【脱初心者への道③】カメラモードを使い分ける。Pモードとオートの違いも説明
そんな初心者向けに「各モードの違いがわかりやすく理解できる記事」を書きました。
本記事を読むと、速やかにオートモードから卒業ができ、各モードの使い分けができるようになりますよ^^
カメラモードでお悩みの方はぜひ!
【北海道美瑛町のフォトグラファー】 地元をこよなく愛する田舎のフォトグラファー。北海道美瑛富良野をメインフィールドに、年間250日以上、自然風景を撮影している美瑛町民です。写真は人生を豊かにしてくれます。 インスタグラムはこちら→tomoki_biei
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【脱初心者への道③】カメラモードを使い分ける。(canon機で解説)
※今回も、手元に説明書を用意して読み進めるとわかりやすいと思います。
※当ブログの初心者おすすめ機種 Canon EOS RPで説明しています。
モードはたくさんありますが、全部覚えなくて大丈夫です。以下の4つのモードを使い分けできるようになりましょう。
- <P>プログラムAE
- <Av>絞り優先
- <Tv>シャッタースピード優先
- <M>マニュアル
※ニコン、ソニーは、Av→A、Tv→Sになっています。
簡単に説明すると、
- <Av>絞り優先:ボケ具合を重視(花・風景など)
- <Tv>シャッタースピード優先:シャッタースピードを重視(動物など)
- <P>プログラムAE:絞りとシャッタースピードはカメラまかせ。露出(明るさ)やピクチャースタイル・ホワイトバランス(色味など)を自分で決められる。オート(A+)よりも設定でききることが増える。(ボケもシャッタースピードもこだわりがない撮影向き。)
- <M>マニュアル:全ての設定を自分でやる。
ということで、ある程度<P><TV><AV>で撮り慣れてきたら、最強モード<M>への移行を目指しましょう^^
①<P>プログラムAE
まずは<P>モードからスタートしましょう。
- モードダイヤルを<P>に合わせる
- ISOをオートに設定。
- F値とシャッタースピードは自動で調整してくれます(画像1/125、F5.6)
- 明るさを調整したい場合は、露出補正をサブ電子ダイヤルで調整。(くるくる回すとここが動くダイヤルがあるはず^^)
- シャッターボタンを押して撮影
基本、これだけです。
自分で決めるのは「明るさだけ」で、絞りとシャッタースピードはカメラまかせです。
特に明るく撮りたいときにこのモードがおすすめですが、写真において明るさがどれほど重要なのかをこの機会に学びましょう。
と思うような世の中にある写真は、大抵明るいです。
たとえば、こういう写真は意図的にかなり露出を上げています。
よく見かけるような写真ですが・・・
「普通に撮ったらこうならないよね」っていうぐらい明るくすることで、美味しそうな写真に変身します。
普通にスマホ感覚で写真を撮ると、暗めになります。スマホ写真脳を捨てて、思い切って露出を上げるのがコツです。
ダイヤルをくるくる回すだけで絞りとシャッタースピードは自動的に調節してくれるので、とても楽です。
これをぜひやってみてほしいですね。自分で撮った写真を見て、「素敵!」と感動してほしい(^^♪
まずは自分のイメージする明るさで写真が撮れるようになりましょう。
<P>モードで撮り慣れてくると、驚くほどいい写真が量産できるようになりますよ。
②<Av>絞り優先
一眼レフやミラーレスといえば、きれいな「背景ボケ」が撮れるというイメージを持っている方が多いはず。
ボケを自由自在に表現するにはこのAvモードを使いましょう。
- モードダイヤルを<Av>に合わせる
- ISOをオートに設定。
- メイン電子ダイヤルで数値を設定する(F◯.◯という数値=F値。絞り値とも言います)F値が小さくなるほどボケます。
- 明るさを調整したい場合は、露出補正をサブ電子ダイヤルで調整。(くるくる回すとここが動くダイヤルがあるはず^^)
