写真の勉強は、インプットとアウトプットのバランスが大事という話
写真がうまくなりたくて、YouTubeやら何やらでそれなりにインプットしてるんだけどなぁ。
なかなかうまくならないなぁ。
なんて漠然と悩んでいませんか?
写真に限りませんが、勉強の仕方にはコツがありますので押さえておきましょう。
今回は「インプットとアウトプットのバランス」のお話です。
写真の勉強は、インプットとアウトプットのバランスが大事
写真が上手くならず、停滞する時期が誰でもあります。僕も完全に行き詰まった経験があります。ぜひこれから伝える方法を実践してみてください。
さっそく、結論です。
インプットとアウトプットの割合を「3:7」にする
写真が停滞するとネットを検索したり、YouTubeで学習したり、いろんな方法でインプットをすると思います。
ここでもっとも大事なことは、インプットとアウトプットのバランスです。
なぜかというと、
- インプットが多すぎると、勉強したことをどんどん忘れていくため、身にならない。
- アウトプットが多すぎると、新しいことを取り入れたり、改善の機会が少なくなり、成長速度が遅くなる。
こんな理由があります。もう少し具体的に解説します。
インプットが多すぎる場合
たとえば、当ブログでは「基本構図14種類の解説記事」を公開しています。
- 日の丸構図
- 三分割構図
- 二分割構図
- シンメトリー構図
- 斜線構図
- 放射線構図
- 三角形構図
- 対角線構図
- 水平垂直構図
- 額縁構図
- パターン構図
- S字構図
- 対比構図
- 点構図
これだけある構図を全部一気に読みこみ、学習するとしましょう。
そして次の撮影時に、実践でどれだけ使うことができるでしょうか?良くて2〜3個ぐらいだと思います。なぜなら、人はすぐに忘れてしまうからです。
リアルな話、初心者の場合、フィールドに出てしまうと頭の中は白紙状態になるものです。僕はそうでした。
「晴れ間が出てきそうだ」「ここは絶景だ〜感動!」「次はどこに行こうかな」なんてことが次々と訪れるので、勉強した構図なんて見事に全部吹っ飛んでいます。笑
で、帰宅後とか数日後ふとした瞬間に、「そういえば試してみようと思ってた構図、全然実践できなかったな〜」→終了。これがリアルです(僕の)。
結局、次の撮影も、その次の撮影も同じことを繰り返すんですよね。これだと、せっかくインプットしても全然成長していけないことになります。インプットがもったいないですよね。
だからインプットが多すぎるのはダメ。と主張しています。続いてアウトプットが多すぎる場合はどうでしょう。
アウトプットが多すぎる場合
アウトプットとは実践のことを指します。このブログの中でも、
- 「とにかくたくさん撮ろう」
- 「質も大事だけど量も大事」
とアウトプットの重要性に何度も触れています。
でもやはり偏ってしまうと、インプットと同様、成長が進まなくなります。
わかりやすいので再び構図の例でいくと、構図の王道「三分割構図」と「日の丸構図」を極めよう。と思い立ち、日々の撮影で実践します。
当然、この2つの構図は上手くなっていきます。間違いないです。でも、三分割で撮ったけど、本当は「シンメトリー構図」にした方がいい写真になっていた。あるいは、三分割構図+パターン構図+対比構図を組み合わせていれば、もっと魅力的な写真になっていた。こんなこともありますね。
後者の例で言うと、「パターン構図」と「対比構図」を知らなかったから使えなかった。ということになります。その場その場で最適な構図を取り入れることができないのです。
これは、アウトプットに偏りすぎてインプットが足りない状態です。おかげでシャッターチャンスを逃してるとも言えますね。
以上、インプットとアウトプットのどちらに偏っても、成長速度が遅くなることが理解できると思います。そして、「どちらかというとアウトプットに偏った方が成長できる」ことも感覚的にわかると思います。
こうして導き出されるのは、「インプットとアウトプットのバランスを取ろう」という結論です。
インプットとアウトプットのバランスは「3:7」
