『焦点距離』を簡潔に理解する!初心者向けカメラ用語を超実践的に解説
この記事では、簡潔にわかりやすく「焦点距離」について解説しますので、初心者でもストレスなくスッと理解することができます。
確実に知識を身につけ、上達を目指しましょう。
『焦点距離』を簡潔に理解する!初心者向けカメラ用語を超実践的に解説
ISO感度、F値、被写界深度・・・
せっかくやる気を出して勉強をしていても、用語が難しくてモチベーションが下がりがちですよね。
「焦点距離」だけでなく、他の勉強にもまだまだ時間を使うはず。ひとつひとつを簡潔にわかりやすく知りたい初心者向けのおすすめ記事です。
それでは、さっそく本題に入りましょう。
焦点距離とはなにか?
焦点距離とは、レンズの中心である「主点」から、イメージセンサー(撮像素子)までの距離のことを言います。
実際はもっともっと難しい話ですが、カメラメーカーもこのように説明しています。一般的な共通認識として、ざっくりそう覚えておきましょう。
レンズに記載されている焦点距離を解説
カメラのレンズには、「70-300mm」というように、焦点距離の表記があります。この範囲の広さを写せるよ(画角)というわけですね。
つまり、焦点距離とは、「写せる範囲」の指標となる数字です。
このイラストのように、焦点距離が短い(24mmの場合)と小さく広く写り、長い(200mm)と、大きく狭く写ります。
シンプルにそう覚えるのが良いです。
実例(使用例)を紹介
カメラの話の中でよく出てくる例をいくつか紹介します。
「焦点距離」をここで覚えてしまいしょう。
長い焦点距離のレンズを使おう
カメラ系の情報発信を見ていると、「長い焦点距離のレンズを使おう」とか、サラッと出てきますよね。
わからないと、これだけで「???」となります。文脈や話の全体像が理解できなくなります。
「長い焦点距離のレンズを使おう」=「大きく写せるレンズ(望遠レンズ)を使おう」
もう少し使用例を出しますので、感覚的に覚えてしまいましょう^^
焦点距離ごとのおすすめレンズ紹介
記事や動画でこんなタイトルを目にしますよね。
「焦点距離ごとのおすすめレンズ紹介」=「画角(写せる範囲)ごとのおすすめレンズ紹介」
焦点距離85mmの単焦点レンズは人物撮影にいいよ!とか、そういう感じで使われますね。
どれぐらいの焦点距離で、解放F値が変わるのか?
こんなタイトルを見ると、初心者は一気に読む気がなくなりますよね。まさに意味不明とはこのことです。
専門用語をダブルで使うなんて、なんとも初心者に手厳しい現実です。
「どれぐらいの焦点距離で、解放F値が変わるのか?」=「どれぐらい画角を変えると、最小のF値が変わるのか?」
これでもわからない人がいるかもしれません。
たとえば、「18-55mm F3.5-5.6」というレンズは、18mmから徐々にズームしていくと、ある時点でF値が4.0とかに変化します。
これのことを言っています。
他の用語が絡んでくると、途端にパニックになってしまいそうですが、とりあえず今回は「焦点距離」に的を絞って確実に覚えてください。
焦点距離の補足説明
一点だけ補足しておきたいことがあります。少し難しいので読み飛ばしても構いません。
冒頭でもこの図をお見せしましたが、ネットなどで調べてもこれと同じようなものがたくさん出てきます。
このカメラのレンズが300mmだとしましょう。
レンズからイメージセンサーの距離を焦点距離というなら、この図における焦点距離を物差しで測れば300mmになるはずですよね。でも実際は、250mmとか、焦点距離よりも短くなっていることが多いです。
レンズは何枚も組み合わせて作ることで焦点距離を短く設計することができたり、コンパクトに作るための工夫がたくさんしてあることで、実際の長さよりも短いです。
実際の長さと焦点距離は関係がないというか、便宜上の指標として使われているという実態があります。一応補足でした。
興味がある方は調べてみてください。けっこう難しい話です。
tomokiの体験談
テーマにまつわる体験をお伝えするパートです。さきほどお話ししたように、「焦点距離」単体だけでなく、「解放F値」や「フルサイズ」「APS-C」など、複合技で攻めてきます。
初心者には無慈悲ですね。
僕自身が初心者時代、これでかなり学ぶ気持ちが萎えてしまいました。その結果、感覚に頼り、自己流に陥るというよくないパターンで撮影していました。
でもこういう人って、かなり多いと想像します。
このブログでは、そんな過去の僕のような初心者でも、理解しやすいブログを目指しています。
実際に初心者の方で、「何度読んでもここがわからない」「こういう表現の方がわかりやすいですよ」などのご意見があれば、コメントしていたけると嬉しいです^^
それほど、カメラ用語って難しくて、ややこしくて、めんどくさいですね。
しかも、カメラ用語がメーカーごとに違うとか本当にやめてほしい。
- キャノンは「ピクチャースタイル」
- ニコンは「ピクチャーコントロール」
- ソニーは「クリエイティブスタイル」
こういうのが他にもまだあります。せめて共通言語にしてほしいです。カメラはもっと簡単にわかりやすくすれば、もっと売れるのに。そう思いますね。
僕はあるタイミングで、「本気で写真が上手くなりたい!」と思い、超難しいカメラの構造まで一通り勉強しました。
ムック本のためもう中古しか取り扱いがありませんが、これを読みきったら、カメラというものの構造や原理原則がかなりクリアになります。
写真の上達にも貢献しましたね。やはり基礎や基本が大事であると実感しています。
時間をかけて本気出して読まないと理解できませんが、本気の方にはおすすめの一冊ですよ。
まずはその第一歩として、「焦点距離」を覚えましょう^^
まとめ
- レンズの中心から、イメージセンサー(撮像素子)までの距離を「焦点距離」という
- 焦点距離とは、「写せる範囲」の指標となる数字
- 焦点距離が短いと小さく広く写り、長いと、大きく狭く写る
- 実際のレンズの長さと焦点距離は、実は違う
- 今回の記事で、「焦点距離」を確実に覚えよう
いかがでしたか?
これで「焦点距離」というカメラ用語は、確実に覚えられたはずです。
専門用語が多いので、一つずつ覚えて、上達に繋げてください。
では、また(´∀`)ノ