H&Y ドロップイン ブラックミストフィルターで表現の引き出しを増やす

H&Y独自のドロップイン機構で使用可能な「 K-Series ドロップインBlack Mistフィルター（ブラックミストフィルター）」。

自然風景で使用することで、やわらかい光のイメージを描くことができ、表現の幅を広げ、引き出しを増やしてくれるアイテムとなります。

想像していたよりも風景撮影で使えるフィルターでした。

そんなわけで、今回は「ドロップイン ブラックミストフィルター」について書いていきます。

H&Y ドロップイン ブラックミストフィルターの概要

実は、H&Yのブラックミストフィルターは大きく分けて3種類あります。

他にビルトインタイプREVORINGへの重ね付け用途の「magnetic black mist for REVORING」もありますので一応ご紹介しておきます。

ドロップインとREVORINGの選択肢がありましたが、朝の光で撮影する機会が多いことと、角型フィルターと併用することを考え、僕はドロップインタイプを選択しました。

ブラックミストフィルターは、効果の強度が3種類あります。

この中で、1/4を購入しましたので、ドロップインブラックミストフィルター1/4での作例をご紹介していきます。

H&Y ドロップインブラックミストフィルター1/4で風景撮影

光を拡散させる効果があるため、強い光が入る場面で活躍してくれます。

ふわっと優しいテイストになるため、そういった表現がしたいときに有効です。

森林での木漏れ日など、とても相性が良いですね。

花との相性も良く、エモい雰囲気になりやすいです。

お花好きなカメラ女子は１枚持っておくと重宝しそう。

個人的なイチオシはキラキラシーン。

いろいろ試しましたが、一番はっきりと効果が現れました。

効果が出すぎて白飛びしました笑

動画でも効果を実感できます。

ブラックミストは、「ハイライトを拡散しつつも全体のシャープさを損ねないことが最大の特徴」と謳っていますが、それがよくわかる作例になりました。

シャープさとソフトさを両立したフィルターです。

ハイキー撮影ではしっかりと効果を発揮してくれます。

これまでハイキー撮影はあまりしてきませんでしたが、ブラックミストフィルター購入によってその魅力に気付きました。

ブラックミストフィルターとソフトフィルターは何が違うのか？

エッジングによるソフトフィルターは画面全体が白っぽくなり全体のシャープさが損なわれたり、光が楕円状に拡散される傾向にあるが、Black Mistフィルターはハイライトを拡散しつつも、全体のシャープさを損ねないことが最大の特徴

https://hy-filter-japan.com/items/6258ef730d4f3a51a0394126

公式サイトには上記の説明がありますが、実際のところどうなのか？

「ブラックミストとソフトフィルターは似たようなもんでしょ？」と思っている方も多いと思いはず。手持ちのソフトフィルターと比較してみましたのでご覧ください。

ちょっとハイキー気味で撮ったこの写真を、H&YブラックミストフィルターとKenkoソフトフィルターで比較してみます。

↑左：ブラックミストフィルター使用　右：ソフトフィルター使用

うーん、確かに。公式サイトの説明に納得です。

使ってみると全然違いますね。

ソフトフィルターは風景写真としてはぼんやりしすぎて少し不自然というか違和感のある仕上がりになってしまいました。

僕は圧倒的にブラックミストフィルターが好みです。

ブラックミストフィルターの正直な感想（メリット・デメリット）

ブラックミストフィルターの正直な感想を、メリットとデメリットに分けて書いてみました。

購入を検討している方は参考にしてください。

メリット① 光をふんわり柔らかく拡散させる

ブラックミストフィルターの最大の特徴はこの効果です。作例紹介の通り、光を拡散させふんわりとしたエモい雰囲気にしてくれます。

正直、最初は「フィルターありと無しで効果の差があまり出ないんですけど」という感じになり苦戦しました。

でも何度も使っていると、「なるほど〜。こういう光の状況だとブラックミストフィルターが効果を発揮してくれるのね。」というのがわかってきます。そうなれば思い通りのイメージで撮影できますね。

使いこなせるようになってくると、とても楽しいフィルターです。

メリット② シャープさとソフトさを両立

これを実感するのに少し時間がかかりましたが、撮影をしているうちに徐々にわかってきました。

上の写真なんかがそうですが、シャープさを残しながらエモみを出してくれています。

ソフトフィルターとの比較でもよくわかりますよね。

メリット③ ハイキー撮影に効果を発揮

強い光が入っている場面でもローキーだと効果は出ないですが、ハイキー撮影でははっきりと効果がわかる写真が撮れます。

普段、あまりハイキーで撮影しない人の方が驚きと発見が大きいフィルターになると思います。

ハイキー撮影が楽しくなりました。

デメリット 用途が限定される

ハイキーで逆光気味の場面に最も強い効果が得られますが、それ以外ではあまり強い効果を感じないのが正直なところ。

僕は効果が強すぎると嫌だなと思い、ブラックミストフィルターの強度「1/4」を購入しましたが、「1/2」でも全然良いのではないかと感じました。

そのうち1/2を購入するかもしれません。

ブラックミストフィルター雑談

ブラックミストフィルターはポートレートなどに向いていて、風景では使わないのかなと思ってずっとスルーしていました。

ところがあるとき、極上の風景写真フィルターブックで紹介されているのを見たのがきっかけで興味がわき、購入に至りました。

購入直後はあまりうまく撮れずに苦労しましたが、いろいろ撮っているうちに風景でも十分使えて楽しいフィルターだと感じました。

これまでなら絶対にハイキーで撮らない場面でハイキーで撮ることも多々あり、そのたびに新たな発見や気づきも生まれ、表現の幅が広がったと思います。

風景あるあるかもしれませんが、撮影の場所や時間、光、撮り方など、いつのまにか同じパターンの繰り返しになりがちです。

そういう意味では、フィルターワークというのは選択肢が増えるので良いですよね。今回のブラックミストフィルターもまさにそんな1枚になりました。

フィルターワークがさらに楽しくなり、表現の幅も広がった、買って良かったフィルターになりました^^

「H&Yドロップインブラックミストフィルターで風景撮影」まとめ

ハイキー撮影が楽しくなり、風景撮影に新たな発見や気づきを与えてくれるフィルターです。

ブラックミストフィルターで、さらにフィルターワークを楽しんでいきましょう♪

では、また(´∀`)ﾉ

tomoki （tomoki_hy）でした。