。これも初心者におすすめできる理由のひとつです。
ホルダー
「K-Series Basic Set」では、ホルダーとCPLフィルターがセットになっています。ドロップイン機構により、CPLの抜き差しがとても楽で快適です。
ホルダーにはアダプターリングが付属しており、67 、72 、 77 、 82 mmで使用可能です。他のサイズは別売りで購入可能です。
初心者は公式サイトから買うのがおすすめ
理由は2点あります。
- H&Yとmarumiのフィルターを混同しやすいから
- 公式サイト+クーポンコードが最安値だから
❶H&Yとmarumiのフィルターは混同しやすい
H&Yのフィルター購入は、特に初心者には注意が必要です。H&Y製とmarumi製の2種類があるからです。それが絶妙にわかりにくく、性能や価格にも違いがあるのです。実際、僕も最初はきちんと理解していませんでした^^;
上の動画がとてもわかりやすいので、気になる方はご覧ください。
marumiの方が安いので、知識がないとmaurmiを購入しがちですが、性能はH&Yが勝るということですね。というわけで、maurmiでなくH&Yをおすすめします。
ECサイトの検索画面には、H&Y製とmarumi製が混在して出てくる可能性もあり、知識がないと間違えて購入する可能性があります。
「安いじゃん」と思ったら、H&Yじゃなくてmarumiだったということがありえますので要注意。
❷公式サイト+クーポンコードが最安値
K-Series Basic Set → 公式サイト49,967円 ー 2,498円(クーポンコード使用で5%引き)=47,469円
楽天で単品購入 → ホルダーキット29,800円+ソフトGND8 26,980円=56,780円
※2024年1月24日現在の価格です。
※アマゾンは現在取扱なし(出品されたり欠品になったりタイミングによって変わる)
- そもそもK-Series Basic Setは公式サイトでしか販売していない
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当サイトはH&Y社より「5%割引のクーポンコード」をいただいています。そのため、「公式サイト+クーポンコード」で、お得に購入できます。
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※もっと詳細を知りたい方は「H&Yフィルターを最安値で購入する方法」をご覧ください。
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当サイトはH&Y社より、5%割引のクーポンコードをいただいています。
そのため、「公式サイト+クーポンコード」で、他のECサイトよりも安く購入できます。
他サイトとの詳しい比較などは「【必読】H&Yフィルターを最安値で購入する方法」という記事でお伝えしていますので、詳細を知りたい方はご覧ください。
以上の理由から、公式サイトがおすすめです。
間違いない商品を、最安値で購入してください♪
おすすめ② KANI フィルター チャレンジセット100mm
- ホルダー
- CPLフィルター
- アダプターリング(67,72,77,82mm)
- ソフトGND8
- 汎用性が高いフィルターセット内容
- ホルダーの着脱が早い
- H&Y K-Series Basic Setよりも低価格
- フィルターの扱いがデリケート
- ホルダー装着後の操作性がH&Yに劣る
僕が初めて購入したときのセットであり、今も愛用しています。
モデルや風景を撮影するカメラマンからの要望で作られた『まずはハーフNDフィルターを試してみたい方』に向けたセット品です。
H&Yと同様、光や水面の反射を抑えるCPLフィルターもセットになっていますので、このセットがあれば、幅広くクオリティーの高い撮影が可能になります。
H&YとKANIの二刀流である僕から見た両者の違いは、ホルダーです。
動画を見ると、両者の違いがよくわかります▼
複数レンズを頻繁に使う人はKANIの方が合う可能性が高いです。
ちなみに僕はどんどん動いて撮影するタイプなので、複数のレンズを何度も使うタイプ。
H&Yを使い始めた当初、KANIの方が楽だな〜と感じていました。
ただ、ある程度長い期間使っていると慣れてくるというのも事実で、あまりストレスではなくなってきました。
本当に頻繁にホルダー付け替えがありそうな人はKANI。それ以外はH&Yでいいかなというのが率直なところです。
姉妹サイトにもっと詳しくチャレンジセットのレビュー記事がありますので、詳細を知りたい方は参考にしてください。
ハーフNDフィルター コラム②
初めてのハーフNDフィルターセットは、最低限のセット内容で良いと思っています。使ってみないと自分にどんなフィルターが必要なのかが、わからないからです。
実際に使ってみることで、「ソフトよりハードの方がいいかも」「もっと濃いフィルターが欲しい」とわかってきます。まずは基準を作るのが大事で、最低限のセットを使ってみて、これを基準にして買い足していくのが良いと思いますよ。
僕自身は、毎日のようにハーフNDフィルターを使っています。風景写真を撮る方には、おすすめした条件で問題ないと思います。
価格が高いのが最大のデメリットで、僕も最初は「なんでこんなに高い必要があるんだ」とドン引きしたのを覚えています。笑
でも今となっては、これなしでは撮りたい写真が撮れないのがわかってしまったので、カメラやレンズと同じように、「絶対的に必要な投資」であると考えています。
僕は、写真は機材よりも「視点や考え方や人生観」のほうが大切だと強く思っている派なんですが、
- APS-C機からフルサイズ機に乗り換えたとき
- ハーフNDフィルターを導入したとき
これらのタイミングで、機材による劇的な写真の変化を体験しました。今だからキッパリと断言できますが、表現の幅を広げるには「風景写真にハーフNDフィルターは必須」です。
これからハーフNDフィルターデビューを飾る方は、劇的な変化と感動を楽しみながら、いい写真をたくさん撮ってくださいね^^
この記事がそのきっかけになれば嬉しいです。
【完全初心者向け】H&Y ハーフNDフィルターの始め方・まとめ
「ハーフNDフィルターの始め方」まとめ
- ハーフNDフィルターで表現の幅が大きく広がる
- 初心者にはH&Y、100mm、0.9、ソフト、ガラスを推奨
- 基本、初心者はH&Y K-Series Basic Setが一番おすすめ
- 頻繁に複数レンズで撮影しそうな人にはKANIチャレンジセット
- まずは最低限のセットで基準を作り、買い足していこう
- 風景写真の劇的な変化と感動を楽しもう
いかがでしたか?
ハーフNDフィルターの知識がない方でも、最終的に買うべきフィルターを選択できたのではないかと思います。
これからどんどん、いい写真を量産してください。
では、また(´∀`)ノ
tomoki (tomoki_hy)でした。
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