ただでさえ快適なREVORING VND(Vari ND3-1000 CPL)がもっと快適になるカメラ設定を2つご紹介します。
カメラに搭載されている「カスタム機能」に、REVORING撮影に適したF値やシャッタースピードなどの設定を登録しておくことで、瞬時にその設定を呼び出して撮影することが可能になります。
これにより、
・さらなるスピードアップ
・撮れ高アップ
が約束されます。
すぐに設定して、「あなたの撮影に最適化されたフィルターワーク」をお楽しみください。
フォトグラファー
北海道美瑛町在住
詳しいプロフィール
H&YとKANIの「角型フィルターシステム2刀流」で毎日のように自然風景を撮影しています。H&Yフィルターのおかげで日々の撮影が楽しく豊かで快適になりました。その魅力を一人でも多くの人に伝えるべく、情報発信しています。
- 北海道美瑛町在住
- Kindle写真集「美瑛富良野ひととせ記」シリーズ出版中(全12冊の予定)。
- 丘のまちびえいファンガイド
- 星のソムリエ(準星空案内人)
- 姉妹サイト「美瑛フォト」運営
REVORING VNDがさらに快適になるカスタム設定2選!
今回お伝えする設定は、「カメラのカスタム設定」です。
次に挙げる2つのカスタム設定を作ります。
- スローシャッター設定
- 動画設定
なぜこれを設定すると撮影がラクラク快適になるかというと、
- スチール撮影
- 動画撮影
- スローシャッター撮影
を切り替えて撮影するのが素早くできるからです。
想像してみてください、次のような状況を。
REVORINGで流れる朝霧を動画撮影したあと、同じ場面で雲と霧をスローシャッター撮影したい。こんなこともよくあります。
F値を4.5からF13へ、シャッタースピードを1/60から30秒に変えるとか、地味に面倒で時間とストレスがかかります。
一度や二度ならいいのですが、REVORINGを使用すると切り替える機会が増え、そのたびに設定が大きく変わるなんてことが日常茶飯事。
この手間とストレスを解消し、スピードアップを可能にするのが今回のカメラ設定なんです。
当然、シャッターチャンスが増え、撮れ高アップにもつながります。
お手元にカメラと説明書を用意して読み進めてくださいね!
カスタム設定の準備をする
現在の主要メーカーでしたら、どのカメラにもカスタム設定のダイヤルがあるはずです。下記のようにメーカーによって名称は異なります。
- SONY・・カスタム撮影設定
- Canon・・カスタム撮影モード
- Nikon・・ユーザーセッティングモード
ここにREVORING撮影用の設定をしていきます。
設定の方法も各メーカーによって異なりますので、説明書を見てカスタム設定を進めていきましょう。
一例ですが取扱説明書(web)のリンクを貼っておきます▼
該当するページを開いたら準備完了です。
スローシャッター設定
僕はCanonですので、この設定を「C1」に登録し、たとえば「雲をスローシャッターで流したいとき」にC1を呼び出して撮影します。
ちなみにこの設定数値は、「僕の撮影環境では、初期値にしておくと扱いやすい数値」ということです。この設定をデフォルトとし、状況によって微調整して撮影します。あくまでも参考ということで、ご自身の使いやすい数値に設定してくださいね。
動画設定
僕はこの設定を「C2」に登録しています。動画の場合はシャッタースピードがほぼ固定になりますので、設定しておくとSS1/60を呼び出せるので便利です。シャッタースピード優先モードにして登録しても良いですね。
「スチールが基本ですが、ここは動画も撮りたいな」と思ったらC2にして、再びスチール撮影にする場合は「M」に戻します(スチールはいつもマニュアルモードで撮っていますので)。
これなら「M(スチール)」→「C2(動画)」→「M(スチール)」→「C2(動画)」と頻繁に切り替えてもスピーディーかつストレスも少ないです。
こんな状況がけっこうあるんですよね。
少し面倒だけどホワイトバランス設定もすべき!
