【一眼レフ・ミラーレス】カメラ初心者の記録画質はRAW?JPEG?
この記事では、カメラを始めたばかりの初心者におすすめの記録画質をご紹介します。
記録画質についての不安をすっきり解消した上で、今後の撮影に臨めますので、ぜひ参考にしてください。
一眼レフ・ミラーレスの記録画質設定
結論からお伝えします。
- 現像をしていない人なら、JPEG
- 現像をしている人はRAW+JPEG
がおすすめです。
理由をご説明します。
現像をしていない人ならJPEG(ファインラージ)
記録画質は大きく分けてRAWとJPEGの2種類があります。
設定の選択肢としては、
- JPEGのみで記録
- RAWのみで記録
- RAW+JPEGで記録
この3つがあり、カメラを始めたばかりでまだ現像をしていない初心者はJPEGのみでいいよということです。
なぜJPEGだけでいいかというと、RAWは自分で現像する人向けだからです。現像していない人なら、JPEGだけでOKというわけです。
設定手順
①メニューから、記録画質を選択
②この画像の通りの選択でOKです。
左から、
- ファインラージ
- ノーマルラージ
- ファインミドル
- ノーマルミドル
- ファインスモール
- ノーマルスモール
- ファイン
です。画質が良い順に並んでいます。
綺麗な写真が撮れる一眼レフやミラーレスですから、最高画質のファインラージを選択しておきましょう。
現像をしている人はRAW+JPEG
自分で現像している人は、両方撮っておくのがおすすめです。
プロでもこの記録方法の人は多いです。
「まったく編集の必要がない」あるいは「ほんのすこしの編集で良い」場合はJPEGを採用し、大きく編集が必要な場合はRAWから現像する。
これが効率的ですが、もちろんその人の撮影スタイルや考え方によるので、正解はありません。参考程度に覚えておいてください。
いずれにしてもRAW現像は上達の要素として必須レベルです。まだ現像していない人も、RAWを視野に入れつつ活動すると良いです。
今後、3つの選択肢をどう使い分けるか?
それでは、もう少し先のことも考えていきましょう。
今はJPEGのみでいい人でも、そのうちRAW現像をするようになるかもしれません。
ざっくりこんな感じの判断基準で良いと思います。
JPEGのみで記録
現像しない人
・画像の容量は小さい
RAWのみで記録
全部自分で現像するのでJPEGは必要ない
・JPEGに比べて容量は大きい
RAW+JPEGで記録
RAW現像もするし、JPEGそのままでいいときもある
・1枚撮影するとRAWとJPEGで記録されるので、一度に2枚ずつ記録される。容量は一番大きい。
上達してくるとRAWで記録するようになると思いますが、JPEGと両方記録するかはその人のスタイルによります。
ちなみに現在の僕はRAW+JPEGです。
RAWとJPEGの最大の違いは?
ここが一番大事です。
RAWとは「生」という意味です。生データということですね。
生の鮭を買ってきたとしましょう。「生」の食材はいくらでも切り分けたり、味付けができますよね。
刺身にするもよし。塩焼きにしてもよし。僕は道民なのでちゃんちゃん焼きも好き。石狩鍋も本当に美味しい。
このように、生で買うといろいろ自分好みに調理することができます。
写真で言うと、自分のイメージ通りに編集することができます。
一方で、鮭フレークを買ってきた場合はどうでしょう。ご飯にかけるか、おにぎりに入れるかぐらいです。写真で言うと、融通がきかないということです。
- RAW:生の食材
- JPEG:加工食品
こんなイメージです。
JPEGというのは、カメラの中ですでに加工されて出力されるので、後から編集できる幅が狭いんです。
だから、編集が上手い人ほどRAWデータで撮影することが多いんですね。
とはいえ、初心者でもRAWで撮影して、自分なりに現像する人もいますので、チャレンジしたい方はRAWで記録するのも良いですよ。
tomokiの体験談
おまちかね(?)の僕の体験談を語るコーナーです(^^♪
僕はカメラ歴が4年ですが、この記録画質については、よく分からないまま2年ぐらい撮影していました。笑
でも実際、僕みたいな人って多いと思います。
- RAWは高画質
- JPEGは低画質
- RAWで撮っておけば後から編集でどうにでもなる
- JPEGは編集できない(融通がきかない)
カメラ歴は長くてもこれぐらいのイメージしか持ってない人もたくさんいると思いますよ。過去の僕なんですけど^^;
「RAWで撮っておけば間違いない」という一見それっぽい理論です。
でもあるとき僕は気付いてしまいました。
「JPEGをなめてた。」
「RAW至上主義は写真が下手になる。」
あくまで僕個人の考えですけどね。
事実、このことに気づいてから僕は一段階レベルアップすることができました。
そんなこともあって、初心者であるこの段階で、RAWとJPEGについて基礎的なことは理解しておくといいと思い、この記事を書いています。
ここまで読んだ方は、ざっくりですが、RAWとJPEGの全体像が理解でき、自分が今どの位置にいるのかを感じてもらえたかと思います。
長くなってきたので、今回はこの辺で終わりますが、次回はもっとJPEGを深掘りしていこうと思います。
まとめ
カメラ初心者の画質設定まとめ
- 初心者はJPEG(ファインラージ)でOK
- 現像するかしないかが選択の基準になる
- RAWは生の食材、JPEGは加工食品
- RAWとJPEGの全体像と、自分の立ち位置を理解しよう
いかがでしたか?
今回の内容が理解できれば、RAWがいいのか、JPEGがいいのかという不安は解消されたと思います。
そして、今後のことも考えた上で活動することもできるはずです。
今回の記事が参考になれば嬉しいです。
では、また(´∀`)ノ
『写真を通して、人生に感動を。』