ここまでの内容で、インプットとアウトプットのバランスが重要であることが理解できたかと思います。では、どれぐらいのバランスがいいのか?というのが、この記事の肝になります。
割合としては、インプット3に対してアウトプット7ぐらいがおすすめです。
イメージとしては、インプットしたことを猛烈にアウトプットする感じです。これぐらいで実践するのが一番身になります。
再び構図の話で考えると、
- 日の丸構図をインプットし、猛烈に実践する。
- 次の撮影では、三分割構図に絞って実践する。
これを繰り返すと、忘れてしまう前に、確実に身になります。
確実に身になるとどうなるかというと、日の丸構図が身についている状態で、三分割構図にチャレンジできます。「あれ、この風景だと日の丸構図も入れられるじゃん」となります。
僕の例で言うと、14構図すべて身についているので、
- 「斜線構図」
- 「パターン構図」
- 「対比構図」
がすべて入るのでいい写真になるな。と瞬時に構図を作ることができます。
しかもスポーツでいうところの体で覚えているような状態ですので、勝手に体が反応してこの構図にたどり着きます。
思考せずとも自動的にこの構図になるということです。
ですので、「ひとつひとつ確実に身につけていく」ことを次々と繰り返す。これが最速で成長していくための王道だと思っています。
ブログを運営していてこんなことを言うのもなんですが、ブログの記事もまとめてたくさん読まない方が良いですよ。笑
読んでインプットしているときは、「へ〜、そうなのか。知らなかった。」「勉強になるなぁ。」「これ役に立ちそう。」など、いろいろ思いますが、すぐに忘れちゃいますから。とにかく、インプットして良いなと思ったものはアウトプットしてほしいんですよね。
そういう思いがあるので、構図の教科書では、ダウンロードしてフィールドに持ち運べるようにしています。ぜひ活用してください。
tomokiの体験談
テーマにまつわる僕の体験談を語ります。
今回は「インプットとアウトプットのバランスを見直そう」という話ですが、多くの人はたくさんインプットして、すぐに忘れて実践できない。それを繰り返しているから成長速度がものすごく遅い。ということだと感じています。
僕自身も、初心者時代はなんだかんだ、写真が上手くなりたいと思ってよくネット検索してましたからね。いろんな記事を読んで、「そうか!なるほど!」と思うものの、一向に上手くなっていかない。
ここでとても大事なのは、
- 「人間はすぐに忘れる」
- 「記憶なんて全然信用ならない」
ということを確信を持って知っている状態になることです。これが根底にあれば、完全に行動が変わります。
僕はこれを確信している(自分の記憶を全く信用してない)ので、「これは有益!試してみよう!」という気持ちが湧いたときは、すぐに「スマホにメモ」します。ひとついい記事を読んだら、実践するまで他の記事を読まないようにすることもよくあります。
今現在も、僕には撮影課題が山ほどあります。これを忘れないようにスマホにメモし、実際にフィールドに出たときに活用しています。
こんなに意識している僕ですら、「あれ?今日は何をしようとしてたんだっけ?」なんてことは日常茶飯事です。すぐに忘れます。これをやってなかったらと思うとゾッとしますね。笑
「人間はすぐに忘れる」ということを常日頃、意識しておくことで行動は変わります。ぜひ今日から、いや今から意識してみてください^^
「インプットとアウトプットのバランスが大事」まとめ
「インプットとアウトプットのバランスが大事」まとめ
- インプット多すぎはダメ
- アウトプット多すぎもダメ
- インプット3、アウトプット7のバランスを意識する
- 「人間はすぐに忘れる」「記憶は信用ならない」と確信する
- スマホメモを活用する
インプットとアウトプットのバランスを変えることは、大きな変化を生みます。実践すると、明らかにこれまでとは違う結果が出ることでしょう。もちろんいい方向に。
今回の記事が、あなたの役に立てればうれしいです。
では、また(´∀`)ノ