ここまでご紹介した「スローシャッター設定」と「動画設定」だけでも良いのですが、これらに「ホワイトバランス設定」を追加すると完璧です。
なぜなら「色被りの補正」ができるからです。
現在、REVORING VNDを使っている方の中には、「色被りが気になる」という人も多いでしょう。僕がその一人ですので。
ホワイトバランス設定をすることで、色被りが大きく改善できます。
カスタム設定でホワイトバランスの補正も登録しておけば、現像時の調整もかなり楽になります。
面倒と言ったのは、ホワイトバランスの補正は現場でする方が正確だからです。
比較的、よく撮影するような環境下で調整すれば、自分の撮影に最適化されたホワイトバランス設定になります。
というわけで面倒なのは否めませんが、やる価値はめちゃくちゃあります。
【おまけ】動物設定
おまけと言いつつかなり便利。僕が「C3」に登録しているカスタム設定です。
風景撮影をしていると、突然ひょこっと動物が現れることがありますよね。
美瑛富良野エリアだと、キタキツネやエゾシカ、エゾリス、野鳥などに出会うことが多いです。
彼らは一瞬でいなくなることが多く、カメラ設定を変えているうちに撮り逃します。
そんなときに動物設定があれば一瞬のシャッターチャンスをものにできますよ。
AFの設定も風景とは違うので、あらかじめ全ての設定を登録しておくことで、「C3」を呼び出しいきなりシャッターを切っても動物を捉えられます。
動物も撮る人には超おすすめですよ♪こうやってどんどんカスタマイズしていけば快適になる上、シャッターチャンスが増えていきます。
REVORING VND用カスタム設定体験談
このカスタム設定というのは、REVORING VNDに限らず、写真上達において基礎基本だと考えています。
カメラを使いこなすことが、「写真のクオリティー向上」と「シャッターチャンス増」に直結するからです。
僕自身、あるときを境にカメラの仕組みを一から勉強しました。その上、しっかりと説明書を読みながら、設定のカスタマイズを実践したのです。
するとどうでしょう。
これまで上達せず悩んでいたのが嘘のように、目に見えて写真が上達し、驚きました。明らかに撮影の効率が良くなり、シャッターチャンスを逃さなくなったんです。
↑そのときに使用した本(めっちゃ難しいけど数週間かけてコツコツ勉強した甲斐がありました)。
「ここまで変わるものなのか!」と感動したと同時に、「なぜ今までこれをやらなかったのだ・・!!」と猛烈に反省したのを覚えています。
それ以来、「カメラの機能を知ること」「使いこなすこと」を意識し続けています。使いこなすまではいかないですけどね。笑
で、REVORING 設定を実践で使ってみてどうか?
答え:完全にラクです。
- スチールを撮り、動画も撮りたい場合にラク♪ ↓↓
スチールも撮るし動画も撮る。そんな方には本当に便利。
少し移動してまたスチールも動画も撮影。
そしてまた・・なんて頻繁な切り替えにもしっかりと対応できます。
- 突然動画に切り替えたい場面もラクラク♪そう、動物登場です。↓↓
動物が現れたのでとっさに切り替えてスチール撮影はまだ可能ですが、
とっさに動画撮影は「REVORING VND+カスタム設定」だからできる芸当です。
素晴らしいですね。
- スローシャッターしたいときにラク♪ ↓↓
スチール撮影しながら、突如スローシャッターがしたい場面もありますよね。
このときはスチールを撮ったあと、REVORING VNDを装着し、SS1/80→30秒に変更というシーン。
普通に設定変更すると1/80から30秒ってけっこう面倒なわけです。
ここで一発でカスタム設定に切り替えて撮影ができますのでラクなんですね。
カスタムモードを使っていると、いつの間にか体が覚えてくれます。一瞬でスムーズに切り替えられるようになり、撮れ高が上がります。
カメラの機能を理解し自分仕様にカスタマイズすることは、極めて大事なことだと思っています。
「REVORING VNDがさらに快適になるカスタム設定2選!」まとめ
- REVORING VND用のカスタム設定をすることで、スチール、スローシャッター、動画撮影の切り替えが素早くできる
- シャッターチャンスを逃さなくなり、撮れ高が上がる
- 少し面倒だけどホワイトバランス設定もするべし!
- おまけで動物設定も超便利!
- カメラの機能を理解し、カスタマイズすることはめちゃくちゃ重要!
REVORING VNDという素晴らしいアイテムと、便利なカメラ設定を組み合わせることで、さらにフィルターワークを極めていけます。
圧倒的なスピードでシャッターチャンスをものにしていきましょう。
では、また(´∀`)ノ
tomoki (tomoki_hy)でした。
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