【風景写真にセンスは不要】最強の思考法で脱初心者を達成できる
そんな方のために「センス不要で上達できる最強の思考法」について書きました!
僕はこの思考法を実践して、風景写真のレベルがガキッと上がりましたので、参考になると思います。
写真が上手くならないと悩んでいる方はぜひ!
- カメラ歴4年
- 北海道美瑛町在住。ほぼ毎日撮影してます。
- 拙著「写真上達マインド」がAmazon新着ランキング1位獲得。Kindle写真集は新着2位。
インスタグラムはこちら→tomoki_biei
最強の思考法「仮説思考」
風景写真が上手くなる最強の思考法とは、「仮説思考」です。
僕は写真を撮ることライフワークにしつつ、企業のコンサルもしているので、マーケティングについても日々、学んでいます。そのエッセンスを写真にも取り入れることで、一気に上達することができました。
それではさっそく、「仮説思考」を解説していきます。
仮説思考とは何か?
仮説思考
- ある仮説を立てる
- 仮説を検証する
- それを元に新たな仮説を立てる
全然難しくないですよね。実にシンプルです。しかしこれを繰り返すことで確実に「改善」が進みます。①〜③を実行する速度が速いほど、改善・成長のスピードが増していきます。
「仮説と検証」を繰り返す。これで覚えてください。
これをやるかやらないかで、半年後、一年後にとてつもない差がつきます。
写真上達を仮説思考で実践する
具体的に写真に当てはめて考えてみましょう。
過去投稿の「一点突破戦略」の中では、「同じ場所に通う」ことを推奨しました。この記事の内容と合わせて実践すると効果的なので、まだ読んでいない人は読んでみてください▼
これは、「ただ同じ場所に通い続ければいい」ということではなく、気付いて仮説検証していくことが、上達における重要な要素になります。
仮説検証の流れ
- 夕日がきれいな池に通い続ける
- 「夕日はこっちだから、日の出はこっちの方角か」(気付き)
- 「あれ?もしかして朝日が当たるとこの木のシルエットがすごい幻想的な感じになるんじゃない?」(仮説)
- 翌日、早朝に足を運ぶ→「やっぱり思った通りだった!」(検証)
- 「なるほどね。時間によって全然景色が違う。他の時間帯はどうかな?日中だとここがきれいかな?」(新たな仮説立て)
これが仮説検証です。
たとえばこの人がこれを毎日やったとしたら、どうなるでしょう?
もし一ヶ月間繰り返したら、いい写真がたくさん撮れていると思いませんか?
- 「ただ何も考えずに通い続ける」
これでは成長速度が遅いことが明白ですし、
- 「一ヶ月に2回しか行かない」
これでは機会が少なすぎて成長が進みません。「カメラ初心者は勉強と練習。たくさん撮ろう」という記事では、打席に立ち続けることが重要だというお話をしましたが、まさにこういうことですね。
ある程度、機会を多くしながら仮説検証もしていく。このスタイルが最も生産性を高めます。
ぜひこれを実践してみてほしいです。確実に成長します。
仮説思考の注意点
ここまで、仮説思考により、仮説検証を繰り返すことが大事とお話ししてきましたが、一点、大事なことがあります。
先ほどの仮説検証の具体例では「日の出はこっちの方角か」という気付きがまず最初にありました。
「そもそもこの気付きがなければ、仮説を立てることができない」というのが、実はこの仮説思考の根本的な問題です。
特に初心者のうちは、目の前の撮影で頭の中がいっぱいになり、気付けないことが多いです。
その解決策として、「同じ場所に通う」があるのです。通い慣れた場所では心に余裕が生まれ、ここだと気付くことが可能な環境になります。
先ほどご紹介した過去の記事も全部繋がっていますので、それぞれを繋げて考えてみてください。
仮説思考自体は、「もしかして、これはこうなんじゃないか?」と考えたら、それを実際に検証する。というシンプルなものです。
しかし、その前段階である「気付き」を得るのが案外難しいわけです。
「人は当たり前と思うことは思考が停止してしまうので、常に疑問を持つ」という姿勢が大事です。
SNSの情報や日々のニュース、日常生活の中でも「気付く力」を育んでいけますので、意識してみましょう。
tomokiの体験談
「仮説思考」は、とってもとってもおすすめの思考法で、写真以外でもさまざまな場面で使い続けてほしいです。
たとえばインスタグラムのフォロワーを増やしたいと思ったとき、適当に投稿しないで、見てもらいやすい時間を仮説立てして投稿し、その結果を検証する。これを続ければ最適解が見えてきます。
こういうことは普通に生活の中でみんなやっていることなんですが、「検証」をしないんですよね。
「たぶんお昼休みの時間帯はスマホいじるから見てくれやすいよな〜」なんて思ってやってみるんですが、ほとんどの人がその結果を分析しない。その典型的なタイプでしたね、僕は。笑
仕事においてもそうです。ある日突然、「きた!これだ!」という斬新なアイデアが舞い降りてきて、それをすぐに実践してみます。意気込んでやってみたものの、時間が経つとすっかり冷めてしまい、結果の検証や反省をしない。毎回こんな感じでした。
周りの人たちもみんなそうでしたけどね。だけどやっぱりこういうところにチャンスがあるんですよ。みんなやらないから。だから自分がやればそれだけで一気に差がつくんですよね。
僕の人生に仮説思考を取り入れたところ、劇的に好転しましたので間違いないです。あなたも継続することで、絶対に写真が上達しますよ。
特に風景写真を撮る方は、虹や霧、ハロなどの自然現象を撮影するじゃないですか。仮説思考を持ち込むことで、意図的に自然現象を捉えることができます。「今回はダメだったけど、次回はこうしよう。」これを繰り返すと、自然現象を追い込んでいけるようになります。
ハロに仮説思考を持ち込むと、「もうすぐハロが出そうだな」とわかるぐらいまで追い込めます。
すると、狙った風景と自然現象を合わせることができるようになります。
「自然現象を単体で撮る」のはさほど難しくないので誰でも撮れます。ですが、風景写真上級者は、自然現象と風景を合わせにいきます。そのためには、仮説思考が重要です。
僕は天気予報と雲の状態で、ハロが出そうなタイミングがわかるようになりました。結果、このときもキガラシ畑とハロをきっちり狙って撮影できました。
ぜひあなたも仮説思考を持ち込んで、風景写真を撮影してみてください。とても楽しいですよ^^
まとめ
仮説思考まとめ
- 仮説思考とは仮説検証を繰り返すこと
- 仮説検証を高速で回すと写真上達も早くなる
- 気付きがないと仮説立てができない
- 同じ場所に通えば気付きやすくなる
- 日常生活から意識して気付く力を身つける
- 仮説思考で自然現象を捉える
いかがでしたか?
これを実践することで、「写真が上達しない」という初心者でも、大きく改善して成長していけるようになります。
実践してみてください。
では、また(´∀`)ノ
『写真を通して、人生に感動を。』