- シャッタースピードは自動で調整してくれます
- シャッターボタンを押して撮影
たとえば、背景ボケをさせてふわっと明るく花を撮影したい。そんなときはAvモードです。
こんな写真が撮れます。
ボケを狙いたい場合(花、人物、食べ物など)に重宝しますので、カメラの醍醐味でもあるボケを楽しんでみましょう。
僕は玉ボケの撮影が特に感動しましたね。夢中になって撮った記憶があります(^^
このモードを通常使用しているプロもたくさんいます。マスターしましょう。
③<Tv>シャッタースピード優先
動く被写体を撮影するときにこのモードを使用します。
運動会の写真など、走っている子供を普通に撮影すると、ブレてしまいますよね。
そのブレは、シャッタースピードを速くすることで抑えることができます。
- モードダイヤルを<Tv>に合わせる
- ISOをオートに設定。
- メイン電子ダイヤルで数値を設定する(運動会なら1/500ぐらいにするとだいたいブレを止められます)
- 明るさを調整したい場合は、露出補正をサブ電子ダイヤルで調整。(くるくる回すとここが動くダイヤルがあるはず^^)
- F値(絞り値)は自動で調整してくれます
- シャッターボタンを押して撮影
僕は野生動物を撮影するので、初心者時代は絞り優先モードよりも、シャッタースピード優先の撮影が多かったです。
素早く動く動物なんかは、1/500秒とか1/1000秒とか、早いシャッタースピードが必要になります。
これをマスターすると、あえてシャッタースピードを遅くして被写体をブラし、躍動感やスピード感を表現するということもできるようになります。
野生動物などをビタッと止められると感動しますよ(^^
シャッタースピードを極めると、表現の幅が大きく広がります。
ひたすら練習しましょう。
④<M>マニュアル
賢明なあなたはすでにお気付きかもしれません。
明るさもボケも動き物も、すべての表現は「ISO」「F値」「シャッタースピード」の3つバランスで成り立っているということを。
マニュアルモードは、この3つをすべて自分で調整しながら撮ります。
慣れが必要ですが、慣れてしまえば、瞬時に、かつオートマチックに3つの数値を感覚的に調整しながら撮影することが可能になります。
まさに自由自在。
使い慣れてくると表現の幅が広がるだけでなく、シャッターチャンスを逃すことも少なくなります。
今回解説した各モードの基礎をしっかりと身に付けることで、マニュアルへの適応も早くなると思います。
できるだけ最速でこのマニュアルモードにたどり着いてくださいね(^^
おわりに
✅<P>プログラムAE
✅<Av>絞り優先
✅<Tv>シャッタースピード優先
✅<M>マニュアル
以上のカメラモードを順番に使ってみてください。
マニュアルまでたどり着くころには、驚くほど上達していることでしょう(^^♪
ちなみに僕自身は、A+(オートモード)すら使わず、Pモードも飛ばし、いきなりAvモードで撮影を開始しました(全然わからないので適当に始めました笑)
そして動物撮影が楽しくてTvを使い出し、たぶん1ヶ月もたたないうちにマニュアル撮影に移行しました。
これも何の知識もなく、「どうせマニュアルを目指すんだから、最初からマニュアルで撮影した方がいいでしょ。」みたいな軽い気持ちでしたね^^;(もちろんその後、悪戦苦闘)
でも今振り返ればこれで全然OKでしたね。使っていれば慣れるもので、慣れてしまえばマニュアルが一番楽です。逆に僕は、P、Av、Tvの方が使い慣れないです(今でも)。
今回は超初心者向けのカメラモード解説でしたが、
という燃えるような意気込みがある人は、ぜひマニュアルにチャレンジしてみてください(^^♪
このあたりのスタイルも人それぞれですので、自分のスタイルを探りながら楽しんでいきましょう。
というわけで、今回は以上です。
この記事がお役に立てれば嬉しいです。
では、また(´∀`)ノ
『写真を通して、人生に感動を。』